夏の飲み物といえば、麦茶ですよね。ビール、という人も多いかも知れませんが。
麦茶は、緑茶と違ってタンニンが含まれないため、苦みもなく、飲みやすいと人気です。
さて、麦茶は英語でなんて言うんでしょうか?麦茶について英語で説明するなら、どう言えばいいでしょう?効能についても英語で説明できると良いですよね。
今回は麦茶にまつわる単語やフレーズを効能も含めていろいろ紹介しますので、外国人と会話する際、話題にしてみてくださいね。

麦茶は英語でなんて言う?

麦茶は英語で「barley tea」といいます。「wheat tea」「mugi tea」ともいわれますが、麦茶の原料は大麦(barley)です。(wheatは小麦です)

また、大麦を焙煎して作られるため「roasted barley tea」とも呼ばれます。

麦茶が夏に飲まれることが多いのは、原料の大麦の収穫が初夏のため、夏には新鮮で美味しい麦茶が飲めるからです。夏は冷たい麦茶、冬場には温かくして飲むこともあります。

麦茶はノンカフェインで血流改善効果(血液サラサラ効果)もあるので、健康に良く、小さい子供でも飲めるお茶として知られています。

 

麦茶を飲み過ぎるデメリットとは?

麦茶は、水と同じで飲み過ぎるとむくみの原因になりますが、こまめな水分補給をする目的で飲む場合には、デメリットはありません。

ただ、麦茶の原料の大麦には体を冷やす働きがあるため、飲み過ぎると、必要以上に体を冷やす可能性があります。特にキンキンに冷やした麦茶を大量に飲むのは避けた方が良いでしょう。麦茶を飲む時は、一度に大量に飲むのではなく、少量ずつ飲むのがおすすめです。

 

お茶は英語でなんて言う?

お茶は英語でなんて言う?

お茶は英語で「tea」といいます。日本人にとっては「tea」といえば緑茶のことを指しますが、英語圏の人にとっては「tea」といえば紅茶になります。

ただ、紅茶以外のお茶もある場面では紅茶は「black tea」と呼ばれることを覚えておくと良いですね。海外のレストランでは無糖の紅茶をポットサービスで提供するお店もあります。ちょっと意外な気もしますが、実際には料理の味を邪魔せず、口の中がさっぱりするのでなかなかおすすめです。

 

ほうじ茶って英語でなんて言う?

ほうじ茶は、英語では「roasted green tea」といいます。この「roasted」は「焙煎した」という意味で、ほうじ茶は緑茶の茶葉を焙煎して作られることが由来となっています。
最近「ほうじ茶ラテ」などでも人気のほうじ茶は、麦茶のような色をしていますが、緑茶の一種です。
また、麦茶がノンカフェインなのでほうじ茶もそう思われがちですが、緑茶と比べるとはるかに少ないものの、ほうじ茶にはカフェインが含まれています。
ほうじ茶の香ばしい香りには、コーヒーのようなリラックス効果があるとされています。

緑茶って英語でなんて言う?

緑茶は英語で「green tea」といいます。和食の人気が高まるにつれ、日本茶もその飲みやすさや成分が注目されています。緑茶に含まれる「カテキン」や「ビタミンC」、茶葉に含まれる「ビタミンEは」には「抗酸化作用」があり、体内で活性酸素が発生するのを防いだり、その働きを抑制する働きを持っているのです。そのため、活性酸素が原因で起こるがんや老化などを防ぐ効果が期待できます。
ちなみに、海外で売られている緑茶は甘味料が加えられて甘いんだそうです。どんな味がするのかちょっと興味がわきますね。

日本茶って英語でなんて言う?

日本茶って英語でなんて言う?

日本茶は英語で「Japanese tea」といいますが、「日本茶=緑茶」という意味ではなく、「日本で作られたお茶」や「日本で飲まれるお茶」を指します。
そのため、海外のレストランで「Do you have Japanese tea?」と聞いても緑茶のことと思ってもらえず、「無い」と言われてしまうことがあります。この場合、「Do you have green tea?」と聞いてみるのが良さそうですね。

日本茶のほとんどは「不発酵茶」である緑茶です。不発酵茶とは、茶葉を加熱することで茶葉の酸化や発酵を止めて作られるお茶のことをいい、緑茶の場合は「蒸す」ことで茶葉を加熱します。これは世界では珍しい製法です。

一方、発酵茶と呼ばれるお茶は紅茶やプーアル茶などをいいます。ウーロン茶は茶葉が発酵する途中で加熱する「半発酵茶」になりますよ。

Aさん
There are so many kinds of tea.
訳)お茶にはいろんな種類があるんだね
Bさん
However, all teas are made from the same variety of tea leaves.
訳)でも、どのお茶も同じ品種の茶葉から作られているんだよ
Aさん
Really? I didn’t know that.
訳)そうなの?知らなかった

農林水産省が訪日外国人向けに作成した日本茶に関するパンフレットには、日本茶の歴史や生産過程、美味しい淹れ方、お茶の栄養などについて英語で書かれています。外国人にお茶の説明をするのに役立ちますから一度読んでみてはいかがでしょうか。

参考:農林水産省ウェブサイト「日本茶パンフレット」

茶葉が原料ではないお茶は?

原料が茶葉ではないものには、麦茶(大麦が原料)や黒豆茶(黒豆が原料)、ルイボスティー(南アフリカのマメ科の低木の葉が原料)、ごぼう茶(ごぼうが原料)などがあります。英語での呼び方や、効能などを表にまとめてみましょう。

お茶の

種類

英語 効能
麦茶

(大麦)

barley tea 前述の効果に加え、胃の粘膜を保護したり、虫歯予防効果もある。(虫歯の原因であるミュータンス菌や、微生物の生成や固着を防ぐ働きがある)
黒豆茶

(黒豆)

black soybean tea 黒い皮は、アンチエイジング効果のあるポリフェノールの一種で、強い抗酸化作用を持つ、アントシアニンが多く含まれている。水に溶けやすく熱に強いのでお茶にして飲むのがおすすめ。
ルイボスティー

(ルイボス)

rooibos tea ノンカフェインのため、幼児でも妊娠中でも飲める。赤褐色のルイボスティーがメジャーだが、最近緑色のグリーンルイボスティーが注目されている。

ミネラルやポリフェノールが豊富。

ごぼう茶

(ごぼう)

burdock tea

(burdock root tea)

サポニンの働きで余分な皮脂の分泌を防ぐため、肌のキメが整い美肌効果が期待できる他、便秘やアンチエイジング効果もあるとされる。

 

麦茶を外国人に英語で説明したい

麦茶を外国人に英語で説明したい

麦茶を英語で説明するには、「Barley tea is a tea made from roasted barley.(麦茶は、焙煎された大麦から作られます)」のように説明することができます。

「Barley tea is a great summer drink because it cools your body heat off.(麦茶は体の熱を取ってくれるので、夏に最適な飲み物です)」というのも良いですね。

また、味について「What does it taste like?(どんな味がするの?)」と聞かれたら「It tastes nutty.(木の実みたいな味だよ)」とか「It tastes like weak coffee.(薄いコーヒーみたいな味だよ)」とか答えてあげるとイメージしやすいでしょう。

Aさん
Mom, I have a stomachache.
訳)お母さん、お腹痛いんだけど
Bさん
I’m sure you had too much barley tea.
訳)麦茶の飲みすぎでしょ
Aさん
Because it tastes good.
訳)だって美味しいんだもん

まとめ

麦茶は元々夏に欠かせない飲み物ですが、ポリフェノールの抗酸化作用や虫歯予防効果など、効能を知ると、もっと人気になっても良い気がしますよね。
また、麦茶はそのまま飲んでも十分美味しいですが、海外などではステビアなどの甘味料を加えて飲む人が多いんだそうです。ちょっと想像できませんが、挑戦してみたら新たな美味しさに出会えるかもしれませんね。
外国人の友人とお茶について話す時には、今回紹介した単語やフレーズを使って会話してみてください。
Have fun!