「車椅子」は英語で言うとwheelchairと言います。
「車椅子」は私たちの体が病気や交通事故などで歩けなくなったときに私たちの体を移送するための物です。
「車椅子」と言うと介護用の「車椅子」を思い浮かべるかもしれませんが、他にも電動・競技用など種類は様々あります。
車椅子バスケやテニスなどを見たことがある方もいるのではないでしょうか。
障がいをもつスポーツ選手が競技用の「車椅子」を使用します。
本記事では、「車椅子」の英語表現や、様々な「車椅子競技」についてご紹介します。
「車椅子」って英語でなんて言うの?
「車椅子」に関連した英語には以下の3つがあります。
・wheelchair 車椅子
・「motorized wheelchair」または「electric wheelchair」電動車椅子
・sports wheelchairs スポーツ競技用車椅子
それぞれの「車椅子」について詳しく解説します。
wheelchair
wheelchairは車椅子を意味します。
wheelは名詞で車輪、(回転する)輪を言い、chairで椅子を意味することで、車輪付き椅子=車椅子と訳します。
wheelchairを使った例文を見ていきましょう。
その電車は車椅子ユーザーに乗りやすくなっています。
私は車椅子に乗っています。
彼女は車椅子生活を過ごし続けています。
「motorized wheelchair」または「electric wheelchair」
電気車椅子は英語で「motorized wheelchair」または「electric wheelchair」と言います。
motorizedは形容詞で、乗り物などのモーター駆動の、電動の、と言う意味になります。
さらにelectric は形容詞で、電気で動く、電動の、電気駆動式の、と言う意味があり、これらが、wheelchairとつながることで、電動車椅子を表現できます。
例文を見ていきましょう。
彼女は電動車椅子を使いこなしています。
ジョンは歩くことができなくなったために、電動車椅子を使わなければならないのです。
私たちは母のために電動車椅子を買う予定です。
sports wheelchairs
競技用の車椅子のことをsports wheelchairsと言います。
競技用の車椅子はバスケ、テニスのようなそれぞれのスポーツ種目に合った特性を持っています。普通の車椅子と違い車輪がハの字形になっていることで動きやすくなっています。
競技中に倒れにくく、選手同士がぶつかり合ったときに防御する機能などが備わっています。
例文を見ていきましょう。
競技用の車椅子の開発はレベルの高いものとなっています。
多くの選手が競技用の車椅子を使います。
その会社は競技用の車椅子を作っています。
「車椅子競技」にまつわる様々な英語表現
車椅子に乗った選手がぶつかり合いながら得点を決めていく爽快感のある種目として車椅子バスケットボールは有名です。
さらに、車椅子テニスでは、日本のプロ車いすテニス選手として世界的に活躍されている方もいらっしゃいます。ほかにも開催されている車椅子競技について詳しく解説します。
wheelchair basketball
車いすバスケットボールは英語で、 wheelchair basketballと言います。
車椅子競技では、 wheelchairのあとに競技名〇〇が入ります。
車椅子バスケは、健常者のバスケのルールとほぼ同様ですが、ダブルドリブルのルールはありません。
そのため、ドリブルとボールの保持を繰り返し行うことが認められています。
また、選手は、障害の程度によってポイントでクラス分けがされ、重症の障害をもつ選手でも参加できるような仕組みがされています。
私たちは車椅子バスケットボールをサポートしています。
彼は車椅子バスケットボールの選手です。
車椅子バスケットボールにはダブルドリブルのルールはありません。
wheelchair tennis
車椅子テニスは英語で、wheelchair tennisと言います。
車椅子テニスのルールはテニスと同様です。
パラリンピックでは1992年のバルセロナ大会より正式競技として行なわれており、グランドスラムのような世界規模での大会も行われています。
例文を見ていきましょう。
私たちは車いすテニス大会へ行ったことがあります。
私はTVで車椅子テニスを見ました。
トムは子供の頃から車椅子テニスを行っています。
wheelchair rugby
車椅子ラグビーは英語でwheelchair rugbyと言います。
四肢に麻痺のある障がい者が競技するスポーツで、バスケットボール、ラグビー、アイスホッケーなどの要素を採り入れながら、カナダで考案されたスポーツです。
車いす同士が激しくぶつかり合うため、迫力のあるスポーツで、2000年シドニーパラリンピックから公式競技となりました。
東京パラリンピックでは日本代表が銅メダルを獲得しています。
例文を見ていきましょう。
私たちはチェアーラグビー競技大会を観戦しました。
車椅子ラグビーはパラリンピック競技種目の一つです。
車椅子ラグビーは1977年からカナダでプレイされています。
wheelchair fencing
車椅子フェンシングは英語でwheelchair fencingと言います。
ピストと呼ばれる装置に車いすを固定し、上半身のみで競技を行います。
1960年の第一回ローマパラリンピックからの正式競技種目となっており、ヨーロッパで特にポピュラーな競技となっています。
パラリンピックだけでなく、ワールドカップ大会も行われています。
例文を見ていきましょう。
わたしは日本車いすフェンシング協会に所属しています。
彼は私に車いすフェンシングのルールや見どころを教えてくれました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会では、車いすフェンシングは幕張メッセで行われました。
まとめ
「車椅子」に関連した英語表現について紹介しました。
「車椅子」は英語でwheelchairと言います。ほかにも電動車椅子はmotorized wheelchairやelectric wheelchairと言います。さらにスポーツに特化した競技用の車椅子はsports wheelchairsと言います。
車椅子と言うと介護用のイメージがあるかもしれませんが、それぞれ使用者の用途に応じた車椅子が作られています。
さらに車椅子を使った競技として4つの競技種目についても紹介しました。ぜひ興味があれば、参考にしてくださいね。