みずから先頭に立ち、チームをまとめて目標に導く役割のリーダー。
皆さんの周りにはこんな頼もしいリーダーがいますか?それとも何かのリーダーとして活動していますか?

ところで、リーダーは英語でもリーダーでよいのでしょうか?和製英語でないか知っていますか?

そこで、今回の記事は「リーダー」の英語表現です。リーダーシップ、会社の主任やリーダー的存在などリーダーにまつわるフレーズとともに、異なる言語でのチームリーダーの必要な能力など幅広くお届けします。
リーダーならではのやりがい、そして悩みとはいかに?海外のリーダー像とともに紹介していきましょう。

リーダーは英語でなに?

リーダーは英語でなに?

「チームリーダーにはチームをリードするリーダーシップが必須だ」
なにやら早口言葉のようになりました 笑)
リーダーはチームリーダーとも言われ、あるグループの代表として活動します。

まず、リーダーの英語表現です。辞書で調べてみると、以下のようにいくつかの言い方があることが分かります。

  • leader: 人が従うリーダー・音楽でセクションのリーダー
  • captain: 組織や分野で大きな影響力を持つ人
  • frontman: 音楽バンドのリーダー

リーダーの英語表現 a leader

leaderがカタカナでリーダーと私たちも使っている一般的な表現です。
今度はleaderとして調べてみましょう。以下がその意味です。
人が従う指導者・リーダー、(国や軍隊などの)統率者・指揮官、首脳陣

やはり、先頭に立って他の人たちを引っ張る役目ということが分かります。また「リードする」という言葉も使われていますが、これも動詞のleadからきています。leadは「率いる・指導する・統制する」の意味があるため、erをつけてleaderにすると「率いる人・指導する人・統制する人」になるんですね。
ちなみにカードリーダーという言葉がありますが、このスペリングはcard readerです。コンピュータからカード内のデータを読み書きするためのもので本記事のリーダーとは関係ありません。

リーダーは和製英語でないことが分かりました。
ここで例文でleaderの使い方を確認してみましょう。

Aさん
A great leader makes a good team the better.
訳)素晴らしいリーダーは優れたチームをより良いものにする。
Aさん
She has been selected as a leader.
訳)彼女はリーダーとして抜擢された。

リーダーを英語でチームリーダーとしたいときには、そのままteam leaderとしましょう。

真のリーダーの英語表現 a true leader

その地位が欲しいだけでリーダーシップをとれないリーダーがいます。そんなリーダーのもとでグループや組織はまとまりません。しかし、人の価値と可能性を引き出すことができる真のリーダーがいます。確かなビジョンを持ち、ゴールまでチームをまとめて引っ張っていく、そんなリーダーのもとであればメンバーたちのモチベーションは高くなりチームワーク力も上がります。

真のリーダーの英語表現は「a true leader」。真の・本物のという意味をもつtrueが本物のリーダーを表します。trueをreal(本物の・偽物でない)に置き換えても外国人に伝わるでしょう。

Aさん
We need a true leader who has integrity and we can trust.
訳)私たちは、誠実で信頼できる真のリーダーを必要としている。

integrity(インテグリティ)は「誠実・高潔・品位」という意味であり、リーダーに欠かせない要素の一つです。誠実さや高潔さがあってこそ、人がついてくるのです。

海外のリーダー像ってどんな人?

ここで、海外でどんな人がリーダーになるべきか、そのリーダー像も紹介しましょう。

  • ビジョンがある
  • インスピレーションをもつ
  • 戦略的思考と構造的・論理的思考をもつ
  • 対人コミュニケーションに長ける
  • 真のリーダーシップをとるための自己認識
  • オープンマインドと創造性をもつ
  • 柔軟性をもつ
  • 責任感と信頼性をもつ
  • 忍耐と粘り強さをもつ
  • 継続的な改善を目指し実行する

リーダーには多くが求められていることが分かりますね。皆さんのリーダーはいかがでしょうか?

参考:Champlain College How to develop leadership skills and be a great leader

会社では「主任」?

会社では「主任」?

リーダーは社会生活のいろいろなところに存在します。企業においてリーダーとはどの役職に当たるのでしょうか?
外資系企業であったり、外資と取引のある国内企業で英語を使ってコミュニケーションをとる必要がある場合にはぜひ役職を英語表記でどうなるか知っておくことが必要となります。

会社でリーダーがつくポジションには、プロジェクトリーダーというものがあります。プロジェクトリーダーの英語表記は「project leader」で、日本でいうところの主任に当たります。
project leaderは商品開発のようなプロジェクトを遂行する際のリーダーであり、現場の責任者です。

Aさん
A project leader has roles and responsibilities, such as developing team schedules and nurturing collaboration amongst team members.
訳)プロジェクトリーダーはチームのスケジュールを作成したりメンバー間の協調を促進するなど役割と責任を担っています。

チームを牽引するのがプロジェクトリーダー、まさしくリーダーですね。

異なる言語でのチームリーダー

異なる言語でのチームリーダー

スポーツでも業務でも、グローバルな環境でリーダーになることがあります。メンバー各自の経験や能力を最大限に発揮できるようにしていくチームビルディングによって、目標達成できるチームを作り上げますが、異文化をもつメンバーがいるときこそ重要と言えるかもしれません。

リーダーシップをとる際の共通言語は必然と英語になりますが、異なる言語を使う各国からのメンバーをまとめるには難しさもあるでしょう。なぜかと言えば、各自がもともと持っている文化が違うからです。

自己アピールがあるない一つとってもお国柄が出るでしょう。それらの異文化を理解してチームをまとめるのがリーダーの役目の一つ。
日本人とビジネスをすると何を考えているのか理解しずらいと思われることがあるようです。日本人がリーダーとなる際には世界共通の言語である英語を使い、異文化があることを理解した上で業務を行ないます。そして大切なポイントとして、日本語を使うときの2倍、3倍の感覚で積極的なコミュニケーションをとっていく必要があると言えます。

リーダー代理、チームのリーダーになる、リーダー的存在

リーダー代理、チームのリーダーになる、リーダー的存在

最後に、リーダー関連の表現についてみていきましょう。

リーダー代理の英語表現

リーダーをサポートする人で重要な役割を果たすのが副リーダー、リーダー代理です。リーダーの次のポジションで、リーダーの考えを理解しチームメンバーへ伝えるなど重要な役割を持っています。
deputy(デピュティ)という単語を知っていますか?「副○○・代理の」という意味をもち、イギリスでdeputy headと言えば副校長というように使います。二番手の意味をもつdeputyを使って「a deputy leader」にすれば副リーダーを表すことができます。

Aさん
The relationship between the leader and the deputy leader for the club is fantastic.
訳)このクラブのリーダーとリーダー代理との関係が素晴らしい。

ちなみにvice(ヴァイス)という、やはり「代理」という意味の言葉があります。vice presidentで副大統領のように使います。deputyとviceの違いですが、deputyは必ずしも高い地位である必要はなく、viceはより高い地位を表現するときに使われるというところがポイントです。

チームのリーダーになるの英語表現

チームメンバーがリーダーに任命されることがあります。この場合の英文を紹介します。

Aさん
She became a team leader by election.
訳)彼女は選挙によって、チームリーダーになった。
Aさん
Mr. Clarke has been appointed as a leader.
訳)クラーク氏がリーダーに任命されました。

appointedが「任命された・指名された」の意味をもち、受け身形にすることでその人物が選ばれたことを表しています。

リーダー的存在の英語表現

その分野や業界などでトップを走る場合、リーダー的存在と言われることがあります。

Aさん
Tred is one of the leading companies in sustainable business.
訳)Tredはサスティナブル業界でリーダー的存在の一社です。

Tredは人と地球を考え、使うたびに気候変動と闘うことができる英国初のグリーンデビットカードを発売した企業です。

まとめ

一般的な英語表現リーダーはleaderです。よきリーダーに出会えるか、または自分がリーダー的存在になれるのか、真のリーダーが持つべき適性はそのグループ内だけにとどまらない生活のための大切なスキルだとも言えるかもしれません。