最近、何かの場面で「頑張ります!」と宣言したことがありましたか?
将来のための資格ゲット、断捨離、エクササイズにダイエット。もちろん、このブログをお読みの方であれば「英語の勉強を頑張ります」と断言したことがあるかもしれませんね。
「頑張ります」は会話を終わらせるときにカジュアルにも使われますが、英語でどう表現するんだろ?と、ふと考えた皆さん素晴らしいです。その疑問こそ英語上達につながります。
この記事では、定番中の定番の頑張る、本気で頑張るなど異なるニュアンス「頑張ります」の英語表現についていろいろみていきます。
お役に立てる内容になるよう筆者も頑張ります。では、さっそく始めましょう!
定番の「頑張ります」
自分のすべきことについて「○○を頑張ります」と言ったり、
相手から激励を受けて「はい、頑張ります」と応えるシーン。
日常生活でこのような会話がよくありませんか?
メッセージで”頑張る💪”のような絵文字を使ったり、”頑張るぞー”といったスタンプを使うこともありますね。
まずは、定番として使われる「頑張ります」「頑張るね」の表現を抑えていきましょう。
I’ll do my best
皆さんにもきっと馴染みのあるこのフレーズが「私は頑張ります」の定番の言い方です。「最高の・最大の・最善の」という意味であることからbestが使われています。車の免許をとる、海外留学をする、こんな風に大好きなことや目標にしていることに対して頑張ろうという気持ちになります。
この表現を使えば「英語、頑張ります」といった英語を言えるようになります。
I’ll do my best to study English because I want to change my job to a foreign IT company.
訳)外資系IT企業に転職したいので、英語の勉強を頑張ります。
転職するために英語学習に向かって最高の努力を尽くすという頑張る意志を込めています。becauseの後にはなぜ英語を頑張るのか、皆さんそれぞれの理由を当てはめてくださいね。
また、ビジネスのシーンではクライアントからのいろいろな要望があります。そんなときに英語で「頑張ります」と言いたいときにもこのフレーズを使うことができます。
Can we please get a discount on this product?
訳)この製品を割引価格で購入できませんか?
We’ll do our best.
訳)頑張らせていただきます。
頑張ると答えていますが、割引価格で契約ができるか100%ではないかもしれませんね。
この例文のdo our bestのように主語と合わせてmy, our, your, theirなど、所有格をその都度置き換えてくださいね。
I’ll try my best
I’ll do my bestのdoをtryにしたフレーズも「頑張ります」の定番と言えます。tryを使うことにより、最高の・最大の・最善になるようやってみる・努力する→目標のために頑張る、という捉え方です。遠い将来だけでなく、1年後や5年後にどうなっていたいか目標を立てるとすべきことが見えてきます。
同時に「頑張ってみるかな!」というように、ネイティブがこのフレーズを気軽に使っている印象があります。筆者は剣道道場を運営していますが、メンバーが指摘を受けた直すべきところについて「Sensei, I’ll try my best」と答えるシーンがあります。
I want to be an artistic swimmer.
訳)シンクロナイズドスイミングの選手になりたいの。
Go for it!
訳)頑張って!
Thanks, I’ll try my best!
訳)ありがとう。頑張るね!
Go for itは相手に対して「頑張って」「頑張れ」と励ますときのフレーズです。頑張って挑戦するというニュアンスをもち、命令形で使います。
本気で「頑張ります」
とりあえず「頑張りま~す」と軽く言うパターンってありませんか?
一方で、本気で頑張るんだと意思表示することがあります。
ここでは、真剣に何かに本気で向き合うときの英語表現を紹介します。
I’ll put all my effort into
effortは「努力・尽力」という意味の名詞です。自分のもつすべての努力を尽くすということから、その本気度が伝わってくる表現です。使い方ですがintoを後にもってきましょう。自分への挑戦、皆さん何か目標を定めていますか?
She put all her effort into training.
訳)彼女はトレーニングに全力を注いだんだ。
I’ll give it everything I’ve got
少し長めのフレーズになりますが「最善を尽くす」という意味を持つことから本気で頑張ると言いたいときに使います。自分が持っているものすべてをそっくり与えるという本気の気持ちを伝えることができます。
I’ll give it everything I’ve got as I don’t want to lose my position.
訳)このポジションを失いたくないので、最善を尽くします。
I’m committed to
日本語でもコミットするという言い方があります。commitはもともと「約束する・責任をもつ・誓う・明言する」の意味をもちます。I’m committedという受け身の形にして、専念する・尽力するという意味ですべきことについて明言します。明言したからには目標に対し本気で頑張らないといけないというプレッシャーを自分にかけるようなニュアンスです。
We are committed to improving our customer satisfaction.
訳)弊社はお客様満足度の向上を本気で約束いたします。
「これからも頑張ります」
これまでと同じように頑張っていくという意志を伝えたいときに「これからも頑張ります」「引き続き頑張ります」という言い方をします。英語ではどのような表現がそれらに当たるのかみてみましょう。
I’ll try even harder
引き続き、行動を続けるときに「これからも頑張るよ」と言うことがあります。または頑張ったものの、結果が思ったものではなかったときに逆にエンジンがかかることがあります。それまでの頑張りでは足りなかった部分を見極め、今度こそ本気で頑張ると決心するようなシーンで使えるのが比較級harder(もっと熱心に)を使ったこのフレーズです。さらにevenをつけることで「より一層・さらに」と強調することになっています。
I’ll try even harder so that I’ll pass the exam.
訳)試験に合格できるよう、本気で頑張ります。
I’ll carry on trying
皆さんはcarry onという熟語を使っていますか?洋楽にもよく出てくるフレーズですが「続ける・継続する」の意味をもちます。onの後に動名詞の形のtryingをもってきて、直訳の挑戦することを継続する→「これからも引き続き頑張る」のニュアンスを表すことになります。継続は力なり!ですね。
Are you giving up to lose your weight?
訳)痩せるの諦めるの?
I’ll carry on trying!
訳)これからも頑張る!
「一生懸命頑張ります!」
最後は日本語でもよく言われる「一生懸命頑張ります!」の英語表現です。
I’ll try hardで「一生懸命・本気で頑張る」、I’ll work hardで「一生懸命・本気で働く」となりますが、本記事ではもう少し面白いフレーズを紹介しましょう。熱意をアピールしたいときにはぜひ使ってみてください。
blood, sweat and tears into
なんだかおどろしい感じさえあるフレーズです。blood(血)、sweat(汗)そしてtears(涙)の三拍子揃った根性物語のようですが、これも血や汗、そして涙が出るような努力を表すところから「一生懸命頑張る」のニュアンスで使うことができます。
My father poured his blood, sweat and tears into founding his company.
訳)父は一生懸命頑張り、会社を設立しました。
give it a shot
「全力投球」の表現がぴったりのフレーズです。難しいことでも力一杯、とにかく頑張る、そんな一生懸命さを表すことができます。shotと聞くと発射・発砲が頭に浮かぶかもしれませんが、ウィスキーのワンショット、写真のショットなどと幅広い意味があります。そして、このフレーズで使われているのは「試み・企て」です。その試みに向かってエネルギーを注ぐというニュアンスが「一生懸命頑張る」になります。
I’m not good at speaking English but I’ll give it a shot.
訳)英会話は苦手だけど一生懸命頑張ってみるよ。
外国人と話す機会があるのか、スピーキングの英語テストがあるのか、とにかく頑張ると言っているシーンですね。
be動詞+good at「~が得意だ・上手だ」というフレーズの使い方はしっかりできていますか?ぜひ覚えましょう。
まとめ
「頑張ります!」のいろいろな表現、いかがでしたか?
頑張りすぎてしんどくなったときは頑張る人を一瞬やめてペースをゆるめるのもおすすめです。
そして、目標をもう一度確認してからgive it a shot。英語学習に関しても、皆さんが目指すところへ到達できるよう応援しています。