日本語でも、「評価」や「評価する」という単語はよく使いませんか?日常生活でも使わないことはありませんし、どちらかというとビジネス英語なので会社で聞く言葉というイメージがあるかもしれませんね。そんな「評価」という英語はたくさんあって、どれをどのシーンで使えば良いかをよく知っておく必要があります。ここでご紹介するそれぞれの英単語のニュアンスをしっかりつかんで、適切なシーンで言えるように練習しましょう!

Evaluate

「評価する」という動詞としては一般的で、よく使われるのがこちら。ただし、意味的には高評価であると決まっているわけではなく、審査したり査定したり、診断したりするといったニュアンスで下す評価になるので、文脈を選ぶ英単語です。

審査などをしてから高評価なのか低評価なのかわかるものですから、訳し方によっては「評価する」より「査定する」などの方が日本語的にはわかりやすい時もあります。

Aさん
My company evaluates all employees.
訳)私の会社は従業員全員の評価をしています。

Assess

Assess

Assessも「評価する」であったり「査定する」という意味があるので、先ほどご紹介したEvaluateとほぼ同じ意味になります。日本語であえて訳を追加するなら「見積もりをする」でしょうか。

あまり使ったことがない単語かもしれませんが、Evaluateとセットで覚えてしまいましょう。学校での生徒の評価などにも使うことのできる単語です。

Aさん
My ring was assessed at 100 pounds.
訳)私の指輪は100ポンドと査定されました。

Appraise

Appraise

Appraiseも実はEvaluateやAssessと同じような意味を持つのですが、違いと言えばフォーマルな表現になることですね。ですから、英会話で使うよりはもう少しお堅いシチュエーションで使ったり、文語として扱う時があります。なかなか難易度の高い単語なので知っていれば自慢できますよ!

Aさん
The painting was appraised as real.
訳)この絵画は本物だという評価が下された。

Judge

「評価する」は日本語で別の訳を当てはめると「判断する」になりませんか?そうなるとわかりやすいのがJudgeという単語です。こちらは日本語でも「ジャッジする」と言い、何か判決を下す時に使います。

「裁く」だったり「審判を行う」だったりが辞書で出て来るため法律的な意味合いが強いですが、英会話では「非難する」という意味で使われることもあるので覚えておきましょう。こちらの方が日本人的にはマイナーな意味ですが、英語圏では日常会話的に使うのですからメジャーであると言えます。文脈によって、「評価する」なのか「非難する」なのか瞬時にわかるようになるまでトレーニングを続けましょう。

Aさん
You shouldn’t judge a person by their appearance.
訳)人を見た目で判断してはいけないよ。
Bさん
Mr King says the same thing.
訳)キング牧師も同じことを言っていたんだよね。

Rate

Rate

こちらは「評価する」という単語の中でも、点数で評価を下すという意味を持っている単語です。ということは、それこそ学校での生徒の成績を点数で表す時や、企業が生産している商品の品質チェックを5段階評価にしている時などに使えるということですね。

Aさん
I rate it on a scale of 1 to 5.
訳)私は5点満点中1点を付けますね。

Score

何かを評価する時、やはり点数でその評価をより具体的に可視化することは多いと思います。そんな時に使われるのが先ほどご紹介したRateになるわけですが、Scoreになるとより点数で評価を付けるというニュアンスが強くなります。

日本語だと、ボーリングなどで「最高スコアは?」と聞くなど、点数に関連する単語として既に使われているので使いやすいかと思います。「評価する」という日本語訳がしっくりこない時は、「得点する」や「採点する」を当てはめてみましょう。

Aさん
Mary scored a perfect 100!
訳)メアリーは100点満点を取ったって!
Bさん
That’s her!
訳)やっぱりね!

まとめ

「評価する」という英語がひとつでも出てきたら英語学習は進んでいると言っても良いレベルでしょう。しかし、問題はその使い分けなんですよね。日本語ではどれも「評価する」という訳で不自然ではなくても、英語ではシチュエーションによって違和感を持つ単語だってあります。それを正しく見極めて使えるようになれば、さらなるレベルアップができます。