“against”の意味や使い方、類似表現を例文付きで徹底解説

“against”は複数のものが圧力をかけながあら対立するイメージで、そこから派生して「反対する」「～に対して」という意味になります。日本では大学受験やTOEICなど英語の試験でたくさん使われる表現なので、学生の方には特に覚えてほしい英語表現です。

そこで本記事では「“against”について詳しく知りたい。」「“against”の意味を理解して受験や英会話で活かしたい。」という方に向けて、“against”の意味や使い方、“against”に似た英語表現を例文付きで分かりやすく解説しています。記事を最後までチェックすれば、“against”に関することは一通り理解でき、実践的な例文で学ぶことができるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

“against”の意味や使い方

“against”には、以下3つの意味や使い方があります。

• 反対する
• 反する
• ～に対して

それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。

反対する

“against”には「反対する」という意味があります。「反対する」という意味から派生して、「～に」「～を背景に」という意味にもなります。まずは“against”の使い方について見てみましょう。

• Be against … ：～に反対する
• Stand against : ～に反対する

「反対する」として使用される”against”の例文をいくつか紹介します。

「〜を背景に」という意味で使用される”against”の例文を紹介します。

Aさん
That painting looks beautiful against the dark room.
訳）その絵は暗い部屋を背景に美しく映えています。

「〜に」という意味で使用される”against”の例文をいくつか紹介します。

• lean against … ：～によりかかる
• Set A against B …  : AをBに立てかける

Aさん
She was leaning against the wall.
訳）彼女は壁に寄りかかっていた。

Aさん
She set the ladder against the door of the house.
訳）彼女はハシゴを家のドアに立てかけた。

反する

“against”には「反する、違反する」という意味があります。賛成を意味する「be for」と一緒に使われることも多いです。「反する、違反する」という意味で使用される”against”の例文をいくつか紹介します。

Aさん
Are you for or against abortion?
訳）あなたは中絶に賛成ですか？反対ですか？

Aさん
They were against the law and must pay compensation.
訳）彼らは法に違反したので、賠償金を払わなければいけません。

～に対して

“against”には「〜に対して」という意味があります。「〜に対して」という意味で使用される”against”の例文をいくつか紹介します。

Aさん
Our schools should also voice our objection against the new gun policy that the state announced last month.
訳）私たちの学校も、先月州が発表した新しい銃政策に対して抗議を表明すべきだと思います。

Aさん
The government is planning countermeasures against a new type of coronavirus.
訳）政府は、新型コロナウイルスに対する防衛策を計画しています。

“against”に似た英語表現の意味や使い方

“against”に似た英語表現以下3つの意味や使い方について解説します。

• “oppose”
• “disagree with”
• “object”

それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。

“oppose”

“oppose”は「反対する、対抗する」という意味になります。人に対して反対をするのではなく、計画や提案に反対するニュアンスを持っています。“oppose”を使った例文についていくつか見てみましょう。

Aさん
I oppose the re-introduction of the death penalty.
訳）私は死刑制度の再導入には反対します。

Aさん
Is  there anyone brave enough to oppose her?
訳）彼女に対抗できるほどの勇気を持った人はいますか？

“be opposed to”でも反対を表わすことができ、”against”よりも少しだけやわらかいイメージになります。

Aさん
Her parents were opposed to her quitting school, but her will remained the same.
訳）彼女の両親は彼女が学校を退学するのに反対していましたが、彼女の意志が変わることはありませんでした。

“disagree with”

“disagree with”は「反対する」という意味になります。“agree with”「同意する」に否定形を表わす”dis”がついて主に相手の意見に同意できない場合に使われる表現です。“disagree with”を使った例文についていくつか見てみましょう。

Aさん
He strongly disagreed with everything I said, which made me sad.
訳）彼は私が言ったことにすべてに強く反対したので、私は悲しい気持ちになりました。

Aさん
She is tolerant of those who disagree with her.
訳）彼女は自分の意見に反対する人に対しても寛容である。

“disagree”を単体で使うこともできます。

Aさん
I don’t agree at all.
訳）私はまったく賛成できません。

“object”

“object”は「反対する」という意味になり、”object to”の形で使われます。”object to”の”to”は不定詞ではないため、後ろには動名詞や名詞を置くことができます。”object to”を使った例文についていくつか見てみましょう。

Aさん
I know my president objects to the spending increase, but I really think it is vital for the company’s success.
訳）社長が支出増に反対しているのは知っていますが、私は会社の成功のために必要不可欠なものだと考えています。

Aさん
Most people will oppose plans to raise the price of wheat.
訳）小麦の価格を上げる計画には、ほとんどの人が反対するでしょう。

まとめ

“against”の意味や使い方、”against”に似た英語表現3つの意味や使い方について解説しました。“against”は「反対する」の他にも「～を背景に」や「～に対して」などたくさんの意味を持っている単語のため覚えるのに苦労するかもしれません。

しかし“against”は受験でもよく使われる表現なので、この記事でインプットをした後は、何度も“against”に触れ合うように実際に問題集やニュース、英会話などで復習することがおススメです。今回の記事で“against”の意味を少しでも理解することができれば幸いです。

bonjin

Webライター/ブロガー 高校時代の海外旅行がきっかけで英語に興味を持つ。大学時代には10ヵ国を旅し、TOEIC870点を取得。6年間の英語講師経験あり。現在は英語特化型のWebライターとして活動中。自身でもWebメディア「#オンライン英会話のある生活」の運営を行っている。