海外ユーザーのSNSを見ているときや英会話をしているときに”throwback”という英語表現を見聞きして「どういう意味なの?」と疑問に思った方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、“throwback”の意味や使い方、”throwback”と意味が似た英語フレーズについて解説します。
また特にSNSで見かけることが多い”Throwback Thursday”という英語表現についても紹介しています。
記事を最後までチェックすれば”throwback”に関することが一通り分かりますよ。
少しでも興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
“throwback”の意味と使い方
“throwback”は「投げ返す」という意味の英語表現です。”throw”が「投げる」で”back”が「返す」ですのでそのまま「投げ返す」と訳せますよね。”throw”も”back”もそのまま「スロー」「バック」とカタカナ英語で使われている表現です。
“throwback”は「投げ返す」という意味が転じて「後戻りする」「元の状態に戻る」といった意味でも使われます。
また最近ではスラングとして「懐かしい」「過去を振り返る」「過去を思い起こさせる」といった意味でも使われています。
“throwback”を使った例文をいくつか見てみましょう。
This year’s styles are throwbacks to the fashions of the 1960s.
訳)この年のスタイルは1960年代のファッションを思い起こさせます。
Aさん
I watched the TV show that was a throwback to the 80s.
訳)私は1980年代を振り返ったテレビを見ました。
Aさん
This song is a throwback.
訳)この歌はとても懐かしいです。
Aさん
The music band was a throwback to the 70’s.
訳)このバンドは1970年代を思い起こさせます。
Aさん
Recently there have been a lot of television shows that are throwbacks to the eighties.
訳)最近は1980年代を振り返ったテレビ番組が多いです。
InstagramやTwitterで見かける”Throwback Thursday”って何?
“throwback”ではなく”Throwback Thursday”という英語表現を、InstagramやTwitterといったSNS上で見かける方も多いのではないでしょうか?
“Throwback Thursday”は直訳すると「木曜日に振り返ろう」という意味で「木曜日に過去の自分を振り返る写真を投稿しよう」といった意味で使われます。
「なぜ月曜や日曜ではなく木曜日なの?」という疑問を抱く方もいるはずです。実は特別大きな理由はなく、ただ”throwback”の”th”と”Thursday”の”th”が同じ綴りだからというのが理由だそうです。
InstagramやTwitterで”Throwback Thursday”のハッシュタグを調べてみると、色々な投稿が見られて面白いですよ。
“Throwback Thursday”を省略して”TBT”というハッシュタグで投稿されているものもあります。
Instagramでは”Throwback Thursday”のタグが5,000万回以上も使われており、非常に人気のあるハッシュタグであることが分かります。
“throwback”と意味が似た英語フレーズまとめ
“throwback”と意味が似た英語フレーズを3つ紹介します。
- “nostalgic”
- “emotional”
- “sentimental”
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
“nostalgic”
“nostalgic”も”throwback”と同様に「懐かしい」という意味を持つ英語表現です。日本語でもカタカナで「ノスタルジック」と言いますよね。
ただし”nostalgic”は単純な懐かしさというよりは、失われたものに対して思いを馳せたりする際に使われる英語表現です。
“nostalgic”を使った例文をいくつか見てみましょう。
Aさん
These days I often feel nostalgic for my childhood.
訳)私は最近、自身の幼少時代を懐かしく思います。
Aさん
Talking about my late mother has made me nostalgic.
訳)亡き母の話をしていたら、彼は懐かしい気持ちになりました。
Aさん
My mom was taking a nostalgic look at the photos of me 10 years ago.
訳)私の母は10年前の私の写真を懐かしそうに見ていました。
“emotional”
“emotional”は「感情的になる」という意味の英語表現です。”nostalgic”と同じ意味ではありませんが、似たような状況(過去を懐かしむような状況)で使われることが多いので今回紹介いたします。
“emotional”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
She’s such an emotional person, that she often cries for no apparent reason.
訳)彼女はとても感情的な人で、たびたび明確な理由もなく泣いてしまいます。
Aさん
Taro became emotional when he heard the news.
訳)太郎はそのニュースを聞いたとき感情的になりました。
“sentimental”
“sentimental”は「感情的な」「涙もろい」といった意味の英語表現です。”emotional”と同じく”nostalgic”と似たようなシチュエーションで使用されます。
“sentimental”を使った例文についていくつか見てみましょう。
Aさん
This is no time to be sentimental.
訳)感情的なことを言っている時間はありません。
Aさん
Alcohol makes me horribly sentimental.
訳)アルコールは私を酷く感情的にさせます。
Aさん
How sentimental of you.
訳)あなたはなんてセンチメンタルなんだ。
まとめ
“throwback”という英語表現について解説しました。”throwback”に関する知識は深まりましたでしょうか?
“throwback”について学んだ後は、”throwback”を実際の英会話の中で使ってみるだけです。頭の中に知識として入れておくだけではなく、実際の英会話で使ってみることを意識しましょう。
また今回のように、何か分からない英語表現に出会った際は、すぐに調べるくせをつけましょう。そうやって分からない英語表現を1つ1つなくしていくことが、英会話の上達にもつながります。
英語を聞いたり読んだりする際に”throwback”を見かけたら「あ、あのとき勉強した”throwback”だ」と思うようにしましょう。