“numerous”は数の多さを表す英語表現のひとつです。「非常に多くの数」を表す形容詞です。

英文で見かける”numerous”ですが「いまいち使い方や意味や他の表現との違いが分からない。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで「”numerous”について詳しく知りたい。」という方に向けて、“numerous”の意味や使い方、“numerous”の読み方、”numerous”に似た英語表現の意味や使い方について例文付きで詳しく解説しています。

一通り記事をチェックすれば、数の表現に関することをおさらいできますよ。”numerous”について知りたくてこの記事にたどり着いた方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

“numerous”の意味や使い方

“numerous”は「非常に多くの」を意味する数を表す形容詞です。

語源は、「数」を意味するラテン語の”numerus”に由来しています。

“numerous”は堅い表現で口語ではあまり使用されず、講義などのフォーマルな場面で聞いたり、本やレポートなどで見かけることが多い表現です。

“numerous”は後ろに可算名詞をとります。

Aさん
There will be numerous opportunities to network during the international conference.
訳)その国際会議では人脈を広げる機会がたくさんあるだろう。
Aさん
Numerous studies have shown that reading, even for pleasure, can make a difference in our lives.
訳)数多くの研究が、楽しみのためであっても読書は私たちの人生にとても違いをもたらし得ると示しました。
Aさん
You can choose from a numerous selection of tools.
訳)道具の数多くの品揃えから選べます。
Aさん
My mother comes from a numerous family in Okinawa, Naha City.
訳)私の母は沖縄県那覇市の出身で、大家族の中で育ちました。

上記例文のように、”family”のような単数形の集合名詞を後ろにとることもできます。

“large family”と置き換えることもでき、”large”の方が口語でよく使われる表現です。

“numerous”の読み方

“numerous”の読み方

発音はアメリカ英語とイギリス英語で違いがあります。

各々、以下の発音記号で示されます。

アメリカ英語の発音記号は「nuː.mə.rəs」となり、カタカナにすると「ヌマラス、ニュマラス」になります。

イギリス英語では「njuː.mə.rəs」、カタカナにすると「ニューマラス」になります。

“numerous”に似た英語表現の意味や使い方

“numerous”に似た英語表現の意味や使い方

数や量の多さを表す表現をご紹介します。

  • “lots of”
  • “a lot of”
  • “many”
  • ”much”

口語で使用されるカジュアル度合いは、”lots of” >” a lot of” > “many” 、”much”> “numerous”となります。

それぞれ例文付きで確認しましょう。

“lots of”

「たくさんの」、「多くの」という意味を持ちます。

可算名詞および不可算名詞にも使用可能な表現です。

口語でよく使われる表現で、カジュアルな英語表現で“a lot of”よりもくだけた印象になります。

Aさん
My sister spends lots of money on clothes and shoes.
訳)姉は、洋服と靴にたくさんお金を使います。

Aさん
There will be lots of people in the amusement park today. Shall we go somewhere else?
訳)今日はたくさんの人がプールにいるでしょう。どこか違う場所に行きませんか?

“a lot of”

「たくさんの」、「多くの」を意味します。

可算名詞および不可算名詞にも使用可能な便利な表現です。

”lots of”と同様に日常会話でよく使われる表現で、違いはあまりありませんがカジュアル度合いが少し低くなります。

Aさん
My brother can’t come to the party as I have a lot of things to do today.
訳)兄は、今日やることがたくさんあるためパーティーには行けません。

Aさん
There is a lot of space to play in their garden.
訳)彼らの庭には遊ぶスペースがたくさんあります。

“many”

可算名詞に対して使用し、「たくさんの」、「多くの」という意味を持ちます。

実は少し堅い表現で、フォーマルな場面で使用されることが多い表現です。

Aさん
She felt sick because of so many bugs.
訳)彼女はたくさん虫がいたので気分が悪くなりました。

肯定文では、程度を強調する”so”、”very”などと合わせて用いられることが多いです。

Aさん
Many people were killed in the plane accident.
訳)飛行機事故で多くの人が死亡しました。

Aさん
Did you get many Birthday presents?
訳)誕生日プレゼントをたくさんもらいましたか?

口語では、数の多さの程度を強調するために” many many ~” と繰り返す表現方法もあります。

Aさん
I’m glad that I have many many great friends.
訳)私は素敵な友達が本当にたくさんできてしあわせです。

“much”

量の多さを表す英語表現で、「たくさんの」という意味を持ちます。

不可算名詞が対象となるため、数ではなく、抽象的、量や質に関するものに対して使います。

“many”と同様にフォーマルな場面で使うことが多い表現です。

Aさん
There is much orange juice in the refrigerator.
訳)冷蔵庫に多量のオレンジジュースがあります。

肯定文では、”many”のように程度を強調する”so”、”very”などと合わせて用いられることが多いです。

Aさん
She doesn’t have much information.
訳)彼女はたくさんの情報を持ってないです。

否定文で使用する場合は、「あまり~ない」という意味になります。

まとめ

“numerous”の意味や使い方、“numerous”の読み方、”numerous”に似た英語表現の意味や使い方について例文付きで解説しました。“numerous”の意味や使い方は理解できましたでしょうか?

単語の意味や使い方だけでなく、類似表現との違いを理解することで単語や表現の幅が広がりより状況に合った英語表現が使えるようになります。わからない単語や表現に出会ったら、調べる癖をつけるようにしましょう。そして意味や使い方を覚えたら、類義語との違いも合わせて理解しましょう。そうすることで、知識が別々のものではなく繋がるようになり、記憶に定着しやすくなりますよ。単語の意味や使い方と類義語も合わせて学ぶことで、知識のネットワークを構築して効率的に英語力を向上させましょう。