音楽は生活に欠かせない存在ですよね。

通勤時間に音楽を聞いて気分をよくしたり、テレビやアニメの臨場感を演出したりするのに重要な存在です。

また、洋楽を英語学習に活用することもできるでしょう。

そこで今回は、「音楽」に関する英語表現を紹介していきます。
洋楽を活用して英語力をアップさせるコツについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

「音楽」の基本表現

まずは基本の英語表現から解説していきます。

「音楽」を英語で表現する際、musicやsongといった単語が思い浮かぶのではないでしょうか。

しかし、ふたつの単語には違いがあり、シーンに応じて使い分けなければなりません。

song

英語では、歌詞の有無によって使うべき単語が変わります。

たとえば、歌詞のある曲に対してはsongを使うのが適切です。

日本語では歌詞のある曲も、歌詞のないジャズやクラシックも同じ「曲」という単語で表現できますよね。

英語は“歌詞があるかないか”で区別されており、歌詞のある曲にはsongを使うのです。

Aさん
What is your favorite song?
あなたの一番好きな曲は何ですか?
Bさん
My favorite song is Imagine by Beatles.
わたしの一番好きな曲はビートルズのイマジンです。

music

歌詞のある曲をsongと表現するのに対し、歌詞のない曲はmusicと言います。

ただし、musicは音楽そのものを言い表すこともできるため、「音楽」という意味で使われる場合は歌詞のある曲も含めて音楽全般をmusicと言いますよ

Aさん
What type of music do you like?
どのようなタイプの音楽が好きですか?
Bさん
I like pop music.
わたしはポップスが好きです。

「曲」や「音楽」に関する英語表現

「曲」や「音楽」に関する英語表現

ここでは、曲や音楽に関連する英語表現を紹介していきます。

曲名

音楽に関する会話をする際、「曲名はなに?」と質問することがあるでしょう。

「曲名」は英語で「title of the song」と言います。

「曲名が思い出せない」「店内で流れている音楽を聞きたい」といったシチュエーションにも使える表現ですね。

Aさん
What is the title of this song?
この曲名は何ですか?
Bさん
It’s Imagine by Beatles.
ビートルズのイマジンです。

作詞作曲

歌詞を書く人のことを英語で「writer」、音楽のメロディーを作る人を英語で「Composer」と表現します。

そのため、「作詞作曲」は先ほどの表現を組み合わせて、「Writer and Composer: 〇〇」と表記します。

そのほか、パンフレットに「Words and Music by: 〇〇」と記載されていることもありますが、「作詞作曲」という意味合いです。

音楽配信

現代では利用者数が非常に多くなった「音楽配信」は英語で「music streaming」と言います。

「Spotify」や「Amazon music」「apple music」などが代表的なサービスでしょう。

streamingには「(音楽や動画の)配信」という意味があり、「音楽配信=music streaming」となるのです。

Aさん
Music streaming subscribers are increasing every year.
音楽配信サービスの会員数は年々増加しています。

「洋楽」は英語で?

「洋楽」は英語で?

「曲」や「音楽」に関するさまざまな英語について解説しました。

では英語で「洋楽」は何と言うのでしょうか。

ここでは「洋楽」の英語表現を解説していきます。

ジャンルを具体的に表現する

西洋の音楽を日本では「洋楽」とまとめて表現しますよね。

英語では西洋の音楽をひとまとめに表現するのではなく、ジャンルを具体的に言うのが一般的です。

つまり、“どこの国の音楽か“よりも、”どのようなジャンルの音楽か“を表現する方がスムーズなコミュニケーションになるのです。

たとえば、popsやrock、R&B、jazzなどと表現するとよいでしょう。

western music

和英辞典で「洋楽」を調べてみると、「western music」と訳されているのを見たことがある方も多いでしょう。

しかし、日本人のイメージする「洋楽」は「western music」では伝わらないかもしれません。

たとえば「western music」を北米の人に伝えると、「カントリーミュージック」と解釈されるでしょう。テキサスやテネシーを中心に流行した音楽のことです。

なお、イギリスやオーストラリア、ニュージーランドなどでは「western music」というと「カントリーミュージック」というイメージはあまりありません。西洋の音楽」という大まかなイメージしか伝わらないため、日本人の想像する「洋楽」を伝えるのはむずかしいでしょう。

foreign music

「洋楽」を言い表す際、「foreign music」という表現を使うのもあまり適切ではありません。

日本人にとっては、日本以外の音楽が「foreign music」になりますが、アメリカ人にとってはアメリカ以外の音楽が「foreign music」になるでしょう。

つまり、人によって「foreign music」の解釈が異なるため、適切な表現ではないと言えるのです。

洋楽を使って英語力をアップさせるコツ

洋楽を使って英語力をアップさせるコツ

洋楽を使って英語力がアップしましたといった体験談を耳にすることがありますよね。

洋楽は楽しく英語を学習できる手段の一つですが、ただ聞き流すだけでは英語力アップは見込めません。洋楽を使って英語学習をする際は、「ディクテーション」を用いるのがおすすめです。

ディクテーションとは、書き取りという意味があります。音楽を聞きながら、英語を書くことで英語力アップが見込めるのです。一曲すべてを書き取りするのはネイティブでもハードルが高いため、まずは穴埋め形式でディクテーションをするのが効果的です。

歌詞が空欄になっているディクテーション用の英語学習教材を購入する、または自分で教材を作成する方法があります。自分の好きな曲でディクテーションをするなら、歌詞をインターネットでダウンロードしてところどころ空欄にするとよいでしょう。

なお、慣れてきたら一緒に歌ってみたり、ディクテーションの範囲を広げたりしてみるのも効果的です。

まとめ

いかがでしょうか。

今回は「音楽」に関する英語表現を紹介しました。

歌詞のある曲は英語でsong、歌詞のない曲は英語でmusicという単語を使うため、シーンに応じて使い分けましょう。

なお、musicは歌詞のない曲を表現できるのに加え、音楽全般を指す言葉としても使われます。

そのほか、「曲名」は英語で「title of the song」、「音楽配信」は英語で「music streaming」と言います。

関連する表現としてチェックしてみてくださいね。

また、洋楽を英語学習に活用する場合は、「ディクテーション」という方法がおすすめです。

ぜひ今回の記事を参考に、「音楽」に関する英語表現を英会話で活用してみてください。