習い事として人気を集めているオンライン英会話。自宅にいながら英語力を伸ばせるのが魅力で、子供から大人まで幅広い年齢層に支持されています。

そんなオンライン英会話のレッスンを、全国の小中学校・高校が続々と導入をし始めているのを知っていますか?

2013年に文部科学省が定めた「世界最先端IT国家創造宣言」に基づき、多くの学校や教育機関でパソコンやタブレットを活用した教育のIT化が進められています。

そこで今回は、学校におけるオンライン英会話の活用について、授業に取り入れるメリットや実際の導入事例を紹介します。

オンライン英会話を導入する学校が急増

2020年に小学校、2021年に中学校、そして昨年2022年には高等学校で、それぞれ新しい学習指導要領が始まっています。

「英語の4技能5領域を小学校から中学校、高等学校へと、一貫した目標に向かって段階的に習得することを目指す」
(参照:【資料2-1】小・中・高等学校を通じた英語教育の目標等の方向性(検討のための資料):文部科学省 (mext.go.jp)

上記の新学習指導要領に伴い、オンライン英会話を授業に導入する学校が急増しています。

なかには、全ての中学校にオンライン英会話の導入を勧めている市町村もあり、自治体によっても取り組み姿勢に違いが出ています。

同時に大学入試制度も大きく変わろうとしており、「英語4技能」を総合的に評価する動きが進むなかで、入試対策としてのオンライン英会話導入が注目を浴びているのです。

「英語4技能」はともかく、「5領域」って具体的にどんなことなの?と疑問に思った人もいるのではないでしょうか。

文部科学省の定める新学習指導要領における「4技能5領域」は以下の通りです。

  • 英語4技能
    「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を指す

 

  • 5領域
    4技能のうち話すことを「やり取り」と「発表」に分けた、
    「聞く」「話す(やり取り)」「話す(発表)」「読む」「書く」の5領域のことを指す
    特に「話す」技能を伸ばすための授業改革が求められている

日常会話やプレゼンテーションスキルを効率的に習得するには、マンツーマンのオンライン英会話が最も有効な学習法といえます。

英語の授業におけるICT活用状況

英語の授業におけるICT活用状況

教育のIT化が推進されていますが、実際にはどのくらい活用されているの?と疑問に思った人もいるでしょう。

文部科学省が発表した調査結果をもとに、小中学校・高校の英語授業におけるICTの活用状況をまとめました。

ICTとは「Information and Communication Technology」の略で、日本語で「情報通信技術」を意味します。

割合 ICT機器
電子黒板 パソコン 書画カメラ 指導者用

タブレット

生徒用

タブレット

デジタルカメラ デジタルビデオカメラ TV会議システム その他
小学校 94.5% 48.8% 87.3% 29.4% 18.8% 5.4% 19.0% 6.4% 0.8% 17.9%
中学校 94.1% 34.4% 90.0% 31.1% 41.0% 10.4% 34.6% 22.7% 1.4% 20.5%
高校 85.3% 16.8% 88.0% 28.9% 50.3% 17.4% 17.0% 18.2% 1.8% 23.6%

参照:「英語教育実施状況調査」

8割以上の学校でICTを活用をした授業を行っていることがわかりますが、高い活用割合に対して気になるのが生徒用タブレットの数値の低さです。

公立学校ではタブレットなどの情報端末を全校で共有しているところも多く、授業内でしか活用できていない状況が推測されます。

オンライン英会話の学校向けレッスンは、一般的な英会話コースや試験対策とは違い、教科書に準拠したカリキュラムを提供していることでも知られています。

オンライン英会話にはさまざまなコースが用意されていますが、学校向けに教科書準拠のカリキュラムにも対応できるコースが提供されているのですね。

学校と指導者それぞれの方針に寄り添った授業を提供できるという点で、今後さらに導入する学校が増えていくことでしょう。

オンライン英会話を授業に取り入れるメリット

オンライン英会話を授業に取り入れるメリット

英語は触れる回数が多ければ多いほど身につき、上達していきます。

学校でも自宅でもマンツーマンレッスンを受けられたら、英語力はみるみる向上するでしょう。

学校の授業でオンライン英会話のレッスンを授業に取り入れるメリットは以下の5つです。

  • 一人一人の能力に応じた授業が可能
  • 流暢な英語、正しい発音を習得できる
  • 英語の瞬発力が身につく
  • 英語4技能5領域をバランスよく学習できる
  • 学校のサポートがあることで安心して取り組める

先生が教壇に立って講義する従来の授業スタイルでは、平均的な学力の生徒に合わせた学習しかできません。理解している生徒は物足りなく、基礎ができていない生徒はついていけないといった状態が当たり前でした。

しかし、マンツーマンのオンライン英会話を導入することで、個々のレベルに合った授業ができるだけでなく、正しい発音や会話の瞬発力も身につけられるようになります。

学校の授業として受講するので目指す「4技能5領域」がバランスよく習得できるうえ、ALTや日本語を話せる教員が教室にいるというのも安心です。

オンライン英会話を導入している学校

英語の授業におけるICT活用状況

実際に英語の授業にオンライン英会話を導入している学校をいくつか紹介します。

小中学校・高校 導入例 導入後の変化
中村学園女子中学校・高等学校
  • GI(Global Innovator)クラスにて導入
  • ALT、AETと一緒に受講
  • カナダ留学にクラスの1/3程度が参加
  • 生徒たちの渡航意欲を後押ししている

参照:事例紹介

オンライン英会話の導入後、カナダ留学にクラスの1/3程度が参加し、海外留学の意欲を後押ししている点で、生徒のモチベーションアップに役に立っていることが分かります。

教育委員会主導でオンライン英会話を積極的に推進している自治体もあります。

奈良県天理市では、2016年5月から市立福住小学校の5、6年生を対象に以下のようなプログラムでオンライン英会話授業が開始されています。

  • インターネット電話サービス「Skype」を利用
  • 月に2〜3回、約20分間のレッスンを年間20回受講
  • 始業前15分間×週3回のモジュール学習
  • 海外在住のネイティブ講師と1対1で英会話レッスン

英語コミュニケーションにおいては、言葉が出なくても表情や身振り手振りで相手に伝えようとする姿勢が重要です。

小学校のうちからそういった経験を積めるのは、今後の英語学習で間違いなく役立つでしょう。

学校向けならKimini英会話

学校におけるオンライン英会話の活用について、授業に取り入れるメリットや実際の導入事例を紹介しました。

英語の授業に取り入れられることが増えてきたオンライン英会話のなかでも、特に評判がいいのが学研オンライン英会話です。

全国200以上の小中学校・高校で導入実績があり、学校のニーズに合わせた豊富なプログラム展開が特徴です。

体験型英語学習施設の「TOKYO GLOBAL GATEWAY」、学研独自の評価基準「スピーキングアセスメント&フィードバック」などを備えたマンツーマンレッスンを提供しています。

トレーニングを積んだ質の高い講師陣に加え、フォロー体制が整っていることも人気の理由です。

体験デモや教員向けプログラムも用意されているので、これから本格的な英語学習に取り組む小中学校・高校におすすめです。

生徒一人一人に合った実践的なレッスンで、子供たちの英語学習をサポートしていたらいいですね。

学研のKiminiオンライン英会話のおすすめコース

学校で導入されている学研のオンライン英会話について、上記で挙げたコースも含め、いくつかコースを紹介します。

TGGオンラインコース

TGGとは、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する、全く新しいタイプの体験型英語学習施設で、海外をイメージして作られた街並みでいつもと違う環境の中、グローバルな世界を存分に体験することができます。

Kiminiオンライン英会話には、そのTGGをオンラインで自宅で体験できるコースがあります。

TGGのアトラクションには飛行機内、ホテル、クリニックなどのエリアがあり、各エリアで課されるミッションに対し、生徒さんには、英語でのコミュニケーションを通して取り組んでいただきます。

TGGオンラインコースは、他の英語学習のコースと違ってエンターティンメント性が高く、ゲーム感覚で楽しみながら英語が学べます。レッスンの前にスライドを見て、ミッションを達成するにはどう言うべきかを事前に予習することを推奨していますが、英語力に自信のある方やよりゲーム感覚でレッスンお楽しみいただき方は、事前にスライドを見ずにチャレンジしていただくことも可能です。

ミッションを達成できたときには、達成感を感じることができて、もっと英語を学びたい、実際に海外に行ってみたいという意欲が湧いてきます。英語だけでなく、航空業界、ホテル業界、医療業界などにも深く興味を持って、その業界で働いてみたいという気持ちが湧いてくるかもしれません。

日本では、英語教育がさかんになってきたとはいえ、日常生活で英語を使う機会は少なく、英語が(準) 公用語ではないため、英語を使うシチュエーションがあまり体験できないという現実があります。

机上でテストのために学ぶ英語ではなく、様々なシチュエーション向けの会話表現を実際に使うことで、より記憶に定着させることができます。

TGGオンラインコースは、初級コースから上級コースまで3コースあるので、自分に合ったレベルのコースを試されてみてはいかがでしょうか。

Kimini Plusコース

Kimini Plusコースは、従来のオンラインレッスンやeラーニングと異なり、AIが学習者一人ひとりの学習状況を分析し、最適な学習内容を提供するアダプティブラーニングシステムを採用している画期的なコースです。

今後、学校教育にもAIを使った教育が採り入れていくことが予想されますので、その先駆けとして、Kimini Plusuコースを試されてみると良さそうです。英会話の際に必要な基本的な英文法を学びながら、スピーキング力を鍛えていくことができます。

日本語を母国語としている生徒さんが、いきなりオールイングリッシュのレッスンを受けても、先生の言っていることがほとんど理解できないという生徒さんも少なくないでしょう。Kinimi Plusでは事前学習時(予習)に、レッスンで扱う英文法について、日本語で解説動画を見ることができるので、安心してレッスンに臨むことができます。

日本の英語教育は、リーディングとライティングに重点を置いていましたが、昨今ではリスニングとスピーキングも含めてバランスよく4技能を伸ばすことが求められています。

このコースでは、英会話に必要な基本的な英文法を実践的に学ぶことができるため、学んだことが英会話ですぐに活かすことができます。英語を勉強するのは、学校の中間期末テストや英検合格のためだけではなく、実用的に英会話ですぐに活かせる英文法やスピーキングを学べるため、英語を学ぶモチベーションが上がること請け合いです。

Kimini Plusコースは、Kimini Plusコースレベル1からKimini Plusコースレベル4まで4コースあり、それぞれのコースが50レッスンずつあります。無料体験レッスンを受けて、自分のレベルに合ったコースから始められることをおすすめします。

まとめ

この記事では、オンライン英会話を導入する学校の状況や導入するメリット、実際に学校でも導入されているKiminiオンライン英会話の紹介、Kiminiオンライン英会話のおすすめコースについて説明しました。

オンライン英会話が、私立や公立の学校で導入され始めていることに驚かれた方もおられるのではないでしょうか。

学校教育にはすでにICTやインターネットが活用されており、今後、AIが学習者一人ひとりの学習状況を分析し、最適な学習内容を提供するアダプティブラーニングシステムも学校教育で活用される日もそう遠くはないでしょう。

学校教育にも導入され始めているKiminiオンライン英会話を、個人でも試されてみてはいかがでしょうか。