スマホやITの普及に伴い「アプリケーション」”application”という言葉を耳にする機会が増えたと思います。しかし実際には”application”の意味がはっきりわからない人が多いのではないでしょうか?
“application”はスマホの「アプリ」の意味や「申請」「応用」など様々な意味を持つ単語です。
本記事では”application”の意味や使い方を例文を使い詳しく解説します。
最後まで読めば、”application”の意味を理解し、自信をもって使えるようになりますよ。
“application”の意味
“application”は名詞で、以下5つの意味や使い方があります。
- 応募、申請、申請書
- 応用、利用
- アプリ、プログラム
- (薬やペンキなどを)塗ること、塗布
- 努力
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
応募、申請、申請書
“application”には「応募」「申請」「申込書」という意味があります。
「応募」「申請」「申込書」という意味での使い方は以下のとおりです。
- application for admission:入学の申込み
- application to university:大学の入学申請、願書
- make(submit) an application for~:~の申込みをする、(申請する)
動詞”apply for〜”も”make an application for〜”と同じ意味で使えます。
例文を紹介します。
Her application to attend the meeting was rejected.
訳)その会議への彼女の参加申請は拒否されました。
Aさん
Please send your application before the end of August.
訳)8月末までに、申込用紙を送付してください。
応用、利用
“application”には「利用」「応用」という意味があります。
“application of A to B”の形で使われているときは「AのBへの応用、利用」という意味になります。
「利用」「応用」という意味での使い方は以下のとおりです。
- application of scientific technology to medical treatment:科学技術の医療への応用
- application of life science to clinical study:生命科学の臨床研究への応用
- application of a rule to a particular situation:特定の状況に対する規則の適用
例文を紹介します。
Aさん
I think the worst application of drones is as weapons.
訳)ドローンの活用例で最悪のものは武器だと思います。
Aさん
This new technology will have many business applications.
訳)この新しい技術は多くの事業に応用されるでしょう。
アプリ、プログラム
“application”にはスマホの「アプリ」コンピュータの「プログラム」という意味があります。
”application software”「特定の作業をする目的で設計されたソフトウェア」のことで、多くの場合”software”を省略して”application”だけで表します。
なお通常スマホのアプリは英語では”app”(アップ)と略して表します。カタカナ発音で「アプリ」と言っても、ネイティブは理解できないので”app”も”application”と同時に覚えておきましょう。
「アプリ」「プログラム」の意味では以下のように使われています。
- web application:Webアプリケーション
- application error:アプリケーションエラー
- application engineer:アプリケーションエンジニア
- SPA(Single Page Application):シングルページアプリケーション(単一のページで、Webアプリケーションを構成する設計構造のこと)
例文を紹介します。
Aさん
I downloaded a new application to edit music.
訳)音楽を編集するために新しいアプリケーションをダウンロードしました。
Aさん
She uses the app WhatsApp to follow her family.
訳)彼女は家族の状況を知るためワッツアップのアプリを使っています。
(薬やペンキなどを)塗ること、塗布
“application”には薬やペンキなどを「塗ること」「塗布」という意味があります。
また除草剤などスプレーの「散布」の意味もあります。
「塗ること」「散布」という意味での使い方は以下のとおりです。
- application of fertilizer:肥料の散布
- application of paint on wall:壁にペンキを塗ること
例文を紹介します。
Aさん
Regular application of the cream should reduce swelling within three days.
訳)クリームを定期的に塗布すると、3日以内に腫れが軽減されます。
努力
“application”には「努力」という意味があります。
長期にわたり何か目標達成のために努力するという意味です。
「努力」の意味では”effort”が一般的ですが、硬い文章やフォーマルな場面では”application”が「努力」の意味で使われることがあります。
「努力」の意味での使い方は以下のとおりです。
- steady application to work:仕事へのたゆまぬ努力
- a man of unstinting application to studies:勉強(研究)に専念する人
例文を紹介します。
Aさん
Success as a writer demands great application.
訳)作家として成功するためには多大な努力が必要です。
“application”と“request”の違い
“request” も”application”と同様「申請、要請」という意味があります。
しかし”application”と“request”には違いがあります。
“application”は学校や会社、機関などあらかじめ申請や要請を受ける準備をしている所に書面で申請するときに使います。
“request”は現段階ではおそらく用意がされていない事柄への要求や申請を意味し、口頭で頼むこともあれば、書面で要請することもあります。
例文で意味の違いを確認してみましょう。
Aさん
My boss agreed to my request for a raise.
訳)上司は昇給の要望に同意してくれました。
昇給を考えていなかった上司に、口頭で昇給を要望していたので“request”を使います。
Aさん
The deadline for the job application is September first.
訳)求人応募の締め切りは9月1日です。
求人広告を出し応募の受け入れ体制がある会社に、履歴書という書面で応募したので、”application”を使います。
まとめ
“application”の意味や使い方を解説しました。
スマホの「アプリ」や「申請」「応用」など全く異なった意味を持つ単語です。
このように関連のない単語の意味を全て一度に覚えることは難しいので、まずはよく使われる意味から覚えていきましょう。そして覚えた意味からどんどん使ってみましょう。
少しずつの積み重ねが英語力アップに確実につながります。