近年、身近になってきたオンライン英会話。
PCでレッスンを受講されている方や受講を検討されている方が多いのではないでしょうか。
- オンライン英会話には特別なWebカメラが必要?
- PCの内蔵カメラで問題ない?
- カメラが内蔵されていないPCの場合、Webカメラは買うべき?
このような疑問や不安をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
本記事では、「英語学習初心者の方」向けにオンライン英会話に適したWebカメラの選び方、オススメのWebカメラ、Webカメラのメリット・デメリットについてご紹介します。
最後まで記事をチェックしていただければ、Webカメラを選ぶ基準がわかりますよ。
Webカメラ選びに迷ってこの記事を見つけた方は、ぜひ参考にしてみてください。
オンライン英会話はPCの内蔵カメラで良い?
最近のノートパソコンには、カメラが内蔵されています。
オンライン英会話に使用するのであれば、PC内蔵のカメラの性能で十分です。
PCの内蔵カメラでお互いの顔や表情も鮮明に確認できるので、問題なくレッスンが受けれます。
もちろん、スマートフォンやタブレットの内蔵カメラでも新たにWebカメラを用意する必要なく内蔵のカメラで十分です。
オンライン英会話に適したWebカメラの選び方
Webカメラを選ぶ際にチェックしてほしい6つのポイントをご紹介します。
- 値段
- クリップタイプ
- 画素
- 画角
- フレームレイト
- マイク機能
それぞれの項目について詳しく確認しましょう。
値段
最近のPCやスマートフォン、タブレットにもWebカメラは内蔵されており、内臓のWebカメラを使っても、レッスンは受けられます。
別途Webカメラを購入してそれを使うと、メリットもありますが、4,000円以内の安価なものを選んで問題ありません。
クリップタイプ
Webカメラにはクリップタイプと置き型タイプがあります。
クリップタイプはPCに挟むだけで簡単に固定でき、コンパクトで持ち運びにも便利です。
置き型タイプは、テーブルにセットし固定場所を選ばず大人数の会議や広い範囲を画面に映すときに重宝します。
オンライン英会話は1対1もしくは子供と一緒に数人でレッスンを受けるので、設置が簡単なクリップタイプを選びましょう。
画素
オンライン英会話で使う場合は、100万画素程度で十分です。
ホワイトボードなどの詳細部まで映したい場合は、200万画素程度あると安心です。
画素数が高いほど鮮明な画像になりますが、通信環境によっては映像が止まったりする可能性があるので注意が必要です。
高画素のものは、オンライン英会話には必要ありません。
画角
画角とは、カメラで撮影した際に実際に写る範囲のことです。
オンライン英会話で使用するのであれば、60〜110度あたりの画角で十分です。
子供と受講するなど複数人で受講または子供が受講する場合は、110度以上のものがオススメです。
子供はレッスン中も動き、カメラから外れてしまうので画角は広めのものを選びましょう。
フレームレート
1秒間あたりに表示される静止画の枚数をフレームレート(fps)といいます。
静止画を連続的に流すことで動いているように見えます。
10fpsとは、1秒間に10枚の静止画を使用していることを表します。
一般的にテレビの映像は30fpsが基本とされています。
オンライン英会話で使用する場合、15~30fpsのフレームレートを選択しましょう。
マイク機能
Webカメラのマイク機能は必要ありません。
マイク機能のついたWebカメラもありますが、オンライン英会話では音質が重要です。
自分の発音を確認してもらいたいのに、音声がクリアに聞こえなければ発音練習が効果的にできません。
オンライン英会話では、別途ヘッドセットを用意することをオススメします。
オンライン英会話用 Webカメラ 選び方まとめ
オンライン英会話の選び方について6つのポイントを紹介しましたが、その要点をまとめると、次のようになります。
- 値段は4,000円以内
- 設置が簡単なクリップタイプ
- 画素数は100~200万画素
- 画角は60〜110度ぐらい
- フレームレートは15~30fps
- マイク機能は必要なし
オンライン英会話にオススメのWebカメラ5選
オンライン英会話をメインに利用する場合には、高価なWebカメラは必要ありません。
オンライン英会話に適したWebカメラを6つご紹介します。
- EMEET社のWebカメラ「C960」
- エレコム社のWebカメラ「UCAM-C750FBBK」
- ロジクール社のWebカメラ「C505」
- ロジクール社のWebカメラ「C270n」
- バッファロー社のWebカメラ「BSWHD06MBK」
- バッファロー社のWebカメラ「BSW305MBK」
予算や用途に合わせて、自分に適したものを選びましょう。
EMEET社のWebカメラ「C960」
EMEET社の「C960」は、200万画素のWebカメラです。
Amazonのベストセラーのカメラで大変人気があり、売り切れていることもありますが、買えたらラッキーなアイテムです。
クリップタイプのものだと、値段は3,000円前後です。
手頃な値段でありながら、鮮明な画像と優れたオーディオ性能が特徴です。
全方向集音の高音質デュアルマイクが内蔵されているので、周囲の声をしっかり拾いノイズも最小限に抑えられています。
アフターサービスとして12ヶ月の保証もついているので、安心して購入できます。
エレコム社のWebカメラ「UCAM-C520FBBK」
エレコム社の「UCAM-C520FBBK」も、200万画素のWebカメラです。パソコンに接続するだけですぐに使える一発接続タイプです。
カメラ本体は上下に角度を調整可能で、ノートパソコンやデスクトップパソコンのディスプレイに取り付け可能で、平面にも設置可能なマルチスタンドが採用されています。
安心のPC周辺機器メーカーの商品で、オンライン英会話以外でも、YouTubeライブやニコニコ生放送などの別アプリでも、動作確認済みです。
用途に合わせて100万画素から500万画素までの画素を基準にWebカメラが選べるので、オンライン英会話には十分の画素数が得られます。
ロジクール社のWebカメラ「C505」
ロジクール社の「C505」は、ワイドスクリーンのHD720p/30fpsの解像度があります。フレームレートが30fpsなので、高画質で滑らかな映像を届けることができます。
60度の広い視野角、固定フォーカスなど、ハイスペックなのにお手頃価格のWebカメラです。
ノイズリダクション搭載ロングレンジマイクで、騒がしい場所でも3m以内の会話が拾えるため、外部マイクを使用せずに複数人でのビデオ通話も可能です。
自然光や照明に合わせて明るさを補正してくれる自動光補正機能と固定フォーカスが特徴です。
ロジクール社のWebカメラ「C270n」
ロジクール社の「C270n」もお手頃なのに高性能なWebカメラです。
「C505」との大きな違いは、ケーブルの長さと長距離の会話を拾えるマイク機能です。
「C505」の方が、ケーブルが60cm長く、3m程度の会話を拾うことが可能です。
オンライン英会話のみに使用するのであれば、「C270n」の性能で十分です。
バッファロー社のWebカメラ「BSWHD06MBK」
バッファロー社の「BSWHD06MBK」はカメラの設置方法が3つあり、ノートパソコン・液晶ディスプレイだけでなく、机に固定もできます。
アスペクト比が16:9なので、ワイドディスプレイに映し出す時や、動画投稿にも便利です。
マルチフォーカスだから、レンズ部のリングを回すだけで、簡単にピントの調節ができます。
ご利用のパソコンにビデオチャットソフトがすでにインストールされていれば、USBコネクターをパソコンにつなぐだけの「瞬間接続」できて、面倒な設定も必要ありません。
バッファロー社のWebカメラ「BSW305MBK」
バッファロー社の「BSW305MBK」は、先ほど紹介した「BSWHD06MBK」の性能に加えて、開閉自在のプライバシーシャッターを搭載していることが特徴です。
万が一カメラが付けっぱなしやハッキングによる盗撮が行われていても、シャッターが隠してくれます。女性でも安心して使えるWebカメラです。
フルHD、200万画素、フレームレート30fpsなので機能的にも問題ないです。プライバシー管理を徹底したい人にオススメのWebカメラです。
オンライン英会話でWebカメラを使うメリット・デメリット
オンライン英会話でWebカメラを使用するメリット・デメリットを確認し、Webカメラの必要性を確認しましょう。
メリット
オンライン英会話にWebカメラを使うメリットは3つあります。
- ジェスチャーや感情が伝わり、実践に近い環境で会話の練習
- 講師が生徒の理解度や状況を把握しやすい
- 口の動きを確認してもらえる
カメラを使用することで実際の会話に近い形で練習ができます。
さらに、生徒が言いたいことを英語で表現できなくても講師が生徒の様子をみて理解度や状況を推察することでコミュニケーションが容易になります。
口元を確認してもらうことで、発音練習を効果的に行うことが可能です。
デメリット
オンライン英会話でWebカメラを使用しないデメリットは3つあります。
- PCにカメラがない場合、購入と設定が必要
- 身だしなみを整える必要あり
- 部屋が広角で映る
PCに内蔵のカメラがない場合、カメラの選定から購入・設定が必要になります。
気軽に受講できるオンライン英会話ですが、カメラを使用すると自分自身はもちろん部屋も映るので準備が必要なり受講の敷居が高くなります。
オンライン英会話で使用するSkypeやZoomなどのアプリでは、背景設定できるので、散らかった部屋を隠すことができます。
まとめ
今回は、オンライン英会話に必要なWebカメラの選び方、オススメのWebカメラ、Webカメラ使用のメリット・デメリットを紹介しました。
PCにWebカメラが内蔵されていて、それで問題がない場合、新たにWebカメラを準備する必要はありませんが、Webカメラを設置した場合のメリットもあります。
オンライン英会話初心者は、伝えたいことを言葉にすることが難しく、緊張して言葉がでてこないことがあります。
英語では 言葉を使ったコミュニケーションは verbal communication、言葉を使わないコミュニケーションは non-verbal communication といいます。
講師が言葉以外からも生徒の状況を把握できるWebカメラは、英語学習だけなくコミュニケーションをとることにおいて大きな役割を果たします。
中級レベル以上の英語学習者は、おそらくverbal communication で講師とコミュニケーションがとれるでしょう。
一方、英語学習初心者は non-verbal communication に頼らざるを得ない部分があり、Webカメラを使用せずにオンライン英会話を続けても、英語学習の効果を存分に得ることは難しいでしょう。
英語学習初心者で言葉によるコミュニケーションだけに頼ることに不安がある方は、ご紹介したポイントを参考にWebカメラを選んで、オンライン英会話で英語力をアップさせましょう。
また中級レベル以上の英語学習者で、オンライン英会話で正しい英語発音を学びたい人も、Webカメラの使用はおすすめです。
オンライン英会話講師は、高性能のWebカメラを使ってレッスンを行っており、講師の口元を見て英語発音が学べますが、自分の口元もチェックしてもらう必要があります。