構成という言葉を聞いたことがある方がほとんどでしょう。
今回は「構成って英語でなんていうの?」をテーマに構成にまつわる英語表現や実際に使える英語例文を紹介します。
では、早速「構成とはなにか」からみていきましょう。
構成とは
構成と聞くと、どのようなことを想像されますか。
文章の構成や家族構成、音の構成など、さまざまなところで使用されます。
そもそも、構成というのは「いくつかの要素を一つのまとまりのあるものに組み立てること。また、組み立てたもの。」と定義づけられており(デジタル大辞泉)、なにかがまとまったものやことのことを示す言葉です。
たとえば、「この文章は4つの段落から構成されています。」といったり、「家族構成は両親と妹が2人です。」といったりします。
なんとなくイメージできましたでしょうか。
構成はなにかの要素から組み立てることと覚えておけば問題ないしょう。
構成って英語でなんていうの?
ここでは、構成を表す英語についてみていきましょう。
composition
構成を表す代表的な英語がcompositionです。
compositionは「構成、合成、混成、混合物」という意味があり、日常会話でもよく使います。
(例)
What is its composition?
それは何でできているのですか。
configuration
configurationは「形状、輪郭」という意味があり、直接的に構成と訳すことは少ないです。
しかし、物事の輪郭というニュアンスがあるので、構成という意味合いで使うことも少なくありません。
また、IT業界では”configuration of the system”(システムの構造)という使い方をします。
(例)
Could you tell me configuration of the system?
そのシステムの構造を教えてくれませんか。
constitution
constitutionは「構成、組織、構造」という意味があり、compositionと同様によく使う英語です。
ただ、compositionと比べると、より大きな枠組みを表すことが多いです。
憲法や政体、国体など、大きな組織やグループというニュアンスが強いので、ほかの英語と上手に使い分けましょう。
(例)
You should study the constitution of society.
社会組織について勉強するべきです。
structure
structureは「構成、構造」という意味で、非常によく使う英語です。
とくに建築業界において、構造物や工法を表すときに使用します。
そのほか、文章の骨組みというニュアンスとしても使うことがあるので、ぜひ覚えておきましょう。
(例)
Please check the structure of a machine.
機械の構造を確認してください。
構成にまつわる英語表現
ここでは、構成にまつわる英語表現をみていきましょう。
- 部品構成:parts structure
- 家族構成:family make-up(structure)
- メンバー構成:group composition
- 本の構成:book composition
- ネットワーク構成:network architecture
- サイト構成:website structure
- フォルダ構成:folder structure
- 機器構成:configuration
組み合わせる単語によって、構成にまつわるさまざまな言葉を表せるので、ぜひ覚えておきましょう。
構成に関する実際に使える英語例文
ここでは、構成に関する実際に使える英語例文をみていきましょう。
あなたの会社ではどのような工法を採用しているのですか。
すべての家でツーバイフォー工法を採用しています。
そのエッセイの構成を教えてくれませんか。
このエッセイは4つのパラグラフから成り立っています。
このレポートではどれだけのパラグラフを書かなければなりませんか。
少なくとも3パラグラフ以上は書かなければなりません。
それはどんな構成になりますか。
それは、あなたのパートと私のパートの2つの構成から成り立ちます。
水の構成物はなんですか。
水は酸素と水素で構成されています。
論文を提出するときは、まず構成から送ってください。
わかりました。メールで送ってもいいですか。
はい。ただし、念のためセキュリティのチェックをしてください。
構成は覚えておいたほうがいい?
日本語でもたびたび使用する構成という言葉ですが、英語表現を覚えておいたほうがいいのでしょうか。
結論からいうと、覚えておいたほうがいいでしょう。
構成という言葉はさまざまなシーンで使用します。
学校やビジネスシーンのほか、日常会話でもよく使うでしょう。
とはいえ、いろいろな英語表現があるので、すべてを覚えるのは難しいと感じる方も多いのではないでしょうか。
そこで、できれば「composition」と「structure」は覚えておいたほうがいいでしょう。
いずれもいろんな場面で使えるので、言い回しがしやすいのが特徴です。
とくにstructureは文章の構造や建物の構造、家族構成など、いろんなところで使用できます。
一度は聞いたことがあるという方も多いかもしれませんが、ぜひこの機会に覚えておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「構成って英語でなんていうの?」をテーマに構成にまつわる英語表現や実際に使える英語例文を紹介しました。
構成はstructureやcompositionなどで表すことができ、英語圏ではよく使用されます。
ただ、それぞれ微妙にニュアンスが異なるので、言葉の意味や特報をしっかりと理解して、上手に使い分けられるようになりましょう。
また、実際に使える英語例文を参考に、どのようなシーンかイメージしながら、英語表現をマスターしましょう。