日常生活で増える英語でのコミュニケーションの場面。
- 英語力がないせいで会話に入れず、疎外感を感じた。
- 何から勉強を始めて良いのかわからない。
- 英語力がなくても話せるようになりたい。
このような経験や悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか?
本記事では、「英語力に不安がある学習初心者の方」に向けて、1年で習得できる英語レベルの目安、学習期間、スケジュールについてお伝えしています。
記事を読んでいただければ、目指す英語力習得に向けて準備ができます。
ぜひ、英語を話せるようになりたいと検索をしてこの記事にたどり着いた方は最後まで記事をチェックしてみてください。
学習前の確認項目
習得したいレベルを確認
英語学習を始める前に、目指す目標のレベルを確認しましょう。
英語を話せるようになりたいといっても、人によって英語を習得したい目的や目標は異なります。
<レベル>
- 相手の言葉を理解でき、簡単な単語で返事をすることができる
- 相手の言葉を理解でき、自分の意見を文章で伝えることができる
- 相手の言葉を理解でき、自分の意見を丁寧な文章で伝えることができる
難易度はレベル1<レベル2<レベル3の順に高くなります。
レベル1
「はい」、「いいえ」などの単語で意思表示ができ、海外旅行がなんとかできるレベルです。
Which would you like for dinner, vegetable or chicken?
訳)お食事は野菜かチキン、どちらがよろしいですか?
Chicken.
訳)チキン
レベル2
自分の状況や伝えたいことを文章で意思表示でき、相手と意思疎通ができるレベルです。
会議や商談などビジネスでの場面では、表現に不安が残る場合があります。
Aさん
Are you looking for something?
訳)何かお探しですか?
Aさん
I’m looking for a present for my friend. Anything that you recommend?
訳)友達にプレゼントを買いたいのですが、何かオススメはありますか?
レベル3
ビジネスでも問題なく英語が使いこなせるレベルです。
海外で問題なく過ごせる理想の英語力です。
Aさん
I was wondering if you could take a look at the report and provide me with any feedback.
訳)レポートを少し御覧いただいてフィードバックをいただけないでしょうか。
Aさん
I’d be happy to look at it.
訳)喜んで見ます。
自分習得したい英語レベルを決める
実現可能なゴールを設定し、学習を継続することが英語習得への一歩です。
英語への苦手意識があり勉強継続への不安を持つ人が、いきなりレベル3を目指してもモチベーションが維持できず挫折してしまいます。
英語学習初心者は、まずはレベル1を目指しましょう。
目標の英語レベルまでの学習期間とメリット
具体的に目標が定まったら、達成までの期間と得られるメリットを確認しましょう。
英語習得への近道は、学習の習慣化です。
勉強する期間とメリットが把握できていないと、志半ばで諦めてしまう可能性があります。
学習期間
個人差もありますが、一般的に英語学習初心者がレベル1の英語力になるまで最低でも1年程度必要と言われています。
前提として、中学レベルの英単語や文法などの基礎力があることが条件です。
さらに学習期間中は、英語に毎日触れることが必須になります。
日本にいながら1年後には、オンライン英会話や英会話教室などで英語を話したり、聞いたりすることで、レベル1の英語力は習得できるはずです。
英会話スクールやコーチングサービスなどを利用することで、英語習得期間は短縮できることがあります。
独学では、自分自身で学習の教材選び内容の選択をする必要があります。
万が一学習が継続できなくてもスケジュールを管理してくれる人はいません。
学習の継続に不安がある人や最短で英語力を上げたい人は、スクールを上手く活用するのもお勧めです。
メリット
英語学習の最大のメリットは、「英語でコミュニケーションをとれるようになる」ことです。
途中英語学習につまずいたら、英語が話せる自分をイメージし英語でコミュニケーションがとれることでできることを思い出しましょう。
これだけでも、英語学習のモチベーションは高まります。
さらにレベル1に到達すると、英語で話しかけられても、ある程度の対応ができます。
実際に英語でコミュニケーションがとれると自信が得られ、より英語学習へのやる気が向上します。
英語学習初心者の学習計画
1年間の目標達成に向けた学習スケジュールを見てみましょう。
- ~3ヶ月 中学レベルの単語・文法の総復習
- ~6ヶ月 インプットからアウトプットする練習
- ~9ヶ月 スピーキング練習
- ~12ヶ月 より実践的な会話練習
ここでは、英語力に不安がある人向けのスケジュールの一例を紹介しています。
~3ヶ月:中学レベルの単語・文法の総復習
まず3ヶ月間で、中学レベルの単語・文法を総復習し英語の基礎を固めましょう。
日本語でも単語や文章を組み立てるルールがわからなければ、相手に伝えることも相手の発言を理解することもできません。
小さな子供が言語を覚えるときも、単語から記憶していきますよね。
話すために必要な知識をインプットしましょう。
この期間で、毎日学習する習慣を身に付けてしまえば、継続するハードルがぐっと下がります。
基礎知識をインプットする作業は泥臭く地味ですが、英語の基礎力となる頑張り所です。
ただ知識を詰め込むだけでは、楽しんで学習できないので興味のある動画や映画のフレーズでリスニングと音読練習を並行して行うこともお勧めです。
リスニングはスクリプトがあるものを使用しましょう。
お手本や台本がなければ、間違った知識や発音を覚えてしまう危険性があるので注意が必要です。
学習した単語や文法を聞き取れると、勉強の効果を実感することができます。
~6ヶ月:インプットからアウトプットする練習
英語の基礎固めができたら、覚えた知識を使えるようにする練習が必要です。
実際に知っていることと知識を会話で使うことは異なります。
会話で「知っているはずの単語やフレーズがでてこない」、「聞いたことあるような気がするけど思いだせない」といった経験はないでしょうか?
これは、知識として持っていても会話の練習量が少なくコミュニケーションの場面で使いこなすことができないからなのです。
- 覚えた単語や文法を駆使して英文を作ってみる。
- オンライン英会話で会話の練習をしてみる。
上記の練習で、使いこなせる知識として定着させましょう。
会話の練習はひとりでの実践が難しいので、手軽なオンライン英会話などでネイティブと話す機会を作りましょう。
~9ヶ月:スピーキング練習
リスニング力は飛躍的に伸び、会話練習で英語力の向上が実感できるようになってくるはずです。
一方、自分の伝えたいことがうまく英語にできなかったり、表現できないもどかしさも感じる時期です。
スピーキング力を鍛えることが必要になります。
英語で会話するときに、聞いた英語を日本語に訳し、回答を日本語で考えて、それを英語にしてと脳をフル回転させていませんか?
母国語を話すときは、言葉を聞きそのまま理解し話しています。
これが英語になると、日本語や英語に変換する工程が増えるので、会話のテンポについていけなくなるのです。
りんごを見たら”apple”と瞬間的に頭に浮かぶような言葉やフレーズを増やしていくことで、反射的に英語で回答できるようになります。
英会話でよく使うフレーズを覚え、会話練習で使い自分のものにしましょう。
~12ヶ月:より実践的な会話練習
この時期には相手の英語が聞き取れ、簡単な会話はできる目標達成間近のレベルにまで上達しているはずです。
目標のレベルは1だとしても、旅行で使う、旅行客を案内する、ビジネスで使う等、英語を使いたいシチュエーションは人によって様々です。
自分の目的に合わせて実践練習を行うことで、モチベーションも上がり実際の会話で使える表現を身につけることができます。
まとめ
「英語力に不安がある学習初心者の方」に向けて、1年で習得できる英語レベルの目安、学習期間、スケジュールについてご紹介しました。
日本にいながら、簡単なコミュニケーションをとれるレベルの英語力の習得は可能です。ただし英会話力の上達には、英語学習の継続、単語と文法の基礎力、アウトプットの練習が必要になります。英語が話せないからと諦めてしまう前に、英語学習のメリットを思い出し英語が話せるようになった自分を想像してみましょう。
時にはオンライン英会話やスクールなどを利用して、英語学習をサポートすることもお勧めです。