昨今、経済ニュースでもたくさん出てくる半導体!

英語の経済ニュースってパッと見、難しそうなので、ついつい敬遠しがちじゃないでしょうか??

今回は最近話題の「半導体」の英語をご紹介します!

実際の英語の経済ニュースも交えてご紹介していますので、英語の経済ニュース読解にも挑戦してみましょう!

半導体の英語は?

半導体の英語は?

半導体は「semiconductor」(セミコンダクター)と表現されます。

接頭辞の「semi」と「conductor」という単語が組み合わされていますね。

 

semi」は単語に付く接頭辞で「半分」を意味します。

conductor」は「導体」を意味します。

 

※そもそも「半導体」ってなんだ?

最近話題になっている半導体ですが、なかなかイメージ付かないですよね、、

半導体の英語を理解していただくために、簡単にご紹介いたします。

 

半導体」は電気を通しやすい「導体」と電気を通さない「絶縁体」の中間に位置する物質や材料のことです。

スマホやPCのみならず、洗濯機などの家庭用電化製品や車などの乗り物など、現代のほとんどの製品に使用されています。

実際の英語記事ではどのように使われている?

ここからは実際の英語記事を参考にしながら、「semiconductor」がどのように使われているか見ていきましょう!

 

まず、日本の半導体についての記事です。

As Japan plays catch-up in the semiconductor sector, Kyoto University’s ability to patiently play the long game with firms such as Flosfia increases the hope that the country will be successful.

日本が半導体分野で追い上げを図る中、Flosfia などの企業とともに、長期的な開発競争を辛抱強く戦える京都大学の能力は、日本が成功するという希望を高めている。

  • catch-up:追い上げる
  • in the semiconductor sector:半導体分野で

※「Flosfia」は京都大学発のベンチャー企業です。

出典:BBC News Services「Japan’s push into ‘deep tech’ innovation」(2022年9月27日)

 

次に半導体の国際的な動向にまつわる国際ニュースから一部抜粋した英文をご紹介します。

 

A global semiconductor shortage has thrust chip powerhouse Taiwan into the spotlight and made supply chain management a bigger priority for governments around the world.

世界的な半導体不足により、チップの大国である台湾が脚光を浴び、世界中の政府にとってサプライチェーン管理がより重要な優先事項になっています。

  • thrust:推力
  • powerhouse:強力な組織
  • global semiconductor shortage:世界的な半導体不足

※サプライチェーン:生産や供給管理など消費者に製品が届くまでの一連の流れ

出典:Reuters「Taiwan economy minister to address ‘concerns’ during U.S. visit」

いくつかの記事では「半導体」を「chip」と表現しています。

「半導体」に関連した英語表現

「半導体」に関連した英語表現

「半導体が内蔵されている」は英語で?

内蔵されている」を表現する場合、「contain」や「have」を使用します。

contain」は「含んでいる(含まれている)

have」は「持っている」という意味なので、

内蔵されている」という表現も可能になります。

 

(例文)

Aさん
The machine contains a lot of semiconductors.
訳)この機械にはたくさんの半導体が内蔵されている

 

「内蔵されている」を形容詞で表現したい場合、

internal」または「built-in」を使用します。

 

(例)

internal/built-in semiconductor:内蔵半導体(半導体が内蔵されている)

 

「半導体が不足している」は英語で?

不足している」は「be shortage」と表現します。

※「short」も同じ意味ですが、「不足している」を表す場合、「shortage」の方がよく使われます。

 

※「〜が不足している」は「lack of 」と表現することもできます。

 

(例文)

Aさん
There is a worldwide shortage of semiconductors these days.
訳)昨今、半導体が世界的に不足している。

 

「半導体を生産する」は英語で?

生産する」は「produce」を使います。

produce」は「生産する」の他にも、

引き起こす」や「創作する」、「取り出す」などの意味を持ちます。

 

(例文)

Aさん
The factories in this area produce semiconductors.
訳)この地域の工場は半導体を生産している。

 

「半導体の価格が上昇する」は英語で?

(価格/気温が)上昇する」は「rise」や「go up」を使用します。

※「go up」は価格や気温の他にも、「上に上がる」や「(山を登って)上がる」のような場合も使用できます。

 

(例文)

Aさん
Due to the shortage of semiconductors, their prices have increased in recent years.
訳)近年、半導体の品薄により価格が高騰しています。

 

半導体の大手企業とは?

半導体の大手企業とは?

競争が激化する半導体市場のトップ3のメーカーをご紹介します!

1. インテル(Intel)

世界一の半導体メーカーはアメリカのインテルです。

日本でも「インテル、入ってる」でお馴染みですね。

インテルは主にPC用の半導体製品に特化しています。

2. サムスン電子(Samsung Electronics)

韓国のサムスン電子が2番目の半導体メーカーです。

日本ではスマートフォン「ギャラクシー」でお馴染みですね。

DRAMという半導体に特化していますが、近年他の半導体の開発も進めています。

3. TSMC (Taiwan Semiconductor Manufacturing Company)

台湾のTSMCが3番目の半導体メーカーです。

新興企業ですが、近年急速に成長している半導体メーカーです。

日本に工場を建設する予定があります

 

半導体企業の名前は英語の経済ニュースにも出てくるので、覚えておくと読解が楽になります。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「半導体」についての英語は少し難しいですよね。

また、英語の経済ニュース記事もやはり難しいですよね。

(筆者も難しいと感じながら記事を書いておりました、、)

 

英語の経済ニュースを読解する能力は「英会話」とはまた違う能力です。

最初は少しずつ、調べながら挑戦してみましょう!