会社員とは雇用主から給料を得て生活する人たちのことを言います。
明治期には会社員のことをサラリーマンと呼ばれるようなりました。サラリーマンは主に男性をイメージさせる言葉であり、女性に対してはOLやキャリアウーマンなどと呼ばれています。
会社員を英語で表記する時にoffice workerと表記されますが、他にも会社員や職業を表現する時に使われる英語があります。
英語圏では自分自身の職業について説明する時に、会社員というよりも、さらに詳しくどのような職業なのか伝えることが一般的です。
本記事は、会社員を含めた職業に関する英語の表現方法についてご紹介します。
「会社員」って英語でなんて言うの?
会社員を英語で「office worker」、「employee」、「office clerk」と表記します。
それぞれが働いている会社員という意味だけでなく、どのような職場環境で働いているのかでも使い分けをする必要があります。
どのような意味の違いがあるのか見ていきましょう。
office worker
雇われている会社員や内勤として働いている人をoffice workerで表記します。
内勤とは事務員や会社のオフィスで働いてることを言います。
複数形はoffice workersです。
職業を聞かれた時の職業紹介の例文を見て行きましょう。
仕事は何ですか?
私はIT会社の事務員として働いています。
employee
一般的に雇われている従業員をemployeeで表記します。
さらにcompany employeeの表記でも会社の従業員、会社員と言う意味として使うことができます。
どちらにお勤めですか?
証券会社の従業員です。
従業員には正社員、パートタイムや派遣社員などというようにいくつもの雇用形態があります。
正社員はfull time employee、パートタイム社員はpart time employee、派遣社員はtemporary staff/employee、契約社員contract employeeというように詳しく分けて表現することができます。
お母さんは何をしていますか?
My mother has been working as a part time employee since her retirement at an insurance company.
お母さんは保険会社を退職してからパートタイムで働いているよ。
office clerk
事務員をoffice clerkで表記します。
書類作成や整理、データ入力に電話対応などの事務作業全般に行うオフィスでの仕事をする社員のことを言います。
どういう関係のお仕事ですか?
もともとは事務員でしたが、その後は営業をすることになりました。
「職業」にまつわる英語表現とは
会社員なども含めて職業とは英語でoccupationと表記します。
詳しくいうと規則的に従事したり、医師・教師などのように専門的な職業はoccupationに含まれます。実業・商業関係の営利を目的とする職業は businessに分別されます。
よく英語で使われやすい単語として仕事を意味する jobがありますね。これは仕事について全般的な広い職業を表すことができるため、occupationよりも使いやすい印象があります。
それぞれの職業の単語について説明していきます。
occupation
職業について尋ねたり、出入国カードやビザの申請、入国審査書では記載の項目でよく見かける英単語がoccupationです。
職業について答える時に日本人は会社員と答えてしまいやすいのではないでしょうか。海外では、会社員と言う表記よりも、さらに詳しく返答することが一般的です。
それでは海外での入国時の受け答えの例を見ていきましょう。
何の目的で訪れたのですか?
仕事です。
職業は何ですか?
秘書です。
他にも職業についての一覧は以下の通りです。
engineer(エンジニア)、bank clerk(銀行員)、manager(経営者)、waiter(ウエイター)、waitress(ウエイトレス)、car worker(介護福祉士)、nurse(看護師)、sales clerk(販売員)
job
jobは1つ1つ作業する仕事や職業であり、業務を行うことで、報酬が生じる仕事のことを意味します。
Jobは名詞のみで活用することができるため、例文は以下の通りになります、
I ‘m a nurse.With two kids and a full-time job, I’ve a lot on my plate already.
看護師をしているの。子育てに正社員の仕事にいつも忙しくていっぱいいっぱいになっちゃっているの。
work
workとは働くことによって報酬を得る、得られないに関わらず、全ての仕事や業務のことを意味します。
仕事を表す範囲が広いので、使いやすいと言えるでしょう。
workは動詞と名詞で活用できます。動詞と名詞のそれぞれで例文は以下の通りになります、
Starting the business was hard work, but his efforts are finally paying off.
仕事を一生懸命働いたので、彼の努力はついに報われたのだ。
I work for a magazine in Japan. What kind of work do you do there?
日本の雑誌関係の仕事をしています。そこではどんな仕事をしているのですか?
まとめ
日本では使い勝手の良い「会社員」と言う言葉ですが、雇われている会社員を表現する時にはoffice worker、employee、office clerkを使って見てください。
それぞれが会社員のくくりですが、office worker、office clerkはイメージとしてはオフィスなどの社内で仕事や事務職の意味合いがあります。
会話の中や旅行、海外の入国の書類記載などでは、自分自身についてどのような職業をしているのか尋ねられる場面があります。
会社員であれば、office workerなどと表現しても間違いではありませんが、どのような仕事をしているのか詳しく話すことが一般的です。
会社でエンジニアの仕事に従事しているのであれば、職業名をengineer(エンジニア)と伝えるようにしてください。
この記事を参考に、ぜひ英会話で活用してくださいね。