子どもたちが外で遊ぶときの定番といえば「かくれんぼ」や「鬼ごっこ」がありますね。

「もういいかい?」「まだだよ」のかけ声がお決まりの「かくれんぼ」ですが、海外でも同じような遊びはあるのでしょうか?

今回は、そんな「かくれんぼ」を意味する英語を中心に、海外の子どもたちに人気の外遊びを解説します。英語のかけ声やじゃんけんの言い方も紹介するので合わせて覚えていってください。

 

「かくれんぼ」は英語で何と言う?

「かくれんぼ」は、英語で “hide-and-seek” です。
“hide” (隠す)と “seek” (探す)と組み合わせたシンプルな英語なので覚えやすいですね。

日本では「もういいかい?」「もういいよ。」というやり取りの後に、隠れた人を探し始めます。

しかし、海外では数を数えたらすぐに探しに行くというルールのため、「もういいかい?」「もういいよ」といった決まり文句はありません。

その代わり、鬼は数え終えたら “Ready or not, here I come!” (準備できていなくても探しに行くよ)と言うことが多いようです。

Aさん
Let’s play hide-and-seek!
訳)かくれんぼをやろうよ!
Aさん
Ready or not, here I come!
訳)隠れていなくても、探し始めちゃうよー!
Aさん
Where are you?
訳)どこにいるのかな~?
Aさん
I’m gonna find you!
訳)見つけちゃうからね〜!
Aさん
I can’t see you.
訳)どこにもいないなぁ。
Aさん
I found you, Arisa!
訳)アリサ、みーつけた!

日本版かくれんぼのかけ声を英語にすると、下記のような表現になります。

「もういいかい?」

  • Are you ready?
  • Ready or not?
  • Ready or not, here I come!
  • Ready or not I am coming!

「まーだだよ」

  • Not yet.
  • Not ready.
  • Wait, I’m not ready!

「もういいよ」

  • Ready.

「みーつけた!」

  • There you are!
  • Found you!

「鬼ごっこ」は英語で何と言う?

「鬼ごっこ」は英語で何と言う?

「鬼ごっこ」は、英語で “tag” です。
“tag” には「札」「ラベル」「付ける」「貼る」といった意味があり、タッチをして鬼の印をつけることに由来しています。

日本と海外で、 “tag” のルールに大きな違いはありません。
鬼役と逃げる役に分かれ、逃げている人が鬼にタッチされたら役割が入れ替わります。

鬼役は “tagger”“it” と呼ばれることが一般的です。
“it” は鬼ごっこ以外のゲームや遊びでも鬼を指した言葉としてよく使われています。

Aさん
Let’s play tag!
訳)鬼ごっこしよう!
Aさん
Who wants to play tag?
訳)鬼ごっこをやりたい人いる?
Aさん
I’m tagger [it]!
訳)私が鬼よ!
Aさん
I’m gonna catch you!
訳)捕まえちゃうんだから!

「だるまさんがころんだ」は英語で何と言う?

「かくれんぼ」は英語で何と言う?海外の定番外遊び、じゃんけんのかけ声も紹介!

「だるまさんがころんだ」は、英語で “red light, green light” と言います。

“red light” が赤信号の「止まれ」、 “green light” が青信号の「進め」を表し、進んだり止まったりしながら遊ぶゲームです。

鬼が後ろを向いて “green light” と言っている間、他の人が進んで鬼に近づきます。
そして、 “red light” と言って振り向いたときに止まっていなかった人が負けとなります。

Aさん
Let’s play red light, green light!
訳)だるまさんがころんだをしようよ!
Aさん
Ready?
訳)準備はいいかい?
Aさん
You are out. Go back to the starting line.
訳)君はアウトだよ!スタート地点に戻ってね!

「どろけい」は英語で何と言う?

「どろけい」は、鬼ごっこと同じくらいよく知られている遊びではないでしょうか?

「どろけい」とは「泥棒と警察」を略した言い方です。
呼び名やルールは地域によって違っており、関東では「どろけい」、西日本では「けいどろ」、東北では「助け鬼」ともいわれています。

そんな「どろけい」は、海外でも “Cops and Robbers” と呼ばれ、多くの子どもたちから人気の遊びです。

体育の授業に取り入れている学校もあり、カラーコーンを使って “jail” (牢屋)を作ったり、捕まった泥棒にいろいろな運動をさせるオリジナルルールを設けたりしています。

Aさん
Do you remember when we used to play cops and robbers at this park?
訳)この公園でよくどろけいをやったの覚えてる?
Aさん
It’s raining and we can’t play soccer during PE. So,  we’re playing cops and robbers at the gym.
訳)雨が降っていて校庭でサッカーができないので、体育館でどろけいをやります。

海外の子どもたちに人気の遊び3選

海外の子どもたちは、「かくれんぼ」や「鬼ごっこ」のほかにどのような遊びをしているのでしょうか?
海外で人気の遊びを3つ紹介します。

hot potato

“hot potato”は、レクリエーションや室内のアクティビティとして、海外では定番の遊びです。

ルールは、日本の「爆弾ゲーム」と似ています。

子どもたちが輪になって座り、音楽に合わせてボールを隣の人に渡していくゲームです。

素早くボールを回していき、音楽が止まったときにボールを持っていた人がアウトとなります。

Aさん
Let’s do hot potato today. Please sit in a circle.
訳)今日はホットポテトをやりましょう。輪になって座ってください。
Aさん
You used to play hot potato a lot when you were little. It’s nostalgic.
訳)ホットポテトでよく遊んでいたよね。懐かしいわ。

musical chairs

“musical chairs” は、日本でいう「イスとりゲーム」のことです。

参加する人数より少ないイスを用意し、音楽に合わせてイスの周りを歩きます。

音楽が止まったときに座れなかった人がアウト、というやり方は日本と全く同じです。

テンポの速い音楽を流して小走りしたり、音量を調節しながら緩急をつけたりすると盛り上がります。

Aさん
Anyone want a game of musical chairs? Please raise your hand.
訳)イスとりゲームをやりたい人はいる?手を挙げてください。
Aさん
We will be playing a game of picking up chairs, so please line up your chairs.
訳)イスとりゲームをするから、イスを並べてね。

duck, duck, goose

“duck, duck, goose” は、日本の「ハンカチ落とし」と同じような遊びです。

鬼役を一人決めたら、鬼以外の子どもたちは輪になって座ります。

鬼は輪の外側から “duck, duck…” と言いながら1人ずつ頭をタッチして行きます。

“goose!” と言われてタッチされた子は急いで鬼を追いかけ、追いついたら鬼の負け、座っていた位置に鬼が先に座ったら鬼の勝ちです。

道具の要らない簡単な遊びで、“hot potato”“musical chairs” とともに、海外の子どもたちからとても人気があります。

Aさん
I’m thinking of doing “duck, duck, goose” for tomorrow’s recreation, what do you think?
訳)明日のレクリエーションに“duck, duck, goose”をやろうと思うけど、どうかな?
Aさん
“Duck, duck, goose” is a game that favors fast-running children.
訳)“duck, duck, goose”は、足の速い子が有利な遊びだね。

「じゃんけん」のいろいろな表現

「じゃんけん」は英語で、 “rock, paper, scissors” です。

“rock”“paper” “scissors”はさみを意味し、それぞれ日本語でグーパーチョキとなります。

「じゃんけんぽん!」のかけ声は、語尾に “go!” や “shoot!” をつけたり、 “1, 2, 3, go!” と言ったり地域によっても異なります。

じゃんけんぽん!のいろいろな言い方

  • Rock, paper, scissors, go!
  • Rock, paper, scissors, shoot!
  • Rock, paper, scissors, say, shoot!
  • One, two, three, go!
  • One, two, three, shoot!

ちなみに、海外では「あいこでしょ」は言わず、勝負がつくまで “Rock, paper, scissors” を繰り返すのが一般的です。

Aさん
Rock, paper, scissors, go!
訳)じゃんけんぽん!
Bさん
Yay! I’m won!
訳)やった!僕の勝ち!

 

まとめ

「かくれんぼ」を意味する英語と、海外の子どもたちに人気の外遊びやじゃんけんのかけ声を紹介しました。

子どもの遊びの定番「かくれんぼ」は、英語で “hide-and-seek” 、「鬼ごっこ」は “tag” です。

「だるまさんがころんだ」の “red light, green light” と「どろけい」の “cops and robbers” も人気なので一緒に覚えておくのをおすすめします。

じゃんけんをする機会があったら、 “Rock, paper, scissors, go!” と言ってみましょう。

遊びのなかでに英語のかけ声を取り入れると、英語学習もさらに楽しく進められますね。