“innocent”は「無罪の」、「純粋な」といった意味で使われる英語表現です。形容詞・名詞として使うことができます。

英文や英会話の中でもよく使用される”innocent”ですが「使い方や意味がよく分からない。」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?

そこで「”innocent”について詳しく知りたい。」という方に向けて、“innocent”の意味や使い方、”innocent”に似た英語表現の意味や使い方、”innocent”の対義語の意味や使い方について例文付きで詳しく解説しています。

本記事を一通り目を通していただければ、”innocent”に関することはおさらいできますよ。”innocent”について確認したくてこの記事にたどり着いた方は、ぜひ最後までチェックしてみてください。

“innocent”の意味や使い方

“innocent”には、形容詞と名詞としての使い方があります。

品詞別に意味や使い方を確認しましょう。

形容詞としての”innocent”

形容詞として使用する場合、大別して以下3つの意味があります。

  • 「無罪の」、「潔白な」
  • 「純粋な」、「無邪気な」
  • 「無知な」、「お人よしの」

それぞれ例文付きでみていきましょう。

「無罪の」、「潔白な」

“innocent”には、「無罪の」、「潔白な」という意味があります。

Aさん
My mother is innocent.
訳)私の母は無実です。

 

Aさん
An innocent woman was arrested by mistake.
訳)無罪の女性が誤って逮捕されました。

 

Aさん
The suspects were innocent of the crime.
訳)容疑者たちはその罪を犯していませんでした。

「純粋な」、「無邪気な」

“innocent”には、「純粋な」、「無邪気な」という意味があります。

日本語のカタカナ表記の「イノセント」は、「無垢な」、「無邪気な」を指すことが多いです。

Aさん
My niece is an innocent kid.
訳)姪は無知で無邪気な子供です。

 

Aさん
My brother was innocent as a child.
訳)私の弟は、子供のころ無邪気でした。

 

Aさん
Nick was deceived by her innocent appearance.
訳)ニックは彼女の無邪気な外見にだまされました。

「無知な」、「お人よしの」

“innocent”には、「無知な」、「お人よしの」という意味があります。

人の性質に対して使用します。

この場合、「世間知らずな」といったネガティブなニュアンスを含むので使用に注意が必要です。

日本語の「イノセント」とのニュアンスとは異なり、使い方によっては嫌味に聞こえることがあります。

Aさん
We feel bad that he was tricked by his sister, because he is still so innocent.
訳)彼はまだ世間知らずだから、私たちは彼が姉に騙されたことに対して可哀そうだと思いました。

 

Aさん
He was surprised how innocent she was.
訳)彼は彼女の騙されやすさに驚きました。

名詞としての”innocent”

名詞として使用する場合、「無邪気な人」、「子供」、「お人よし」を意味します。

“innocent”はそのままで可算名詞として、「~の人」として使われることがあります。

Aさん
They are innocents.
訳)彼らは無罪の人たちです。

“innocents”の代わりに”innocent people”とすることもできます。

“innocent”に似た英語表現の意味や使い方

“innocent”に似た英語表現の意味や使い方

“innocent”に類似した英語表現以下3つの意味や使い方について解説します。

  • ”innocence”
  • “pure”
  • “naive”

各々、例文付きで確認しましょう。

”innocence”

「無実」、「天真爛漫」、「無邪気」という意味を持ちます。

名詞として使います。

Aさん
He still has the innocence of a child.
訳)彼にはいまだに子供のような無邪気さがあります。

 

Aさん
Do you have any evidence that proves the defendant’s innocence?
訳)被告人の無実を証明する証拠はありますか?

”pure”

「純粋な」、「素朴な」という意味を持つ形容詞です。

日常的によく使用される単語です。

人の性格や感情に対して使用する場合、”innocent”に近い意味を持ちます。

純粋なことを表す表現なので、ポジティブなニュアンスを含みます。

Aさん
He told his girlfriend’s mother that their love was pure.
訳)彼は彼女の母親に彼らの愛は純粋であると伝えた。

 

Aさん
Everyone felt pure excitement about the trip.
訳)全員、旅行に対して純粋に興奮していました。

”naive”

「世間知らずな」、「純真な」という意味を持ちます。

幼稚さや未熟さを表す表現です。

Aさん
In spite of his appearance, he has a naive side. 
訳)ああ見えても彼は純真なところがあります。

 

Aさん
You are naive.
訳)あなたは世間知らずです。

上記の例文は、ポジティブなニュアンスはなく褒め言葉ではないので使用に注意が必要です。

“innocent”の対義語の意味や使い方

“innocent”の対義語の意味や使い方

“innocent”の反対の意味を持つ単語をご紹介します。

”guilty”

「有罪の」、「罪の意識がある」という意味を持つ形容詞です。

Aさん
The girls were guilty of theft.
訳)少女たちは盗みを犯しました。

 

Aさん
She feels guilty about having told a lie.
訳)彼女はうそをついたことで気がとがめています。

 

Aさん
I think she did something bad, because she looked guilty.
訳)彼女は罪悪感のある感じがしたので、何か悪いことをしたと思います。

「有罪の」という意味から派生し”be guilty of”の形で「に責任がある」という意味もあります。

Aさん
He’s guilty of murder.
訳)彼は殺人罪で有罪です。

 

Aさん
We are not guilty of anything.
訳)私たちは何も犯していません。

まとめ

“innocent”の意味や使い方、”innocent”に似た英語表現の意味や使い方、”innocent”の対義語の意味や使い方について紹介しました。

“innocent”の意味や使い方について理解できましたでしょうか?

“innocent”の意味や使い方が分かったら、英会話や英作文で“innocent”を実際に使ってみましょう。“innocent”が、ただの知識ではなく、使いこなせる英語表現になりますよ。知らない単語に出会ったら、意味や使い方を調べる習慣をつけましょう。意味や使い方を理解したら、類似表現や対義語も同様に使いこなせるようにしましょう。面倒な作業ですが、単語を体系的に理解することで記憶に定着しやすくなります。地道に英語の基礎を固めることが、英語力向上につながります。