まずは「頻繁」とはどのような意味があるのでしょうか。
意味としては、同じことが繰り返して頻回に起こることを言いますが、どのくらいの回数で起こるのかはっきりはしていません。
しかし、「いつも」起きていることが、100%の確率であるとしたら、「頻繁」に起きていることはだいたい80から90%程度で起きると言われています。
このような頻度に関する副詞は他にも、時々、しばしば、たいてい、様々などがあります。
これらの副詞を使って話し相手にどれくらいの頻度で物事が起こっているのか、感じているのかを伝えることができます。
例えば、習慣や習い事などどの程度の頻度で行なっているのかを伝えるときに使われます。このように頻度は日常会話で使われやすい表現と言えるでしょう。
本記事では、頻度の中でも「頻繁」に関連した副詞の英語表現についてご紹介します。
「頻繁」って英語でなんて言うの?
「頻繁」とは英語で以下の3つの英単語を使うことで表現できます。
- normally
- frequently
- very often
それぞれ「頻繁」という意味で使われますが、どのような意味があるのか詳しく解説します。
normally
normallyは副詞で、普通は、通常は、普段は、という意味があります。
毎回とまでは言わないけれど、80〜90%の高い頻度で行なっていることを表すときに用いることができます。
一般的に、頻度の副詞として使う場合は、文章の中で、一般動詞の前、be動詞の後ろ、助動詞の後ろ、文頭に置かれます。
動詞の後ろに置かれる場合は、(機能などの作動が)正常であることを表す表現としても使われます。
それでは例文をみていきましょう。
彼は普段は22時に寝るようにしています。
父は家族と話すとき、たいてい大きな声で会話します。
だいたいいつもだと土曜日はショッピングに出かけています。
frequently
frequentlyは副詞で、高い頻度で、頻繁に、しばしば、たびたびを意味します。
この表現も80〜90%の高い確率の頻回であることを表すときに使うことができます。
例文をみていきましょう。
母は、たびたび亡くなった祖母のことを思い出します。
彼は頻繁に仕事を変えています。彼は仕事が長続きしないのです。
オペラ座の怪人は世界中で演じられています。
very often
very oftenは副詞で、頻繁に、しょっちゅう、何度も、非常に多くの場合、という意味があります。
こちらも高い頻度で繰り返し起こってしまう事象に対して用いられう副詞になっています。
例文をみていきましょう。
私は寝ているときにしばしば正夢を見ます。
私はしょっちゅう甘いお菓子を食べています。
多くの人がイギリスでは天気がよく変わることを知っています。
「頻度の副詞」にまつわる様々な英語表現
「頻繁」についての英語表現について解説してきました。
ここでは「頻繁」以外で表現できる頻度の副詞として以下の3つがあります。
・always
・often
・sometimes
それぞれの副詞の意味について解説していきます。
always
alwaysには、いつも、常に、始終という意味があります。
頻度としては100%の割合であり、必ず繰り返し行われている、感じていることを表し時に用います。
他にも、以前からずっと、前々から、昔から、今に始まったことではないが、相変わらず、いつまでもというように、過去から未来にかけて変わらない状態や気持ちを表すことができます。
例文をみていきましょう。
ジョンはいつも遅刻するので、私は待たされています。
アナがいつも疲れているように見えるのは、十分に眠れていないからです。
トムはいつも妻を褒めてばかりいます。
often
oftenは副詞で、しばしば、たびたび、ちょくちょく、しょっちゅう、頻繁に、よくという意味があります。
頻度としては、「頻繁」よりも低く、だいたい60%程度と言われています。
例文をみていきましょう。
私たちはしばしば子供のころの話をします。
トムはよく家族と一緒に東京に住みたいと望んでいます。
彼らはちょくちょく公園でランチしてます。
sometimes
sometimesとは副詞で、ときどき、時には、時として、たまに、という意味があります。
頻度としては、だいたい50%程度と言われています。
例文をみていきましょう。
彼女は時々授業中に寝てしまうことがあります。
私達はたまにゴルフをします。
時々ジョンは健康のために公園の周りを歩きます。
まとめ
「頻繁」に関連した英語表現について紹介しました。
「頻繁」を英語で言うとnormally、frequently、very oftenの3つの英語表現を覚えておけば日常会話で使えます。頻度としては、80〜90%の頻度で繰り返し行う習慣や行動について表すことを覚えておきましょう。
さらに、副詞の頻度には他にも表現方法があり、例えば、alwaysは100%で行なっていることを、oftenは60%程度、sometimesは50%程度というようにそれぞれの頻度を表す英語表現があります。
それぞれの頻度の英語表現を活用することでより詳しく相手へ程度について伝えることができるので、ぜひ英会話の参考にしてくださいね。