子どもを対象とした数々のオンライン英会話。
情報が多すぎて、どこにすればいいのか選び方に困ることはありませんか?

どのオンライン英会話にするか選ぶ際の一つのポイントに「教材」があります。良い教材なしでは英語力の伸びは難しいでしょう。
そこでこの記事では、子供のオンライン英会話における教材について解説します。オンライン英会話を利用し、効果を最大限発揮するためのご参考にしてください。

子供にはどんな教材が合うか

オンライン英会話のウェブサイトには様々な情報が載っています。料金プラン、どの外国の講師が在籍しているのか、レッスン予約の方法についてなどです。では、実際にレッスンで使う教材はどうでしょう。

多くのご家庭ではお子さんにとってどんな教材が合うのか疑問を持たれるかもしれません。お子さんの年齢によって異なる教材が用意されていることが必須です。

幼児のための教材

英文法や真面目すぎる内容のレッスンでは幼児が英語嫌いになってしまう可能性があります。そこで幼児のために大切なのは楽しめるように教材がカラフルであったり、ゲーム感覚があるもの、そして知識を豊かにするための知育といった目的が込められた教材になります。

小学生のための教材

小学校でも英語が必修化になりました。低学年では英語を楽しく学習し、新学習指導要領に対応した教材であれば、授業で分からないことや難しく感じることを避け、英語を学ぶことについてポジティブになれるでしょう。

英検を受ける小学生以上のための教材

日本の多くのお子さんが受験する英検でみると以下のようなレベルになります。いくつか紹介しましょう。
英検5級~4級 → 基本的な語句と表現で自分の日課や趣味などについて伝えることができる。
英検準2級 → 日常生活で基本的な表現を使い問題なく意思疎通を行なうことができる。
英検準1級 → 様々な話題において細かなニュアンスを使い分けて発言したり相手に質問することができる。ビジネスの場でも自分の意見を相手に伝えることができる。

オンライン英会話でもこういった試験のための教材が用意されていることがあります。ということは、試験対策が必要な場合にもオンライン英会話を利用することができます。

コスパを考える(教材費込か)

コスパを考える(教材費込か)

コスパを考えるとき、オンライン英会話はかなりおすすめの英語学習方法になります。コスパにはレッスンそのものの安さ、通学をしなくてよいため交通費もさることながら時間の節約になることなどが含まれます。

安くて気軽にレッスンを受けられるというオンライン英会話のメリットに、講師の質と優れた教材がプラスされれば完璧ですね。逆にいくら安くても、講師がトレーニングを受けてなかったり教材がよくなければ実際のレッスンの価値は下がってしまうでしょう。これではコスパがいいとは言えません。

教材に注目する場合、オリジナルで無料教材・オリジナルで有料教材・市販の教材というようにパターンが3つあることを抑えてください。ほとんどのオンライン英会話では教材は無料で提供されますが、コスパを考えるときにはレッスン料金に教材費は込みなのか、または別料金で買わなければいけないのかもチェック項目に入れるようにします。

目的別の教材にすべきか?

オンライン英会話は基本的に英語を話せるようになるためのものです。
しかし、現在はそれ以上にバラエティ豊かなコースが揃っています。例えば、英語4技能の能力を伸ばすといったものから発音に特化したもの、試験対策まで様々です。

オンライン英会話の各コースにはそれぞれ目的にあった教材が使われます。あるオンライン英会話では4,000以上もの教材が用意されています。このように、教材はその目的別に向かうべき方向に添ったものであることが必須です。

学校に準拠しているかは大事か?

学校に準拠しているかは大事か?

小学生や中学生のお子様にオンライン英会話を考えるとき、学校の指導要領に準拠していることは重要なのでしょうか?

日本の英語教育はこれまでどちらかというと読み書きが中心でしたが、現在では話す・聞くといったコミュニケーションも重要と捉えています。日本人が得意とするライティング・リーディングだけでなく、苦手と言われるスピーキング・リスニングの力を同時に身につけていこうという考えです。

ところが学校ではクラスに35人~40人という人数がいるため、発言することも比例して少なくアウトプットはなかなか難しくなります。その点、オンライン英会話の教材が学校の英語に準拠していれば、スピーキングやリスニングに必要な文法の理解を深めるとともに、基本マンツーマンなので話さざるを得ない状況が作り出されるというメリットがあります。

お子さんにとっては少し先の話になりますが、大学の共通テストではリーディングとリスニングの得点がともに100点づつになります。将来に控える受験対策にも対応、同時に海外旅行や留学などで英語が話せる醍醐味を感じられれば可能性はどんどん広がっていきます。

子供オンライン英会話向けの教材の選び方

子供オンライン英会話向けの教材の選び方

目的別の教材を選ぶべきという説明をしましたが、子供オンライン英会話向けの教材を選ぶ際、留意すべき3つのポイントについて紹介します。

1.子供の年齢や英語レベルに合った内容かどうか

まず第一に、オンライン英会話で使う教材が、子供の年齢や英語レベルに合っている内容がどうかを確認する必要があります。

子供の年齢や英語レベルに合っていない内容の教材を選んでレッスンを受けても、効率が良くないため、学べることが少なくなってしまいます。

せっかく時間とお金をかけてオンライン英会話を学ぶわけですから、成果が出る教材を選びたいですね。

2.子供が楽しめる内容かどうか

大人と違って、子供は教材が楽しめる内容でないと、学習が続けられなくなってしまう可能性が高いです。

幼児や小学生の場合は、少しカラフルなイラストが入っている教材の方が興味を持って取り組める可能性が高く、1ページのテキストの量が多すぎても、やる気が失せてしまいます。

勉強とはいえ、ある程度エンターティンメント性を採り入れた教材で、子供の興味を惹いて楽しめる内容の教材で学んだ方が成果が出ます。

3.子供に分かりやすい内容かどうか

幼児や小学生の場合は特に、分かりやすい内容の教材を選ぶことが重要になってきます。

短めのキーセンテンスが最初に出ていて、それを少し応用して、口慣らしの練習ができるような教材が望ましいです。

キーセンテンスとその文法説明だけでも、キーセンテンスを応用して何度も練習しないと、なかなか定着しません。

Kiminiは教材費込・独自教材

ここで、Kimini英会話で実際に使われている教材を紹介しましょう。
ところで、皆さんはKiminiは学研Groupが運営していることをご存知でしょうか?1947年設立の学研といえば、教育関連の書籍や教材、文具、玩具などの販売、また塾、教室、家庭教師、保育所などの運営と教育業界で幅広いサービスを提供する会社です。
教育に関して誰もが知る学研、皆さんも英語以外のサービスを一つは利用したことがあるかもしれませんね。

Kimini英会話の教材の特徴

Kimini英会話では学研が開発し、これまでのノウハウが詰まったオリジナルの教材が使用されています。この時点で安心感をもつ方もいらっしゃるでしょう。

その種類は22種類にものぼり、それぞれのコースに用意されているのです。そのため、レベル・目的のためにコースを選べば、当然それらに合った教材を使うことになります。しかも、これらはレッスン料金に教材費込みということで実質無料です。
※幼児英語コース(4歳・5歳)では「学研の幼児ワーク」の購入が必要です。

Kimini英会話の教材は学研クオリティであること以外に、実際のレッスンをスムーズに進めるための特徴があります。
それが「予習」→「レッスン」→「復習」というサイクル。レッスンは予習でインプットした内容をアウトプットする場であり、復習によって学習内容を定着させます。そして教材もそれぞれ3種類が用意されていますが、上で述べた通りこれらは無料です。

オンライン英会話は通常一回のレッスンが25分ほどで短く、その25分を効果的にするためには前後の英語にかける時間が重要です。Kimini英会話なら動画が用意されているため、レッスンと変わらずどこでもいつでも気軽に予習・復習することができます。この繰り返しが英会話力を高めていきます。

Kimini英会話で実際に使われている教材を紹介

実際に、Kimini英会話でどのような教材が使われているのか興味がでてきたのではないでしょうか?
最後に、いくつかKimini英会話の教材の紹介をしていきましょう。

小学生の英会話2

このコースで学習すると、「新しい」「背が高い」などのものや人を説明する形容詞や、気分や体調について表す表現を学ぶことで、自分の意見を少しずつ言えるようになります。また、道案内やレストランでのやりとりなどのシチュエーションを用いた実践的な英会話も学ぶことができます。

全47レッスンを通して、基本的な名詞や形容詞などの単語を学んでいき、「将来何になりたいか」を、職業名を用いて伝えたり、自分の感情や体調についても伝えられるようになります。

基本的なレッスンの流れは、次のようになっています。

  • 1 言ってみよう!

    イラストを使って身近なものを英語で言えるよう練習します。

  • 2 会話のれんしゅうをしよう(1)

    レッスンで学習するキーフレーズが、実際の日常生活でどのように使われているのかを、イラストを見ながら講師と一緒に確認します。その後、学んだキーフレーズを使って講師の質問に答える練習をします。

  • 3 会話のれんしゅうをしよう(2)

    キーフレーズを使って、今度は講師に質問をする練習をします。

  • 4 やってみよう!                                                   レッスンで習った単語やフレーズを使って講師と簡単なゲームなどのアクティビティを行います。

キーフレーズを学んで、そのキーフレーズを実際の日常生活の中でどのように使われているかを学ぶので、実用的な英語が学べます。

 

参考:Kimini英会話「小学生の英会話2]

小学生の英会話3

このコースは、簡単な単語なら知っているが文章で話せない小学生が対象です。簡単な自己紹介、好きなものや毎日することを伝える、お店で欲しいものを伝えたり値段を聞くことができるレベルを目標としています。

教材ですが、例えばレッスン1「名前と年れいを言ってみよう」では、以下の流れになっています。

  • Today’s phrase/今日のフレーズ
  • Pronunciation focus/発音を練習しよう
  • Word practice/単語を言おう
  • Phrase practice/学んだフレーズを使おう
  • Free talk/自由に話そう

I’m Keita. I’m ten years old.といった基本となるフレーズをきちんとした発音で言える、そして単語やフレーズをどんどんアプトプットするオンライン英会話の特徴を活かした内容になっています。最後のフリートークではさらに発言を促します。

参考:Kimini英会話「小学生の英会話3」

中学生コース1

このコースは中学校1年生で学校の英語の成績が伸び悩んでいたり、英語を得意科目にしたい人などが対象です。学校指導要領に基づく教材を使い、英語4技能を伸ばしていきます。

レッスン3「相手の調子をたずねよう」の教材を見てみます。

  • Today’s scene
  • Words & Phrases
  • Pronunciation focus
  • Key sentences
  • Practice
  • Let’s talk!

Today’s sceneでは以下のような会話があります。ジェーンがゆうたの調子を尋ねます。

Jane: Yuta, are you ok? Are you tired?
Yuta: No. I’m not tired.
Jane: Are you hungry?
Yuta: Yes, I am. I’m very hungry.

次にWords & Phrasesでtired、hungryやその他の形容詞を紹介、発音のコツを学びながら使えるように練習をしていきます。
相手の状態を聞くことは日常英会話で必須であるとともに、中学英語でも必要な内容となっています。

参考:Kimini英会話「中学生コース1」

中学生コース3

このコースは、学習指導要領に基づいた教材を用いて、中学3年生で学ぶ単語やセンテンスを中心に学習を行います。

中学3年生で学ぶ文法の要点が習得できるコースになっています。

  • 受動態(受け身)
  • 現在完了の文
  • 関係代名詞
  • 間接疑問文

レッスン数は、全51レッスンとなっており、短いダイアログを通してキーセンテンスや文法、単語を学んでいきますが、単元テストの回もあって、学んだことがどれだけ習得できているかをチェックできます。

レッスンの中で、学んだことを復習したり、習得できているかを確認したりすることによって、より深く記憶できて、定着率が高まります。

参考:Kimini英会話「中学生コース3」

まとめ

楽しい英語に勉強の要素が入った幼児の教材から、学校指導要領に基づく教材まで、オンライン英会話にはバラエティ豊かな教材があることが分かりました。

レッスン料金が安いと言われるオンライン英会話でも、質の高い講師、優れた教材両方が揃ったところがあり、それを賢く選択することが英語の効果とお子さんの将来につながることは確かでしょう。