日常生活の中で決断するシーンってたくさんありますよね。
いつも論理的に考えて決断する方もいれば、なんとなく直感で行動する方もいます。また、選択に迷ったときに「直感を信じて正解だった」と感じたことがある方もいるでしょう。
そんな「直感」ですが、英語で何と表現するのでしょうか。意外にパッと言葉が出てこない表現の一つですよね。
そこで今回は、「直感」の英語表現について解説します。
「第六感」「第三の目」など、直感に関連する英語表現についても解説しますのでぜひ参考にしてください。
「直感」は英語で?
「直感」は、感覚的に物事を感じ取ることで、同じ意味合いで「勘」という言葉が使われることもあります。
英語で「直感」と表現する場合、いくつか種類があります。単語によってニュアンスが異なるので、違いを押さえて使い分けをしましょう。
intuition
日本語の「直感」と最もニュアンスが近いのがintuitionでしょう。
intuitionは「直感」「直観」「勘」といった意味があり、頭で考えることなく本能的に何かを理解する能力というニュアンスがあります。たとえば、女の直感でパートナーの浮気に気づく、理解するというシチュエーションにはintuitionを使います。
- by intuition:直感で
- follow one’s intuition:直感に従う
- woman’s intuition:女の勘
わたしは直感を大切にしています。
彼女がウソをついていると直感しています。
わたしは何かがおかしいと直感しました。
hunch
hunchも日本語では「直感」「勘」「予感」という意味に訳される名詞です。
そのため、hunchと先ほど紹介したintuitionの違いは何かわからないでしょう。
hunchは直感の中でも、本能的な能力に基づく推測や感情を表現するときに用いられる単語です。hunchは本能的な直感によって「~だと感じる」「~だと思う」という“感情・推測”の要素が入っている点がintuitionとの違いです。
わたしはあなたが勝つと予感していました。
彼はわたしが好きだと思います。
instinct
instinctは「本能」「直感」「勘」という意味の名詞です。
instinctは直感の中でも、生物が生まれつき持っている本能、考えなくてもする行動を表現するときに使われる単語です。
鳥は本能的に飛ぶことを学びます。
あなたの直感に従って。
ただ、instinctは「直感」よりも「本能」という意味で用いられることが多いので、本能的な要素の含まれない直感を表現するときは使わないようにしましょう。
premonition
直感の中でもとくに「悪い予感」という意味で使うのがpremonitionという言葉です。
premonitionは「予感」「直感」という意味ですが、悪いシチュエーションが想定されるときしか使いません。たとえば、地震や台風などの災害が発生する予感がするとき、人が病気になったような気がするシチュエーションなどに使います。
わたしの嫌な予感が的中しました。
わたしは何か悪い問題が起こりそうな気がします。
feeling
「感覚」「感じ」「予感」という意味のfeelingは、日本語でも「フィーリング」という言葉があるので意味を理解しやすいのではないでしょうか。feelingはカジュアルな印象があり、悪い場合と良い場合の両方に使える表現なので、日常会話で使いやすい表現だと言えますね。
また、「get feeling」は先ほど紹介したhunchと似たようなニュアンスがあり、直感でそのように思う、推測するというのを表現できます。
わたしはテスト結果についていい感覚があります。
あの男性はよくない感じがします。
「直感」に関連する表現
「直感」に関するさまざまな英語表現を紹介しました。
ここでは、「第六感」「第三の目」など「直感」に関連する英語表現について解説します。
直感に従う
「自分の直感に従う」というのを表現する場合、「follow one’s intuition」というフレーズを使います。
followは「後に続く」という意味なので、「follow one’s intuition」を直訳すると「直感の後に続く」となり、「直感に従う」という意味になります。
わたしはただ自分の直感に従います。
第六感
人間には「視覚・聴覚・味覚・触覚・嗅覚」という五感があり、五感によって外界の情報を感じ取っています。
人間には五感があるのはすでに証明されていますが、第六感があるというのを聞いたことがある方も多いでしょう。直感的・感覚的に物事を察知する能力のことを第六感と表現されますよね。
存在の有無ははっきりとしていませんが、スピリチュアルな要素の強いこととして会話になることがあるでしょう。
このような「第六感」のことを英語でsixth senseと言います。
わたしは第六感によってそれを知りました。
そこに行くのは非常に危険だと第六感が働きました。
第三の目
第三の目は内なる目とも言いますよね。
第一の目は、視覚によって情報を得ること、第二の目は聴覚や嗅覚など、視覚の代わりとなりうる存在のことを指します。そして、第三の目を持つことができれば、直観力や養われたり、霊感が上がったりすると考えられています。
「第三の目」は英語で「third eye」と言います。
わたしの第三の目が、彼から離れるよう働いています。
まとめ
いかがでしょうか。
今回は「直感」の英語表現について解説しました。
論理的に考えて選択することもあれば、ときには直感を信じて行動することもありますよね。
ただ、「直感」にはさまざまな英語表現があってニュアンスが異なるので、どのような直感なのかによって単語を使い分ける必要があります。
カジュアルで身近な表現ではfeelingが挙げられますが、「直感」に近いニュアンスを表現するならintuitionやhunchが使えるといいですね。
ぜひ今回の記事を参考に、「直感」に関する英語表現を会話で活用してみてくださいね。