今回のテーマは「招待」です。

パーティーや懇親会などに誰かを招待するとき、英語では何と表現すればいいのでしょうか。

この記事では、英語で「招待」を何と言うかだけでなく、カジュアルな場面からフォーマルな場面まで、実際に使える招待フレーズについても紹介しています。これを読めば、英語で誰かを招待する準備はバッチリです。

それでは、早速始めていきましょう!

「招待」は英語で何て言う?

「招待」は英語で何て言う?

「招待」は英語で “invitation” と言います。発音記号は「ìnvətéɪʃən」、カタカナだと「インヴィテーション」が近いです。

また、「招待する」という動詞の場合は “invite” と言います。こちらの発音記号は「ɪnvάɪt」

、カタカナだと「インヴァイト」です。invitation とは vi の部分の発音が異なるので注意しましょう。

invite を分解すると、「中に」を意味する in- と、声(voice)と同語源の -viteに分かれていて、そのまま「中に呼び込む」というのが原義です。

パーティーなどの大規模な催しから、家でのちょっとした飲み会などまで、幅広い行事への招待に使うことができます。

Aさん
I’ll invite my friends to my house party.
訳)友達をホームパーティーに招待します。

「招待状(案内状)」は英語で何て言う?

英語では、「招待状(案内状)」と言いたい場合も invitation のままでOKです。

以下のように「invitation 〇〇」と手段を添えてもOKですが、invitation だけでも十分意味が伝わります。

invitation card 招待状(カード、ハガキ)
invitation letter 招待状(手紙、封書)
invitation mail

e-mail invitation

招待状(電子メール)

ちなみに、「〇〇への招待(状)」と言いたい場合は “invitation to 〇〇”、または “invitation for 〇〇” と言えばOKです。

Aさん
I sent you an invitation for my birthday party yesterday.
訳)昨日、私の誕生日パーティーの招待状を送ったよ。
Bさん
OK. Thank you.
訳)わかった、ありがとう。

 

懇親会などの「〇〇会」は英語で何て言う?

誰かを招待する際、多くの場合それは「〇〇会」と名前の付いたイベントごとですよね。

日本では「懇親会」「忘年会」「新年会」などと、目的や時期に応じてさまざまな名前が付いていますが、英語での呼び分けは以下表の通りです。

懇親会 social gathering
忘年会 year-end party
新年会 New Year’s party
飲み会 drinking party
同窓会 class reunion
歓迎会 welcome party
送別会 farewell party
宴会 banquet
(カジュアルな)集まり get-together

誰かを招待したいときに使えるフレーズ集

「招待」は英語で何て言う?

「招待(招待する)」を表す英語表現は、先述の通り invitation(invite)です。しかし、実際に人を招待する際に「あなたを招待します!」と明言することは稀ですよね。そのため、英語で誰かを招待するためには、場面に応じた招待フレーズを使い分ける必要があります。

ここでは、「カジュアルな招待」「フォーマルな招待」に分けて、覚えておくと便利な招待フレーズをご紹介します。

カジュアルな招待フレーズ

How about ~?

「~するのはどう?」と、カジュアルに相手を誘う場合は “How about ~?” が適切です。

about は「~について」という意味の前置詞なので、後ろには名詞が来ます。そのため、動詞を持ってきたい場合は、動名詞(~ing)にするのを忘れないようにしましょう。

Aさん
How about coming to the drinking party?
訳)飲み会行く?

Why don’t you ~?

“Why don’t you ~?” は、直訳すると「なぜあなたは~しないのですか」という意味。そこから「なぜしないの?しようよ!」と相手を誘う決まり文句になりました。

~の部分には動詞が来ますが、誘い文句の場合は join(参加する)や come(来る)を使うことが多いです。

Aさん
Why don’t you join the social gathering?
訳)懇親会に行きましょう!

Why not ~?

“Why not ~?” は、Why don’t you ~? を短縮した表現。表す意味は同じですが、「短縮=カジュアル」なので、Why don’t you ~?よりカジュアルな印象で、仲間内での招待などでよく使われます。

Aさん
Why not join the banquet?
訳)宴会行こうよ!

Come if you can.

“Come if you can.” は「来れたら来て」と控えめに誘う表現です。単体で使うというよりも、「〇〇やるんだ、来れたら来て」といった感じで、他の表現の後に沿えるかたちで使われます。

Aさん
We’ll have a New Year’s party tomorrow. Come if you can.
訳)明日、新年会やるんだ。来れたら来てね。

フォーマルな招待フレーズ

would like to invite you to ~

“would like to invite you to ~” は、”invite you to ~(~にあなたを招待する)” をフォーマルにした表現です。ビジネスで取引先を招待する場合や、結婚式の案内状を送るときなど、フォーマルな場面で幅広く使うことができます。

Aさん
We would like to invite you to the grand opening party of our new store.
訳)新店舗のグランドオープンパーティにぜひご招待させてください。

would be pleased if you could come

please は「~してください」という意味が有名ですが、”be pleased” のかたちで「喜ぶ」という意味になります。そのため、”would be pleased if you could come” で「もしあなたが来られたら(私は)とても嬉しいです」といった意味。

単体で使うというよりも、「〇〇を催します」という言葉の後に添えて使うことが多いです。つまり、先述の “Come if you can(来れたら来て)” のフォーマル版と捉えることができます。

Aさん
We will have a party to celebrate our tenth anniversary. We would be pleased if you could come.
訳)私たちは創立10周年記念のパーティーを開催します。ご出席いただけますと幸いです。

request the pleasure of your company at ~

“request the pleasure of your company at ~” は、直訳すると「~にあなたが出席するという喜びを懇願します」という意味。company というと「会社」の意味が有名ですが、ここでの company は「出席」という意味です。フォーマルな招待状によく書かれる表現です。

より格式を上げたい場合は、pleasure(喜び)の代わりに “honor(名誉)” を使うこともあります。

Aさん
We request the pleasure of your company at our wedding ceremony.
訳)私たちの結婚式にぜひご臨席賜りたく存じます。

まとめ

今回は「招待」というテーマでお話ししてきました。

英語で「招待」は invitation、「招待する」という動詞の場合は invite と言います。

とはいえ、ひとくちに招待といっても、どのような会なのか、誘う相手がどんな関係なのかによって、適する表現はさまざまです。

今回ご紹介したことを参考に、ぜひ場面と相手に即した招待を英語で表現してみてください。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

Let’s enjoy!!