人に確信を持って話すときに使う「必ず」「絶対」という言葉。日本語では「絶対」という言い方もありますが、英語ではもっと多くの言い回しがあります。

今回は、何かと使える「必ず」を英語で表現する方法をご紹介いたします。

「必ず」は英語でどう表現する?

medal

「必ず」「絶対」は英語では「absolutely」「certainly」「definitely」「exactly」などがあります。
まずは、一つずつ使い方や違いを見ていきましょう。

absolutely、definitely、certainlyの使い分け

まず、「absolutely」「certainly」「definitely」の三つは、どれも肯定的な場面で同意をする場合は、違いはそんなにありません。ただ、協調されるレベルのニュアンスに違いがあり、absolutely>definitely>certainlyとなります。absolutelyとdefinitelyは同じくらいの強調レベルとして、明確な違いを設けていないネイティブの人も多いです。
また、AbsolutelyとDefinitelyは基本的に同様の意味、使い方をします。どちらも副詞で、動詞の前に置いて使われることが多いです。

certainlyは、割と優しい言い方であるのでフォーマルの場でもよく使われます。

 

Aさん
My boyfriend is coming soon. He must be very nervous.
訳)私の彼氏がすぐくるわ。彼はキット緊張しているはずだわ。
Bさん
No worry. We will absolutely welcome him.
訳)心配しないで。私たちが必ず彼を歓迎するから。

スポーツ選手や、何かの目標を「必ず」達成すると言いたい時にも「absolutely」を使います。

Aさん
I will absolutely win a medal!
訳)私は必ずメダルを手にします!

「Absolutely not」で「絶対にダメ」という意味に

「Absolutely not」で「絶対にダメだ」という意味になります。禁止であることを強調したいときに使います。
Aさん
Can I smoke here?
訳)ここでタバコを吸っていい?
Bさん
Absolutely not.
訳)絶対ダメです。

「Definitely」は「Absolutely」と使い方はほぼ同じ

Definitelyは、Absolutelyと「絶対」の使い方はほぼ同じです。
Aさん
I haven’t tried ramen before.
訳)まだラーメン試したこと無いんだよ。
Bさん
What!? You should definitely try it! 
訳)ええ!?絶対試した方がいいよ!

「Definitely not」も「絶対ダメ」という意味に

Absolutelyと同様、「Definitely」は not と組み合わせることで、絶対ダメという意味になります。

Aさん
Can I drink here? 
訳)ここで飲んでもいいですか?
Bさん
Definitely not. Drinking and eating is not allowed in here.
訳)絶対にダメです。飲食はここでは許されません。

「Certainly」は「Absolutely」「Definitely」と違うニュアンス

「Certainly」は上記に示した「Absolutely」「Definitely」と違うニュアンスで使うので注意が必要です。「Certainly」は、「絶対に」というよりももっと弱い強調表現で、「確実に」「もちろん」という意味合いが強いです。
Aさん
Could you send the document by tomorrow?
訳)明日までに書類を送ってくださいますか?
Bさん
Certainly.
訳)わかりました。

この場合は、「Yes」と言うよりも丁寧に確実に約束を交わす「わかりましたと」と返事をしたい場合に使えます。

Aさん
He is really handsome, isn’t here?
訳)彼はとってもかっこいいわよね?
Bさん
He is certainly, but…
訳)たしかにそうですが・・・。

この場合、「たしかに」という意味で「certainly」が使われています。「but」を使うことで「確かにそうだけど・・・。」と何か間接的に含みを持たせられる意味合いになります。

「Definitely」と「Exactly」の使い分け

「Exactly」は、「まさに」「ちょうど」「正確に」という意味になります。
「Absolutely」「Definitely」には「必ず」「もちろん」という意味はあるのですが、「Exactly」にはその意味がなく「その通り」という意味で使われます。
Aさん
Hey, do you want to eat Thai food tonight?
訳)今夜はタイ料理をたべたくないかい?
Bさん
That is exactly what I was going to say!
訳)まさに私がそれを言おうとしていたよ!

また、単体で「Exactly!」と使うと「まさその通り!」と賛成、同意の意思を示すことができます。

Aさん
I think it’s important that you try anything you want.
訳)やりたいことは何でも試してみることは大事だと思います。
Bさん
Exactly!
訳)まさにその通り!

「Not exactly」と「Definitely not」「Absolutely not」の違い

「Not exactly」で、「性格には違う」という意味になります。
「Definitely not」「Absolutely not」は「絶対にダメ」という意味なので、「Not exactly」はとはニュアンスが異なってきます。
Aさん
She said that you live in Tokyo. Do you?
訳)彼女が、あなたは東京に住んでるって言ってたわよ。そうなの?
Bさん
Not exactly. I actually live in Yokohama.
訳)正確には違います。実は横浜に住んでるんです。

「Obviously」と「Definitely」の違い

「Obviously」は「明らかに」という意味です。言わなくても、見ただけで明らかにそうだというとき、その状況が分かるというときに使います。
また、相手が何か言ったときに疑いなく「まったくその通りだ」と思うときにも使います。
「Definitely」は「絶対に」「必ず」人が思っている、というのに対して「Obviously」は、「明らかに」誰が見てもそうだというニュアンスになります。
Aさん
Did you tell her the story?
訳)彼女にその話をした?
Bさん
Yes, she was obviously happy to hear that.
訳)うん。彼女はそれを聞いて明らかに喜んでいたよ。

「必ず~して」は「make sure」

「必ず」は英語で何という?definitelyやmake sureを学ぼう

また、「必ず~してね」「~を確認してね」と言いたい場合は「make sure」を使います。
使い方は「make sure to 動詞」「make sure that 主語+動詞」の形式で使います。
Aさん
I want you to make sure that this presentation is done by this Friday.
訳)金曜日までにはプレゼンテーションを必ず終わらせてくださいね。
Bさん
Yes! I am working on it!
訳)はい!取り組んでます!

今日から使える!「必ず」を上手く使い分けよう

いかがでしたか?「必ず」が英語で様々な言い方があります。「必ず」といってもさまざまなニュアンスがあるので、場面ごとの例文を見て覚えて使うのが良いでしょう。

また、単語によっては「必ず」だけれなく「明白だ」「絶対に」「確実に」という日本語の意味にもなるので、上手く文章の中に入れて自然な英会話を目指していきましょう。