「まとめ」という言葉は、情報・人・物いろいろな対象に幅広く使われています。
とても便利ですが、広義な言葉なため、英語にしようとすると悩みませんか。
そこで、今回は「まとめ」に関する英語表現を20選ご紹介します。
数は多い様ですが、例文を中心にそれぞれサクッとお伝えします。
ニュアンスの違いを知って、使い分けの参考にしてみて下さいね。
「まとめ(名詞)」の英単語3選
まずは、「まとめ」の名詞としての使い方を確認しましょう。
「まとめ」が意味するところの、「情報などを集結してわかりやすくした状態」は、英語では以下の3つの言い方が出来ます。
- summary
- conclusion
- round-up
それぞれ例文付きで、詳しく見てみましょう。
summary
文章のポイントをピックアップして簡潔にするときに使います。場合によっては、文章の最初に置くこともできます。
Here is a brief summary of the company’s performance last year.
訳)こちらが会社の去年のパフォーマンスのまとめです。
conclusion
文章の最後に大事な点を結論として述べるときに使います。
I’d like to give you a conclusion of my speech today.
訳)本日の演説のまとめを申し上げたいと思います。
round-up
人や物、情報など幅広く対象とします。
Can you give me the round-up of the lesson I missed this morning?
訳)今朝出れなかった授業の概要教えてくれる?
「まとめると」や「つまり」などの英語表現8選
次に、「まとめ」を切り出すときに使える、便利な英語表現を確認しておきましょう。
日本語の、「まとめると・・」や「つまり・・」に当たる言い方です。
以下の8つをご紹介します。多い様ですが、どれも良く使われるのでぜひ覚えて下さいね。
- in short
- long story short
- basically
- to summarize
- to sum up
- to conclude
- to round up
- in a nutshell
それぞれ例文付きで詳しく見てみましょう。
in short
「要するに」の簡潔な言い方です。
In short, it’s like this.
訳)つまり、こんな感じだよ。
long story short
「長い話を短くすると」という意味で、“to cut a long story short”や “to make a long story short”をより短くした言い方です。
Long story short, I didn’t have to do that.
訳)手短かに言うと、それやらなくて済んだんだ。
basically
「基本的には」から派生して、「要は」として使われます。
Basically, you don’t agree with my idea right?
訳)要は、私の考えには賛成できないってことでしょ?
to summarize
「要約すると」の意味で、会議やスピーチ、プレゼンで良く登場する言い方です。
Finally, let me summarize the main points of today’s presentation.
訳)最後に、本日のプレゼンの要点を整理させてください。
下記の様に、話の途中で一旦まとめる場合にも便利です。
So let me summarize where we are.
訳)ここでいったん、これまでの部分をまとめさせてください。
to sum up
「合計する」から派生して、「総括する」「要約する」という意味で使われます。
Let me sum up what we have done this month.
訳)この1か月、どのようなことを対応したかまとめさせて下さい。
in a nutshell
nutshellは「木の実の殻」です。「この殻の中に入るくらい言葉を選んで少なくする」というニュアンスが込められ、「極めて簡潔に」という意味で使われます。
Can you tell me the story in a nutshell?
訳)超簡単に教えてくれる?
to conclude
話の結論を伝えるときに使います。
Now, I’d like to conclude my presentation.
訳)それでは私のプレゼンテーションの結論を申し上げます。
その他「まとめる(動詞)」の英単語9選
さらに、動詞としての「まとめる」には様々な英単語が当てはまります。
情報・人・物など、何を対象にしているかが英単語選びのキーポイントです。
微妙なニュアンスの違いも表現できる様に、幅広く以下9つをご紹介します。
- put together
- compile
- gather
- bring together
- bunch up
- pack
- coordinate
- organize
- facilitate
put together
情報や考えの他、人をまとめてグループやチームを結成する際にも用いられます。
Can you put together what you discussed?
訳)話合ったことをまとめてくれますか?
compile
Will you compile this book for publishing?
訳)出版に向けてこの本を編集してくれますか?
gather
Give me a moment to gather my notes together.
訳)メモをまとめるので少しだけ待ってください。
bunch up
元々、「束ねる」という意味があります。
Spread out more. Don’t bunch up in the center.
訳)もう少し広まって。真中にまとまらないでください。
pack
荷物をまとめるときに良く使われます。
Let’s pack up our bags.
訳)鞄に荷物をまとめましょう。
coordinate
「取りまとめる」という意味です。スムーズに事が運ぶ様に調整する様子が伺われます。
Could you coordinate with the people coming to the event?
訳)そのイベントに来る方々を取りまとめてもらえますか?
organize
同じく、「取りまとめる」という意味です。詳細まで整然とさせるという意味合いがあります。
Can you organize this event for me?
訳)そのイベント、取りまとめてくれる?
facilitate
こちらも「取りまとめる」の意味ですが、アシストしているというニュアンスが加わります。
Can you facilitate that meeting tomorrow?
訳)明日のミーティング、取りまとめてもらえますか?
まとめ
日本語の「まとめ」はとても広義な言葉です。
英語にしようとすると、まとめる対象や文脈によって言い方がとても沢山あります。
使い分けの参考になる様に、幅広く20選、全て例文付きでご紹介しました。
しっくりくる英単語選びをマスターして、表現豊かな英会話を楽しんで下さいね。