“such”は「何か物事を強調する時」にだけでなく、物事を例える場合にも使われ、日常会話でもよく耳にしますが、ビジネスなどのフォーマルな場面でもよく使われる表現です。そんな“such”ですが、意味が複数あり、使うのが苦手な方が多く「いまいち使い方が分からない。」と悩んでいる方も多いと思います。
そこで本記事では「“such”について詳しく知りたい。」「“such”を使いこなせるようになりたい」という方に向けて、“such”の意味や使い方、“such”に似た英語表現を例文付きで分かりやすく解説しています。記事を最後までチェックすれば、“such”に関することは一通り理解でき、実践的な例文で学ぶことができるので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
“such”の意味や使い方
“such”には、以下の意味や使い方があります。
- 〜のような
- とても
- なんて~な
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
〜のような
“such”には形容詞で「〜のような」という意味があり、共通認識の話題や、何か仮定をする時に使われる表現で、会話の中で前に話した話題や事柄の省略の際にも使われます。形容詞だけではなく代名詞としての意味もあります。“a”や”an”など冠詞と一緒に使われる場合は、”such”の前に置くのではなく、後ろに置くので注意しましょう。”such”単体でも使われますが、”as”と一緒に使われることも多いです。まずは、形容詞としての”such”の使い方を見ていきましょう。
- such as : 〜のような
- such+A as B : BのようなA
- such as it is : たいしたものではないが
形容詞として使用される場合の”such”の例文をいくつか紹介します。
I’ve only lived in the countryside all my life, so I’d like to live in a city such as Tokyo, Osaka, Nagoya.
訳)ずっと田舎にしか住んだことないから都会に住んでみたいな。東京とか大阪とか名古屋とか。
You know I’m broke, I can’t buy such expensive shoes as yours.
訳)私は金欠だから、あなたが持っているような高価な靴は買えないよ。
You’re welcome to my humble home, such as it is.
訳)私の家にぜひ来てください。たいしたものはないですけど。
“such as it is”は文章の真ん中にも置くこともできます。
My income, such as it is, pay my mortgage and support my family.
訳)私の収入はたいしたことはないが、それで家の住宅ローンや私の家族を養っている。
“such”を単体で使うこともできます。単体で使う時は冠詞の”a”や” an”の置く位置に気をつけましょう。冠詞の”the”が入ることはほとんどありません。
I heard a loud noise outside and thought it was a gunshot, so I hid in the bathroom with my son. It’s hard for anyone to stay calm in such a situation.
訳)外で大きな音がしたから銃声だと思って、息子と一緒にトイレに隠れちゃったよ。そういう状況じゃ誰でも冷静を保つのは難しいよ。
続いて“such”の代名詞としての使い方について紹介します。”such”の代名詞は「そのようなこと、人」と言う意味があります。
He’s a very powerful guy. There are not many such in this world.
訳)彼はとても力持ちなんだ。この世界にあんな人はそう多くないよ。
Oh my God. My boyfriend just asked me to break up with me.
訳)なんてことだ、彼女に別れようと言われたよ。
Such is life.
訳)人生そんなもんだよ。
とても
“such”には「とても」という意味があり、自分の発言や何か物事を強調したい時に使われる表現です。「とても」という意味で使用される”such”の使い方を見てみましょう。
- such that : とても〜なので、〜するほど
「とても」という意味で使用される”such”の例文をいくつか見てみましょう。
He’s such a smart person that he gets a perfect score on every test.
訳)彼はとても頭がいいので毎回テストで満点を取ります。
「とても」という意味の”such”も単体で使うことができます。
This classroom is such a mess.
訳)この教室はとても汚いな。
なんて〜な
“such”には「なんて〜な」と意味があり、強調したい時やより感情的に表すときに使える表現です。「なんて〜な」という意味で使用される”such”の例文をいくつか見てみましょう。
That was such a great movie.
訳)なんていい映画だったんだろう。
She is such a kind girl.
訳)彼女はなんてやさしい子なの。
“such”に似た英語表現の意味や使い方
“such”に似た英語表現の以下3つの意味や使い方について解説します。
- “so”
- “very”
- “like”
それぞれ例文付きで詳しく見ていきましょう。
“so”
“so”も“suchと同じく「とても」を意味し何かを強調する時に使える表現ですが、”so”の方がカジュアル印象で、友達同士の会話や日常会話で使われることが多く、論文や契約者などのフォーマルな場面ではあまり使われません。
また、”so”は副詞なので形容詞と副詞の前にのみ使われます。”so”を使った例文もいくつか見てみましょう。
Look at that puppy! He’s so cute.
訳)あの子犬見て!めっちゃ可愛いね。
I miss you so much. I want to meet you again.
訳)君がいなくてとても寂しいよ。あなたにまた会いたい。
“very”
“very”も「とても」という意味があり、カジュアルな場合とフォーマルな場面のどちらでも使うことができる便利な表現です。”very”も副詞なので形容詞と副詞の前にのみ使われます。” very”を使った例文もいくつか見ていきましょう。
Look at that puppy! He’s very cute.
訳)あの子犬見て!とても可愛いね。
“very”は”so”よりもカジュアルな印象になります。
She’s usually very nice to me, but she just woke up on the wrong side of the bed today.
訳)彼女は普段はとても親切なんだけど、今日は機嫌が悪かったの。
“like”
“like”は”such as”と同じく「〜のような」という意味になります。”such as”の方がフォーマルな印象があり、”like”はカジュアルな場面で使われることが多いです。“like”は単体でも使うことができるが、動詞と組み合わせて熟語として使われることが多いです。”like”の使い方を見ていきましょう。
- look like : 〜のように見える
- Sound like : 〜のように聞こえる、思う
- smell like : 〜のような匂いがする
”like”を使った例文もいくつか見ていきましょう。
This room smells like my grandma’s house.
訳)この部屋は私のおばあちゃんの家の匂いがします。
That machine didn’t look like much even when it was clean, but it was reliable.
訳)その機械は、きれいでもあまり見栄えがしないが、信頼できるものだった。
This yogurt smells like peaches.
訳)このヨーグルトは桃の匂いがする。
まとめ
“such”の意味や使い方、“such”に似た英語表現の意味や使い方について解説をしました。”such”にはいろいろな使い方がありますが「何かを強調したい時に使える表現」と覚えるとイメージが湧きやすくなると思います。
”such”は日常会話からビジネルメールまで幅広く使えるとても便利なフレーズなので、今回学習した使い方を真似して実際にアウトプットする場を設けることが大切です。今回の記事で”such”の意味を少しでも理解することができれば幸いです。