皆さんは英語で「サイコパス」を表現できますか?
また、漫画のタイトル”psycho-pass”で綴りは合っているのか気になりますよね。
こちらの記事では、そんな「サイコパス」に関する疑問を全て紐解いていきます。
「サイコパス」の英語表現の解説からスタートし、「語源」や「略称表現」を学んだ後に関連表現と例文を見ていく流れです。
この記事を読み終わるころには、誰よりも「サイコパスの英語」に関して詳しくなっていると言えるので、ぜひ一緒に学んでいきましょう。
では、始めて行きます。
「サイコパス」は英語で何と言う?
「サイコパス」を英語にする場合、正解となる単語は”psychopass”となります。
では、漫画のタイトルである「psycho-pass」は間違っているのでしょうか?
また、「サイコパス」の略「サイコ」はどのように英語で表すのか気になりますよね。
それぞれ詳しく解説していくので、一緒に見ていきましょう。
「サイコパス」は英語で”psychopath”と表現する
結論から言うと、「サイコパス」は英語で”psychopath”と表現します。
この単語の品詞は「名詞」となり、複数形で表す場合には”psychopaths”が正解です。
“psychopath”の意味をもっと詳しく言うと「(反社会的または暴力的傾向をもつ)精神病質者」のことを指します。
つまり、カタカナでの「サイコパス」は「精神病質者」のことを指すのです。
“psychopath”は”psycho”と略されることが多い
“psychopath”の略称表現は、”psycho”となります。
日本語の「サイコ」と同様に、発音は「サイコ」となるので覚えやすいのではないでしょうか。
英語でも”psychopath”と綴るのには少し時間がかかるので、正規表現よりも略称表現の方が便利な上に使われやすいです。
という事で、「サイコパス」は、”psycho”の方を覚えておけばOKでしょう。
「サイコパス」の語源は「精神病質者」である
そもそも「サイコパス」はどういう意味なのか気になりますよね。
ということで、サイコパスの意味をまとめてみました。
サイコパスとは、「感情の一部が欠如している」という点において特筆される精神病質者のこと。 引用:weblio辞典より
先にも少し触れた通り、「サイコパス」は「精神病質者」のことを指します。
「精神病質者」、つまり一種の「精神病」を持っている人のことを指すので、冗談で使う場合には相手と場面をしっかりと考慮する必要があるのです。
“psycho-pass”は大人気漫画のこと
ちなみに”psycho-pass”は、大人気漫画のタイトルを指します。
先にも紹介した通り、”psychopass”ではなく”psychopath”が正規表現となるので、厳密にいうとスペルが異なっているのです。
結論、医学用語の「サイコパス」を説明するには、”psychopath”を使い、漫画のことを言いたい場合は”psycho-pass”と綴るようにしましょう。
「サイコパス」の関連表現
次は「サイコパス」の関連表現を見ていきましょう。
本記事で紹介する関連表現は下記の3つです。
- madman – 狂人
- abnormal – 変態
- deviant – 異常者
どれも「普通でない人」という意味で共通しているので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
狂人 – madman
「狂人」は英語で”madman”と表現します。この単語は「正気でない人」を指しますが、”madman”の綴りにもその意味が込められているのです。
“madman”の”mad”には、「気の狂った、ばかげた、無謀な」という意味があります。
“man”には、「人間」という意味があるので、これらを足し算「気の狂った+人間」することで「狂人」を指す単語になったのです。
- Are there any movies with a madman in it?
訳)狂人が出てくる映画はない?
変態 – abnormal
「変態」を英語にする場合、”abnormal”と表現しましょう。
“abnormal”は、”normal(標準の、規定の、正規の)”の対義語となります。
“ab”には「分離・離脱」の意味があるので、「普通から分離・離脱した人」→「変態」と派生したのです。
- People who are not normal are called “abnormal.
訳)普通でない人を「アブノーマル」という.
異常者 – deviant
「異常者」は英語で”deviant”と表現します。
“deviant”には、形容詞と名詞の使い方がありますが、「異常者」として使う場合は「名詞」の意味になるのです。
ちなみに形容詞で使う場合には「常軌を逸した、逸脱した」という意味があるので、両方一緒に覚えておきましょう。
- There was a time when I wanted to be called a deviant.
訳)異常者と言われたい時期があった。
「サイコパス」を使った例文紹介
「サイコパス」の意味を理解したら、最後は例文を見て応用していきましょう。
単語を実際に文章で見ていくのはもちろん、文法面での解説もしていくので「英語学習」において役立つようにしています。
どれもそのまま覚えても使える表現なので、ぜひ一緒に見ていきましょう。
サイコパスなので人の痛みが分からない
- I’m a psychopath, so I don’t understand people’s pain.
自分が「サイコパス」であると、談交じりで伝えるシーンをイメージした例文です。
この文章は「私はサイコパスです。」と「人の痛みが分からない」を”so”で繋ぎ合わせています。”A, so Bで(AなのでB)”と表現できるので、覚えておきましょう。
後は、「私はサイコパスです」を”I’m a psychopath”、「人の痛みが分からない」を”I don’t understand(理解できない)”+”people’s pain(人の痛み)”と組み合わせることで、文章が完成します。
上司に「お前はサイコパスだ」と言われた
- My boss told me, “You’re a psychopath.”
この文章は「人にサイコパスと言われた」シーンをイメージして作った例文です。
日本語でもよくある「括弧」を使った表現方法であり、いわゆる「引用」を表す言い方となります。
使い方は簡単で、”「人」+ told me”の後に「括弧””」を使って引用するのみです。
つまり、”My boss”が「人」に当たり、引用部分は「お前はサイコパスだ(You’re a psychopath)」となります。
まとめ
こちらの記事では「サイコパス」に関する英語表現や関連表現、例文を紹介してきました。
本記事で扱った単語は下記の通りです。
- psychopath – サイコパス
- psycho – サイコ(サイコパスの略称表現)
- psycho-pass – 漫画のタイトル
- madman – 狂人
- abnormal – 変態
- deviant – 異常者
どれも「普通でない人」を指すので、実際に使用する場合は使う相手とシーンをしっかり考慮しましょう。
どの単語も言い方によっては、喧嘩の原因になりかねない為です。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。