language exchangeという言葉を聞いたことがありますか?
language exchangeは日本語に訳すと言語交換です。スクールで先生から英語を学ぶのではなく、普通の外国人から英語を学ぶことを意味します。
本記事では、英語をlanguage exchangeで学ぶメリット・デメリットや、language exchangeにおすすめのサイト・アプリについて解説します。
language exchangeに興味がある方は、ぜひ記事を最後までチェックしてみてください。
language exchangeとは?
language exchangeは、日本語に訳すと言語交換です。別の言語を話すもの同士で、お互いの言語を教え合うことを意味します。
例えば我々が日本語を教える代わりに、英語ネイティブのアメリカ人に英語を教えてもらうといった形です。
language exchangeのためのサイトやアプリは複数存在しており、英語学習者の中ではlanguage exchangeは割と一般的に行われています。
language exchangeのメリット・デメリット
language exchangeのメリット・デメリットについて解説します。
language exchangeのメリット
language exchangeのメリットは以下の3つです。
- 教科書には載っていない表現が学べる
- 自身の生活で使う英語表現を学べる
- モチベーションになる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
教科書には載っていない表現が学べる
language exchangeでは、教科書に載っていない英語表現が学べます。なぜならlanguage exchangeの相手は生身の英語ネイティブだからです。
相手が友人と話したりメッセージをしたりする際に使う言葉をそのまま教えてくれます。
教科書に載っているような英語は、英語の基本を学ぶのには適しています。しかし実際にはフォーマルな場面でしか使わない表現だったり、古臭いと感じてしまう表現だったりもたくさん含まれています。
日本語でも、外国人が話す日本語はどこかかしこまった感じがしますが、それと同じです。
language exchangeを行うことで、教科書に捉われない生きた英語が学べます。
自身の生活で使う英語表現を学べる
language exchangeでは、自身の生活で使う英語表現を学べます。なぜならlanguage exchangeで英語ネイティブと通話やメッセージでやり取りをする際の話題は、自分や相手の身の回りの出来事が大半だからです。
大抵の場合簡単な自己紹介から始まり、趣味や仕事などの話をします。
一方教科書で英語を学ぶ場合は、日常生活では使わない表現ばかりを学びます。よって日常英会話力を上達させるためには、教科書で学んだ表現を自分の生活で使う表現にアレンジしなければなりません。
例えば”I have a pen.”という文章は中1で習いますが、ほとんど使いませんよね。
language exchangeでは、身の回りの物事を英語で何というか考える機会が増えるので、英会話力の向上につながります。
モチベーションになる
language exchangeはモチベーションになります。なぜなら先生ではなく、実際に海外で暮らしている一般的な人とやりとりができるからです。
英語を学んでいる方は「外国人と英語で話せるようになりたい」「いずれは海外に留学や移住をしたい」といった目標を持っているはずです。language exchangeでは、そういった目標を先取りできます。
例えばアメリカに住んでいる言語交換相手に、現地で友達と出かけた際の画像や、何の変哲もない道端の画像を送ってもらっただけでも、テンションが上がります。そしてそれが英語学習へのモチベーションになります。
language exchangeのデメリット
language exchangeのデメリットは以下の3つです。
- 相手は英語を教えるプロではない
- 自身も相手に日本語を教えなければならない
- 毎回同じ話の繰り返しになる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
相手は英語を教えるプロではない
language exchangeで言語交換をする相手は、一般人です。英語の先生ではありません。よって英語ネイティブではあるものの、英語の教え方に関しては素人です。
よって時には間違ったことを教えてきたり、今のレベルでは学ぶべきでないことを教えてくれたりします。
よって完全に英語初心者の状態でlanguage exchangeを行うことはおすすめできません。最低でも簡単な英会話ができる状態でlanguage exchangeを行うべきです。そうすれば相手が教えてくれたことに対して違和感を覚えた場合は、自力で調べたりできるようになります。
自身も相手に日本語を教えなければならない
language exchangeでは、相手から英語を教えてもらうだけではなく、こちらが相手に日本語を教えなければなりません。
どのくらい日本語を教えてどのくらい英語を教えてもらうのかは相手によります。しかし単純計算で半分は日本語を教えることになるので、英語を学ぶ時間は半分になってしまいます。
毎回同じ話の繰り返しになる
language exchangeでは、複数の相手とメッセージや通話でやり取りを行うのが一般的です。良い言語交換相手を見つけられずに、毎回別の人とやり取りをしていると、話の内容が同じになってしまいます。
毎回始めの方のやりとりは、簡単な挨拶やなぜ英語を学んでいるのかなど、決まっています。これらを英語で説明することばかりが上手くなり、それ以外の英語を学ぶ機会がなくなってしまいます。
language exchangeにおすすめのサイト・アプリ
language exchangeにおすすめのサイト・アプリは以下の3つです。
- ハローワーク
- タンデム
- italki
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ハローワーク
https://www.hellotalk.com/?lang=ja
ハロートークは、言語交換アプリの中で最も人気のあるアプリです。1000万人以上のユーザーがハロートークを利用しています。
Twitterのような形で、外国人の方のタイムラインを見てそれに反応したりできます。
タンデム
タンデムは、実名登録が必要でユーザー審査もあるので、本気で言語を学びたい方が多く集まるアプリです。
アプリ内でビデオ通話をすることもできます。
italki
italkiはプロの語学講師とも言語交換ができるサイトです。ただしプロの語学講師とのレッスンは有料となります。
まとめ
英語をlanguage exchangeで学ぶメリット・デメリットや、language exchangeにおすすめのサイト・アプリについて解説しました。
language exchangeに関する理解は深まりましたでしょうか?
language exchangeでは、教科書では学べない英語を学べるというメリットがある反面、やはり本気で英会話を学びたいのであれば、プロである講師からきちんと学ぶべきです。
英会話スクールに通う時間がないという方は、language exchangeとオンライン英会話スクールの両方を試してみてはいかがでしょうか?