「メリークリスマス!」毎年クリスマスの訪れを楽しみにしている方も多いのでは?

英語がそのままカタカナで日本語になっているので、あまりクリスマスにまつわる表現を詳しく知ろうと思ったことはないかもしれませんね。

しかし、海外では日本が年賀状を送り合う文化のように、クリスマスカードを送るという習慣があったり、日本以上に盛大なイベントです。ですから、クリスマスが近づいてきたら相手に言いたいフレーズや、言われた時にわかるようにしておきたいフレーズをここでまとめてみました!

ぜひ覚えて使ってみてくださいね。

クリスマスならではの表現

クリスマス前に贈りたい言葉

ではまずは、欧米では通じるけれど、英語を学んでいないとわからない表現についてご紹介します。ちょっと独特で、その文化圏に住んでいてもクリスマスの時期を過ごさないと知らないままの場合もありますよ。

Ho Ho Ho!

こちら、皆さんご存知ですかね。サンタクロースの笑い方はなぜかこのように表します。発音は「ホーホーホー!」なぜか知っているという方はどこからか知識を得たのでしょうけれど、知らなければ何のことだかまるでわかりませんよね。この笑い声は、サンタクロースの喜びと幸せを表現しているそうです。

欧米のクリスマス映画の中で、サンタクロースが出てきて、”Ho Ho Ho!”と言っているのを聞いたことがある方はおられるでしょう。

Xmas

クリスマスを略語にする時、日本ではX’masという表現になって街中で見かけませんか?

しかし、このアポストロフィーがあるのは欧米では使いません。使うとしたらXmasです。そしてこちらもサンタクロースの起源となったヨーロッパ、その英語圏であるイギリスでは見かけません。使うのはアメリカだけです。ですから日本の表現を使うのは間違いになってしまいかねませんし、イギリスでも使いにくいなという表現になります。

Happy Christmas!

Merry Christmas!はよく知られていますが、Happy Christmas! は聞いたことありませんか?

どちらでも同じ意味なのですが、Happy Christmas!の方を使うこともあるので知っておきましょう。

ちなみに、ハリー・ポッターでは1巻でハリーとロンがホグワーツ魔法魔術学校で始めて過ごすクリスマスに、お互いに言うのはHappy Christmas!の方です。しかし、物語が進んで違う巻になると、ハリーとハーマイオニーはMerry Christmas!の方を使っていますよ。映画を見る際、表現に着目してみてください。

Happy Holidays!

クリスマスの少し前に会って、次に会えるのは年明けと分かっている場合には、Happy Holidays! を使うのがピッタリだったりします。

欧米ではクリスマス直前に仕事納めになって、年明けまでずっとホリディが続くという会社が多いので、お互いに Happy Holidays!という言葉を交わし合います。

Aさん
Happy holidays! I hope your holiday season will be full of joy and happiness.
訳)ハッピーホリディ! 喜びと幸せでいっぱいのホリディシーズンを!
Bさん
Thanks!  You, too.
訳)ありがとう! 君もね。
話し言葉と書き言葉は違うので、クリスマスのグリーティングカードに書く表現は話し言葉には使わないものが多いですが、I hope … は話し言葉でも使ったりします。

クリスマスの予定を聞く表現

クリスマスの予定を聞く表現

クリスマス前に英語で会話するというシチュエーションはよくありますね。相手にクリスマスの予定を聞く表現を紹介します。

「もうすぐクリスマスだね」を英語で

クリスマスの予定を聞く前に、「もうすぐクリスマスだね」とクリスマスの話題を持ち出さなくてはなりませんね。

「もうすぐクリスマスだね」は、”Christmas is just around the corner” といいます。”be just around the corner”は、クリスマスに限らず楽しみなことについても使えます。

「クリスマスの予定は何ですか」を英語で

クリスマスの話題を持ち出したら、「あなたのクリスマスの予定は何ですか」と聞いてみましょう。”What’re your plans for this Christmas?” か ”What’s your plan for this Christmas?” で聞くのが一般的です。be 動詞に “are” を使ったら “your plans”と複数形にして、”is” を使ったら “your plan”と単数形を使うようにしましょう。

Aさん
Hey, Christmas is just around the corner. What’s your plan for this Christmas?
訳)ねぇ、もうすぐクリスマスだね。今年のクリスマスの予定は何?
Bさん
My plan is to have a party with my friends. How about you?
訳)僕の予定は友達とパーティーをすることだよ。君はどう? 
Aさん
I’m planning to visit a Christmas market.
訳)私はクリスマスマーケットに行く予定です。

Bさん
Sounds great. Have fun at the market.
訳)すばらしいね。楽しんでね。

 

クリスマス気分が楽しめる場所で使える表現

クリスマス気分が楽しめる場所で使える表現

クリスマスと聞けば、皆さんは何を思い浮かべますか。人によって思い浮かべるものは違うでしょうが、クリスマス気分が楽しめる場所をいくつか挙げて、そういった場所で使える英語表現も紹介します。

クリスマスイルミネーション

日本全国にクリスマスイルミネーションが楽しめる名所がたくさんあります。日本のイルミネーションで使われている照明は、ほとんどがLEDライトです。

「クリスマスイルミネーション」は、英語では “Christmas lights”といいます。英語圏では、イルミネーションより “lights”を使うのが一般的です。

Aさん
Let’s go see the Christmas lights together.
訳)クリスマスのイルミネーションを一緒に見に行こうよ。
Bさん
Good idea. I’d love to see beautiful Christmas lights with you.
訳)いい考えだね。君と一緒にクリスマスのイルミネーションを見たいよ。

 

クリスマスマーケット

日本でもクリスマスシーズンに、クリスマスマーケットが増えてきました。ヨーロッパのクリスマスマーケットに近い雰囲気を醸し出しているものもあるので、機会があれば、ぜひ訪れてみてください。

「クリスマスマーケット」は、英語でも “Christmas market”といいます。クリマスマーケットで販売されているものの代表的なものは、クリスマスツリーのオーナメントなどが多いですが、グリューワインやホットミルクティーなどのホットドリンクも楽しめます。

Aさん
I love going to Christmas markets.
訳)私はクリスマスマーケットに行くのが大好きです。
Bさん
What do you buy there?
訳)君はそこで何を買うの?
Aさん
I usually buy some Christmas ornaments and have a cup of hot glühwein there.
訳)たいていクリスマスのオーナメントをいくつか買って、ホッとグリューワインを飲みます。

クリスマス前に贈りたい言葉

クリスマス前に贈りたい言葉

ではここからは、友人や同僚などに贈りたい、クリスマス前の言葉を一挙にご紹介しましょう!どれも使えるのでそのまま丸っと暗記してみてくださいね。

Aさん
We wish you a Merry Christmas!
訳)良いクリスマスを!
Bさん
You, too!
訳)あなたもね!

“We wish you a Merry Christmas”は歌でもありますよね。歌の中で何度も繰り返すものだからこそ脳にこびりついているという方も。だからそれを知っているとなんだかリズムに乗って言ってしまいそうです・・・!

Aさん
Have your best Christmas ever!
訳)最高のクリスマスを!
Bさん
Thanks!  You, too.
訳)ありがとう! 君もね。

“best Christmas ever”で、「今までで最高のクリスマス」という意味です。クリスマスという言葉を変えて使うことも可能です。ただ、クリスマスにやりたくもない仕事をする人に向かって言ってしまったらと思うと・・・。相手が休みかどうかを知ってから使った方が良いのかも?

Aさん
Have a lovely Christmas and a fantastic new year!
訳)素敵なクリスマスと素敵な新年をお過ごしください!
Bさん
Thank you! I’m going to spend a good time with my family.
訳)ありがとう!家族と楽しい時間を過ごすつもりです。

 

よくある表現に、Merry Christmas and a Happy New Year!というものがありますが、これを少し変えたものですね。「良い」とか、「素晴らしい」といった言葉を他の表現に変えて言い表すこともできます。

欧米では、クリスマスと新年が時期的に近いことから、どちらもまとめて楽しんでと伝えることが多いのです。日本では「良いお年を」と声をかけることが多くクリスマスはまだ働いているのであまり言及しませんよね。学校はクリスマス前に冬休みに入りますが、学生で「良いお年を」と言うとなんだか他人行儀な感じになってしまったり、クリスマスもまだなのに新年なんてまだ先だと思うと使えないかもしれませんね。

まとめ

クリスマスに使いたい表現、皆さんはいくつ知っていましたか?決まった表現もあれば、少し変えることができる表現もあったので自分なりにアレンジしてみてもOKです。

日系企業だと、クリスマスに会えない同僚や部下などに使えるフレーズになりそうです。

オンライン英会話を受講しているならクリスマスシーズンには必ず言いたいところなので、講師の方から言われっぱなしで自分は返せなかったとならないようにしたいですね。

いわばクリスマスに向けての予習。毎年来るビックイベントなので今覚えて今後使っていきましょう。

オンライン英会話レッスンで、「もうすぐクリスマスですね」と自分の方から切り出して、「あなたのクリスマスの予定は何ですか?」と聞くのもありです。相手にクリスマスの予定を聞いたら、自分の予定もきっと聞かれるので、何と答えるかも準備しておきましょう。

日本人が海外旅行をする機会は減っているかもしれませんが、オンライン英会話レッスンなどを通して、英語圏の人達とつながれる機会は増えてきました。その機会をフルに活かして、実践的で使える英会話を身に付けていきましょう。

一度その表現を覚えたら今後どこかで使える機会がめぐってくるかもしれないので、言葉は覚えがいがあります。