皆さんは英語で「犯罪」を表現できますか?
日本語ではパッと思い浮かぶ言葉でも、英語にするとなると少し難しく感じてしまいますよね。
でも安心してください。
こちらの記事では「犯罪」の英語表現を色々な角度から解説していきます。
関連表現や例文を通じて、応用もできるのでぜひ参考にしてください。
「犯罪」って英語で何という?
「犯罪」は英語にすると、”crime”や”offence”と言ったりします。
また、「犯罪を犯す」と表現したい場合は”commit a crime”になるのです。
それぞれ詳しく解説していくので、一緒に見ていきましょう。
「犯罪」は英語で”crime”と言う
「犯罪」を英語にすると、一番最初に出てくるのがこの“crime”という単語です。
“crime”は「クライム」と発音する名詞表現なので、複数形にする場合は”crimes”となります。
つまり、「犯罪をする」や「犯罪者」のような表現とは違い、概念としての「犯罪」を表したい時にはこの単語”crime”を使いましょう。
「犯罪」は”offence”とも言う
「犯罪」は”crime”の他にも”offence”と表現できます。
“offence”も”crime”と同様に名詞表現であり、意味は「犯罪」の他にも「攻撃」という意味もあるのです。
どちらも「犯罪」という意味では同じですが、”crime”は「法を破っている犯罪」という意味なのに対し、”offence”は「法を犯すような罪」という違いがあり、“offence”の方が「犯罪」という意味では少し弱い意味を持つ点で異なります。
「犯罪を犯す」は英語で”commit a crime”と言う
そんな”crime”を使った表現として、”commit a crime”という表現を覚えておきましょう。
これは「犯罪を犯す」という意味を持ち、文章にしたい場合は下記の通りになります。
例)The CEO of the company committed a crime. 訳)某企業の社長は犯罪を犯した。
“commit”は、「委託する」という意味を持つ単語ですが”commit a crime / suicide”のような名詞を付けることで「~をする」という使われ方もします。
「犯罪」の関連表現
「犯罪」の関連表現を4つ紹介していきます。
- Investigation of a case:「捜査」
- Criminal record:「犯罪履歴」
- Travel History:「渡航履歴」
- Cyber-crime:「ネット犯罪」
どれも覚えておくだけで、そのまま使える便利な表現となるのでぜひ参考にしてください。
「捜査」=”Investigation of a case”
「捜査」を英語にする場合“Investigation of a case”と表現します。
“investigation”には「調査」という意味がある名詞表現であり、”case”には「事件」という意味があるのです。
これらを組み合わせることで「捜査」という意味になる、非常にシンプルな構造となります。
「犯罪履歴」=”criminal record”
「犯罪履歴」は、英語で“criminal record”と表現します。
“criminal”は、先に紹介した「犯罪」を表す名詞表現”crime”の形容詞表現です。
意味は「犯罪の」という物になるので、”record(記録)”と複合させることで、「犯罪(履)歴」という意味を持ちます。
「渡航履歴」=”Travel History”
「渡航履歴」を英語にする場合、”travel history”と表現します。
どちらも比較的知名度の高い英単語を使っていますが、“history”には「歴史」以外にも「経歴」という意味があるのはご存知でしょうか。
そんな”history”と”travel(旅行する)”を組み合わせることで、「渡航履歴」を表すことができます。
「ネット犯罪」=”cyber-crime”
「ネット犯罪」は英語で”cyber-crime”と表現します。
“cyber”には「インターネット上の」という意味があり、”crime”は先に紹介した通り「犯罪」です。
これらを組み合わせることで「ネット犯罪」と表現できます。
正し、“internet crime”と表現しても十分伝わる表現なので、どちらを使っても問題ないでしょう。
「犯罪」を使った例文
ここまで学んできた「犯罪」の英語表現を、例文と共に復習していきましょう。
ここで紹介する例文は全てそのまま使える便利な表現となる為、ぜひ参考にしてください。
犯罪を犯した犯人がだれか分からない
- No one knows who committed the crime.
こちらは、先に紹介した便利表現“commit a / the crime”を使った例文です。
文章の先にある“No one knows”には、「誰も知らない」という意味があり、口語でもよく使われる英語表現の一つといえます。
また、「誰か分からない」というために”who”を使うことで、”No one knows”と”comitted the crime”をつなぎ合わせているのです。
ネット犯罪が最近流行している
- Cyber crime is becoming more and more widespread these days.
こちらは関連表現で紹介した、“cyber crime(ネット犯罪)”を主語とした例文となります。
「流行している」を伝えるために使っている“A is becoming more and more widespread(Aがどんどん広がっている)”という表現は、英作文でよく使われる便利表現となる為、そのまま頭に入れてしまうと良いでしょう。
また、最後に使っている”these days”は「最近」という意味ですが、”recently”などと置き換えることも可能です。
犯人を特定するために、渡航履歴の捜査が必要だ。
- To identify the criminal, we need to investigate his travel history.
最後に紹介する文章では、こちらの記事で紹介した要素を詰め込んでみました。
まずは「犯罪者」を表す、”the criminal”を“to identify(特定する為に)”という、目的の不定詞表現を最初に持ってきています。
“investigate”は、動詞で「調査する」という意味があったので、”travel history(渡航履歴)”を「調査する」という文章です。
まとめ
こちらの記事では「犯罪」に関する英語表現や、その関連表現・例文を紹介してきました。
最後にこの記事で学んだ英語表現をおさらいしていきましょう。
- crime(犯罪)
- offence(犯罪、攻撃)
- criminal(犯罪の)
- the criminal(犯罪者:the+形容詞で人を表す)
- commit a crime(犯罪を犯す)
- Investigation of a case(捜査)
- Criminal record(犯罪履歴)
- Travel History(渡航履歴)
- Cyber-crime(ネット犯罪)
このように1つの英単語から派生させて覚えていくことで、脳内で単語が紐付けられることから記憶に定着しやすくなります。
ぜひこちらの記事を参考に、どんどん英語の輪を広げていってみてください。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。