「無敵の英語表現を完全習得しよう!」

皆さんは英語で「無敵」を表現できますか?

こちらの記事では、英語学習者向けに、無敵を表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。

「無敵」に関する英語表現が分からなくて困っている人や、英語で「無敵」について話したいと思っている人は必見です!

「無敵」を英語で表現する方法

まずは、「無敵」を意味する英単語(形容詞)を3つ紹介していきます。

  1. “invincible”
  2. “unbeatable”
  3. “indomitable”

それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。

“invincible”

“invincible”は、「無敵の」や「負けない」という意味です。戦闘や競争で、打ち負かすことができない強さを示します。

最も一般的な表現であり、どんな攻撃にも耐え、打ち負かすことができない強さを持つ人や物を指す単語です。

品詞は「形容詞」であり、他にも「ゆるぎない」といった意味でも使われます。

invincible の「動詞形」はないですが、「~を無敵にする」と言いたい場合、”make ~ invincible” という表現を使いましょう。

Aさん
In the video game, when the character picks up a special power-up, they become invincible for a short time.

訳)このゲームでは、自分のキャラクターが特別なパワーアップを拾うと、短時間だけ無敵になる。

ビデオゲームをよくプレイする方なら、何かアイテムをゲットしたら、無敵になれるという状態はよくご存知なのではないでしょうか。

Aさん
Super Mario got a star and became the invincible Mario.

訳)スーパーマリオが星をゲットして、無敵マリオになったよ。

Bさん
You mean Mario was in the invincibility mode, right?

訳)マリオが無敵モードになったということだね。

外国人のゲーム友達と、スーパーマリオゲームについて英語で話すときに、invincible Mario「無敵マリオ」や invincibility mode「無敵モード」という表現が使えたら、かっこいいですね。

“unbeatable”

“unbeatable”は「打ち負かすことができない」という意味で、一般的には試合や競争において最も優れたパフォーマンスを示す者を指す単語です。

特に競争や試合のコンテキストで使われ、勝つことが不可能な強さを持つ人やチームを指します。

品詞は「形容詞」であり、他にも「強力な」や「無敵の」といった意味を持つ表現です。

この単語は、元をたどれば”beat”「打ち負かす」から来ていて、”beatable”で「打ち負かすことができる」という意味になりますが、その否定形で “unbeatable”「打ち負かすことができない」となります。

Aさん
The chess player is unbeatable; he has won every tournament he entered this year.

訳)このチェスプレイヤーはまさに無敵であり、今年出場したすべての大会で優勝している。

“indomitable”

“indomitable”は、「不屈の」や「屈服しない」という意味で、精神的な強さや、困難な状況にも負けずに抵抗する能力を指す単語です。

主に精神的な強さを指し、困難や挑戦に対して絶対に屈しない人を指します。

品詞は「形容詞」であり、「打ち負かせない」や「征服できない」といった意味がある単語です。

”indomitable”は “domitable”「飼いならすことができる、征服できる」の逆の意味になって、「屈服しない、征服できない」という意味になります。

Aさん
Despite the hardships she faced, her indomitable spirit kept her going.

訳)苦境に立たされても、不屈の精神で走り続けた。

「不撓不屈の精神」と言いたいときに、”indomitable spirit” という表現がよく使われます。

「無敵」に関連する表現

「無敵」の実戦練習|例文紹介

次は、「無敵」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。

  1. 打破できない:“insuperable”
  2. 難攻不落の:“unconquerable”
  3. 不屈の:“indefatigable”

それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。

打破できない:“insuperable”

“Insuperable”は、打破できない、克服できない、という意味があります。その反対の意味の”Superabale”は「打破できる、克服できる」という意味になり、それが不可能な状態を表しているのが、”Insuperable”「打破できない、小克服できない」となるわけです。

品詞は「形容詞」であり、反対の意味を表す形容詞は、”Superable”になります。

Aさん
An insuperable obstacle is not like a hurdle on a running track that slows you down a little; it stops you entirely. 

訳)乗り越えられない障害とは、ランニングコースのハードルのように、少しあなたのスピードを落とすようなものではなく、完全にあなたの足を止めてしまうものだ。

難攻不落の:“unconquerable”

“unconquerable”は、征服されない、克服されないという意味があります。特定の困難や挑戦に対して不屈の精神や力を持つことを表現する単語です。

品詞は「形容詞」であり、発音は「アンコンカラブル」となります。

この単語の元をたどると、conquer「征服する」という動詞から来ています。

Aさん
Despite the numerous challenges he faced, his spirit remained unconquerable.

訳)数々の困難に直面しながらも、彼の精神は打ち勝つことができなかった。

不屈の:“indefatigable”

“indefatigable”は、疲れ知らずの、という意味があります。持続的な努力や精神力を持ち続ける能力を表する単語です。

品詞は「形容詞」であり、他にも「根気がある」といった意味があります。

”indefatigable” の逆の意味の単語は、”defatigable”「可撓性の」になり、”fatigable”で「疲れやすい」という意味になります。

Aさん
The athlete showed an indefatigable commitment to her training, practicing day after day without fail.

訳)毎日欠かさず練習を重ね、不屈の精神でトレーニングに取り組んでいました。

「他の追随を許さない」を英語で何と言う?

「他の追随を許さない」を英語で何と言う?

「無敵」という表現から、「他の追随を許さない」という表現を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

「他の追随を許さない」を英語で何と言うか、見ていきましょう。

1. “unrivaled”

“unrivaled”は「ライバルがいない、無敵の、他の追随を許さない」という意味になります。

Aさん
The company has technology that is unrivaled in its industry.

訳)その会社は、その業界で他社の追随を許さない技術を持っている。

Aさん
This work contained a summary of architecture and was unrivaled in its accuracy and completeness.

訳)この作品は建築の要約が含まれており、その正確さと完全性において他の追随を許さなかった。

2. ”peerless”

“peerless”も「他の追随を許さない」という意味になりますが、その成り立ちについて考えてみましょう。

”peer”は「(能力などが)同等の人」という意味で、”less”がつくと「”peer”がいない」となるので、「ライバルがいない」→「他の追随を許さない」という意味になるわけです。

やみくもに表示された単語の意味を記憶しようとするのではなく、その単語の成り立ちを確認して覚えると、意味がすっと入ってきて、ずっと記憶していられるようになります。

“peerless”を使っている例文を見てみましょう。

Aさん
That cat video was peerless on YouTube. It was earning overwhelming views and sales.

訳)その猫動画は、YouTubeで他の追随を許さなかった。それは圧倒的なビューと売上を稼いでいた。

3. “be second to none”

“be second to none”も「他の追随を許さない」という意味になります。”be”の部分は、主語によって変わってきます。

直訳すると「他の誰(どれ)に対しても二番目にならない」なので、「他の追随を許さない」という意味になります。

例文を見てみましょう。

Aさん
The doctor’s expertise is second to none and many of his patients have benefited from his expertise.

訳)その医者の専門知識は他の追随を許さないもので、多くの彼の患者が彼の専門知識の恩恵を受けてきた。

「無敵」の実戦練習|例文紹介

「無敵」の実戦練習|例文紹介

最後に「無敵」を使った実戦練習をしていきましょう。

対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。

“invincible”の例文紹介

Aさん
You’ve been training really hard lately.

訳)最近、すごくトレーニングしているね。

Bさん
Yeah, I want to become as invincible as possible before the tournament.

訳)そうだね。大会までになるべく無敵になりたいんだ。

Aさん
With your dedication, I’m sure you’ll be tough to beat!

訳)あなたのような熱心さがあれば、きっと手ごたえがあるよ!

“unbeatable”の例文紹介

Aさん
Have you seen the new video game champion? He’s incredible!

訳)ゲームの新チャンピオンはもう見た?あれはやばいよ!

Bさん
Yes, the hero seemed truly unbeatable. His strength and abilities were beyond belief.

訳)見た見た!無敵のヒーローって感じだったね。彼の強さと能力は圧倒的だったよ。

Aさん
I heard she practices for eight hours every day.

訳)毎日8時間練習しているとか。

“indomitable”の例文紹介

Aさん
How did you manage to finish that marathon?

訳)どうやってマラソンを完走できたの?

Bさん
It wasn’t just physical strength. I had to tap into my indomitable willpower to keep going.

訳)完走するには、単に体力だけではないよ。不屈の心で頑張らないと、続けることもできなかったからね。

Aさん
That’s amazing! Your determination is truly admirable.

訳)本当にすごい!その決意は絶賛に値すると思う。

まとめ

今回の記事では、英語で「無敵」を表す様々な単語とその使い方について紹介しました。3つの言い方を最後に復習していきましょう。

  1. “invincible”
  2. “unbeatable”
  3. “indomitable”

英語を使った「無敵」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。特に最初の2つはよく使われるので、この機会にぜひ覚えておくといいですね。

今回の記事を参考に、「無敵」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。