“potential”は、「ポテンシャル」としてカタカナ英語でも使われる表現です。
そんな”potential”ですが「実際の英語ではどのように使うのかな?」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、“potential”の意味や使い方、”potential”を使った英語表現についてまとめました。
“potential”について詳しく知りたい方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
記事を最後までチェックすれば、”potential”について理解でき、英会話のレベルがアップしますよ。
“potential”の意味
“potential”は名詞と形容詞として使われる英語表現です。
“potential”には「潜在力」「将来性」「見込み」といった3つの意味があります。和製英語で「ポテンシャル」と言いますが、それとほとんど同じ使い方で”potential”も使うことができます。
まずは形容詞としての”potential”を使った例文について見てみましょう。
He is looking for potential girlfriends online.
訳)彼はネットで彼女になりそうな人を探しています。
Aさん
The potential money to be made by this project are large.
訳)この計画により稼ぐことになる潜在的なお金は大きいです。
Aさん
You should stay at the counter in case of potential customers.
訳)見込み客が来るときのためにカウンターにいるべきです。
Aさん
We want to advertise in the newspaper to reach elderly potential customers.
訳)私たちは年配の見込み客に届くように新聞で宣伝したいです。
上記は形容詞として”potential”を使用する際の例文です。次に名詞として”potential”を使用する際の例文について見てみましょう。
Aさん
He’s not ready yet but she has a lot of potential.
訳)彼はまだ準備できていないが、多くの将来性を持っています。
Aさん
He has a lot of potential as a painter.
訳)彼は画家としての多くの潜在能力を持っています。
Aさん
The start-up is showing a lot of potential and attracting many investors.
訳)そのスタートアップは大きな将来性を見せて、多くの投資家をひきつけています。
Aさん
With these chemicals, there is a high potential for a fire.
訳)これらの化学物質があると、火事になる高い可能性があります。
最後の例文を見ても分かるように”potential”はネガティブな場面でも使用されます。一方和製英語として使う「ポテンシャル」はポジティブな場面でのみ使用します。
この点が、和製英語と実際の英語での意味の違いです。
“potential”を使った英語表現まとめ
“potential”を使った以下2つの英語表現を紹介します。
- “potentially”
- “potential to”
それぞれ詳しく見ていきましょう。
“potentially”
“potentially”は、”potential”をそのまま副詞にした英語表現と考えていただいて問題ありません。
“potential”は「潜在的な」という意味でしたが”potentially”だと「潜在的に」という意味になります。
ただし”potential”と比べると、英会話で使う頻度や英文の中で登場する頻度はかなり低いので、そこまで優先的に覚える必要はありません。
“potentially”を使って例文について、見てみましょう。
Aさん
Barbecuing on the balcony is potentially dangerous.
訳)バルコニーでのバーベキューは、潜在的に危険です。
Aさん
COVID-19 is a potentially fatal disease.
訳)新型コロナウイルスは、潜在的に死に至る病気です。
上記2つの例文を見ても分かるように、”potentially”がなくても英文は成り立ちます。よって”potentially”が使われる機会はそれほど多くないのです。
“potential to”
“potential to”は、「〜する潜在性」「〜する可能性」という意味の英語表現です。
“potential to”を使った例文は以下のとおりです。
Aさん
Cigarettes have the potential to cause cancer.
訳)タバコは癌を引き起こす可能性があります。
Aさん
Facebook has the potential to connect people from vastly different cultures and countries.
訳)フェイスブックは広く異なる文化と国々からの人々を結び付ける可能性を持っています。
“potential”と”talent”の違い
“potential”と似た意味を持つ英単語として”talent”があります。
“potential”は「ポテンシャル」として”talent”は「タレント」としてどちらも和製英語としても使われている英語表現ですが、実際の英語ではどのような違いがあるのでしょうか?
まず”potential”は将来良い方向に働く可能性が高い能力を表現する際に使われます。一方で”talent”はその人が持っている自然な能力を指します。
“potential”と”talent”を使った例文を実際に見てみましょう。
Aさん
She has a lot of talent.
訳)彼女は多くの才能を持っています。
Aさん
She has a lot of potential.
訳)彼女は多くのポテンシャルを持っています。
上記2つの例文は、どちらも同じ文章です。”potential”と”talent”の部分がそれぞれ入れ替えられています。
“potential”と”talent”の違いに基づいて考えてみると1つ目の例文ではただ能力を持っている状態を表します。一方2つ目の例文では、成長する余地があることを表しています。
“potential”と”talent”をうまく使い分けられるようになると、英会話の幅も一気に広がりますよ。
まとめ
“potential”の意味や使い方、”potential”を使った英語表現について解説しました。
“potential”について、理解できましたでしょうか?”potential”に関する知識を得たら、あとは実際の英会話でそれを使ってみるだけです。
実際の英会話で使ってみることで、本当に使える英語表現となります。頭の中に知識としてインプットしただけで、満足しては行けません。
また今回のように、分からない英単語に出会ったらその場で調べて解決する癖をつけましょう。そうやって分からない表現を1つずつなくしていくことが、今後英語力を継続的に伸ばしていく鍵です。