日本語の「うん」は、直訳すると”Yes”ですよね。

しかし、日本語の「うん」には「はい、そうです」という意味もあれば、単なる相槌の場合もあります。

だからといって、相槌の「うんうん」のつもりで、英語で”Yes, Yes.”と言ってしまうのは不自然に。

今回は、「はい、そうです」の「うん」と、相槌の「うん」それぞれの英語表現を沢山集めました。

英語でも、相手の話に共感する気持ちを上手に伝えられると、コミュニケーションがスムーズになりますよね。

いろいろなバリエーションを身につけておきましょう。

相槌の「うん」は英語で?基本のパターン

まずは、基本的な相槌の英語表現をご紹介します。

「あなたの話を聞いていますよ」という意思表示をするのみの場合です。

ただし、英語では日本語ほど相槌を入れないので、適度に使って下さいね。

頭をカクカク動かして、「うんうん、えぇえぇ」とやたらと相槌すると、ちょっと可笑しいと思われてしまうかもしれません。

Uh-huh / Mm-hmm

“Uuh-huh” “Mm-hmm”は、単なる相槌としても、相手の話に同意しているときも、”YES”の意味でも使われます。

また、”uh-huh!”と感嘆を込めれば、「なるほどね~」といったニュアンスにも用いられます。

“Uh-huh”の発音はカタカナで書くと、「ア、ハァ」といったところでしょうか。

“Mm-huh”は口を開けずに、鼻からだけ音を出します。カナカナで書くとすると、「ンー、フ」になるかと思います。

Aさん
I went to this new pizza shop yesterday.
訳)昨日その新しいピザ屋さん行ってさ。
Bさん
Uh-huh.
訳)うんうん。

 


Aさん
Did you hear what I just said?
訳)今言ったこと聞いてた?
Bさん
Uh-huh. I did.
訳)うんうん。もちろん。

 


Aさん
It’s really hot today.
訳)今日ほんと暑いね。
Bさん
Mm-hmm.
訳)うんうん。

 

ちなみに、“uh-uh”と書くと、「アッ、アッ」と発音し、否定の意味になってしまうので気をつけてください。

それから、“huh?”と、”huh”だけで語尾を上げると、苛立っていることになってしまうので、そちらも混乱しない様にしましょう。

I see

“I see”も相槌として良く使われる表現ですが、会話の途中よりも区切りで使う方が自然です。

Aさん
I wasn’t very impressed by their menu at that pizza shop.
訳)そのピザ屋さんね、メニューがイマイチだったんだよね。
Bさん
I see..
訳)そっかー。

 

その他

その他、会話の間に入れるカンタンな相槌であれば、下記の様な言い方もよく使われます。

  • aha 「アハァ」
    “aha?”で若干の驚きを感じ取れます。「ほほう」といったところでしょうか。
  • uh / oh 「ォゥ」
    “Uh-oh”だと「オッオー」とう音で、ガッカリした時や「やってしまった・・」という意味になるので、お間違えなく。
  • hmm「フーン」
    何かの決断に迷っているときにも使います。メールなどで、”hmmmmm”と伸ばせば伸ばすほど、迷いを表現できますよ。
  • okay..「オケィ」
    ちょっと納得いってないけど、とりあえず相槌を。

相手に共感する「うん、だよね」「そうですよね」は英語で?

相手に共感する「うん、だよね」「そうですよね」は英語で?

さて、相手の話に対して、”Uh-huh”とばかり相槌をうっているだけだと単調過ぎますよね。

あたかも、興味がない感じがしてしまいます。

単なる相槌より、少しだけ気持ちのこもった相槌表現をご紹介します。

「共感・同意」を感じる表現で、日本語だと、「だよね」「わかる」といったところですね。

I know / I hear you

Aさん
I was really shocked when she said that!
訳)彼女がそう言ったときはホントびっくりしたよ。
Bさん
I know.
訳)だよねー。

 

I feel you

Aさん
I was crying all night yesterday.
訳)昨日の夜はずっと泣いてたんだ。
Bさん
I feel you.
訳)そうだったの。

 

That’s right

”That’s right”は「正しい」という意味から派生して、相手に同意する意味で「そうだね。」として使われます。

Aさん
Don’t you think he should apologize to me?
訳)彼、私に謝るべきだと思わない?
Bさん
That’s right.
訳)だな。

 

その他

その他、「そうだね」という共感をこめるには、下記の様な表現も便利ですよ。

  • That’s true / true
  • Indeed
  • I got it / got it
  • I agree
  • fair enough
  • of course
  • That makes sense
  • good call

より興味を示す「そうなんだー」「そうなんですね」は英語で?

より興味を示す「そうなんだー」「そうなんですね」は英語で?

次に、「興味ある」という気持ちをもっと伝えられる表現をみていきましょう。

日本語の会話文だと、「へぇ!」や「マジで?」「そうなんだー」といった具合ですね。

are you? / did you?

Aさん
I was chosen as the leader!
訳)リーダーに選ばれたの!
Bさん
Did you?
訳)そうなの!?

 

oh yeah? / is that so?

Aさん
Looks like it’s gonna be thunder tonight.
訳)今晩は嵐みたいよ。
Bさん
oh yeah?
訳)マジで?

 

その他、“nice!”, “cool”, “wow”などを織り交ぜても良いですね。

質問に対する肯定の「うん!」「うん、そうだよ」は英語で?

質問に対する肯定の「うん!」「うん、そうだよ」は英語で?

最後に、相槌ではなく、“YES”の意味の「うん!」のバリエーションも確認しておきましょう。

そのまま、”Yes!”でも良いのですが、カジュアル度や温度感によって使い分けできると表現が広がりますよ。

yeah/yea

Aさん
Shall we hang out tonight?
訳)今晩あそぼーよ?
Bさん
Yeah, sounds good.
訳)うん、いいね。

 

その他、くだけた言い方で、“yup”, yep”, “yeh”も良く使われます。

ネイティブの中には、”yep”の方が”yup”よりもより積極的な感じがするという意見もありました。

(例)”Yep, let’s do that.”

また、”yah”については、厳密には「苛立ちや嘲り」を表すという辞書の言及がある様ですが、実際には同じく”Yes”として使われています。

(例)”yah, whatever.”

ただし、”yay”だと「やったー!」ということなので、間違えない様にしましょう。

その他

その他、下記の様に言えばより気持ちのこもった返事ができますよ。

  • Totally.
  • Exactly.
  • Definitely.
  • Absolutely.
  • Seriously.

まとめ

「うん」の英語表現について、相槌として、または”YES”として、両者それぞれいくつかの言い方をご紹介しました。

上手に会話を運べることができると、英語の上達も早まることでしょう。

会話運びには、相槌の表現をいくつか知っていることはとても役立つはずです。

同意や共感、驚きの気持ちを込めた言い方の使い分けできる様に、ぜひ意識してみてくださいね。