海外のレストランに行くのって、ドキドキしませんか?
英語のやりとりは当然、どんな風にオーダーして支払いまでするのか緊張してしまい、、、せっかくのお料理の味が分からなかったなんてことは避けたいですね。
今回の記事では、トラベル英語のなかでも「海外のレストランでの英会話」と題し、様々なシーンで使える英語フレーズをマナーの解説とともに一気に紹介します。
事前に準備をして、余裕でレストランでの時間を楽しめるようにしましょう!
レストランで困らないための英会話
レストランで各国の料理を楽しむことは旅行や留学中の楽しみの一つですね。
以前は禁煙か喫煙か席を指定したものですが、イギリスやアメリカなど英語圏のレストランほとんどが室内は禁煙になった今、皆さんにとって覚えるフレーズが一つ減りました。
レストランで困らないためには典型的な英語のフレーズを覚えましょう。
海外では”お客様は神様”という考えはないため、客だからといって横柄な態度は禁物です。そして、お店のスタッフに対しても感謝の気持ちを持った英会話ができるようになりましょう。
必須の丁寧なフレーズ
客は何かと頼み事や質問をしますが、丁寧な言い方を心がけてください。
そのためには、以下のフレーズを使うように意識します。これらを使えるか使えないかでかなり印象が違ってきます。
- Please
- Yes, please
- No, thank you
- Thank you
- I would like
- Can you please
例えば、メニューが欲しいときに「Menu」なんて言う人はほとんどいないと思いますが、英語初心者が言葉が出てこないために一言で頼んでしまったということはあり得ます。ここで、使い慣れているほんの短い単語pleaseで「Menu, please」と言えば丁寧さがグッと増します。何もCan you please bring the menu? / I would like the menu.と言わなくても、丁寧で相手にしっかりと伝わり、自分が困ることもないのです。
”すみませーん!”と遠くから呼ばない
大きな違いになりますが、注文したいとき、何かを聞きたいとき、お会計したいとき、日本なら離れたところにいるスタッフを割と大きな声で「すみませーん」と呼びます。英語圏ではこれをしないでください。自分の近くに来たタイミングで目配せ、または片手をあげて知らせるのがマナーです。
自分がお客さんであるシーンのフレーズ
レストランに入ったら、お店のスタッフが来るのを待ちます。スタッフが来たら以下の英会話フレーズでやり取りをします。
予約を入れているとき
Hi, I’m David and booked a table at 8pm.
訳)こんにちは。20時に予約したディビットです。
Hi, I’m David and made a reservation for 8pm.
訳)こんにちは。20時に予約したディビットです。
一言メモ:「予約をする」というときイギリス英語ではbook、アメリカ英語ではmake a reservationが一般的です。訪れる国によって使い分けてみましょう。
予約を入れていないが席が空いているか聞く
Hi, we haven’t booked a table.
訳)こんにちは。予約していないんですが。
Do you have any available tables?
訳)空いているテーブルはありますか?
人数を伝える
何人のためのテーブルなのかもこちらから伝えられると英会話の練習になります。
Table for three, please.
訳)3人のテーブルをお願いします。
一言メモ:この英語表現がイギリスでもっとも一般的な言い方です。threeをそれぞれの人数に置き換えて使いましょう。We’re three.でも伝わります。
1人で食事をする場合はIt’s just me. / It’s only me.とします。
後から1人がくることを伝える
3人で食事をするけれど、1人だけ後から到着することってありますね。
Another person will come a bit later, maybe in 10 minutes.
訳)もう一人少し遅れてきます。たぶん10分後です。
一言メモ:in 10 minutes.というフレーズはぜひ覚えましょう。今から10分したら到着、10分以内と言いたいときはwithin 10 minutesです。
注文するときのフレーズ
ようやくテーブルに着きました。メニューはすでにテーブルに置かれていて、まずはお店の人が飲み物のオーダーをとりに来ました。
飲み物を注文する
What would you like to drink? / Can I get you something to drink?
訳)何をお飲みになりますか? / 何かお飲み物をお持ちしましょうか?
こんな風に聞かれたときの答えをいくつか紹介しましょう。
I’ll have a beer, please.
訳)ビールをください。
Can I have a glass of red house wine please?
訳)グラスで赤のハウスワインをいただけますか?
I would like sparking water / tap water.
訳)スパークリングウォーター / 水道水をお願いします。
一言メモ:例文を見ると、注文を意味するorderではなく、haveやwould likeが使われていることが分かります。
また、日本のようにお水が自動的に来ることはほとんどないため、無料の水道水が欲しいときにははっきりとtap waterを頼みましょう。
食べ物を注文する
ゆったりドリンクを飲みながら食事を決めます。食べ物も飲み物と同じ要領で注文しましょう。
また、今日のスペシャルなどおすすめのメニューに興味があるときはぜひ聞いてみましょう。
What do you recommend?
訳)おすすめは何ですか?
Can you recommend a vegan dish, please?
訳)ヴィーガンのお料理のおすすめをお願いします。
すべてオーダーしたときには「That’s it, thanks」(以上です、ありがとう)と伝えます。
食べ始めるとスタッフが来て「Is everything ok?」(いかがですか?)と聞いてくることがよくあります。「Everything is delicios!」(美味しいです)というように返しましょう。なお、ハッピーでないときに正直に伝えてもまったく問題ありません。
注文が決まってないときのフレーズ
美味しそうなメニューがたくさんでどれにしようかなかなか決まりません。そんなときにスタッフが注文を取りに来ました。
Oh I haven’t decided yet, can you come back in 2 mins please?
訳)あ、まだ決めていないので2分後に戻ってきてもらえますか?
注文したものが来ないときのフレーズ
混雑時によっては、注文したものがなかなか来ないことがあります。例えば30分待っても来ない場合は遠慮せずに聞いてみることをおすすめします。
Excuse me, we ordered our food 30 minutes ago but we still haven’t had them. Can you please check for us?
訳)すみません。30分前にオーダーしたんですがまだ来ていません。確認してもらっていいですか?
お会計のときのフレーズ
レストランではテーブルで支払いをすることが多くあります。先に述べたように、遠くにいるスタッフを大声で呼ぶのはご法度、近くに来たタイミングで伝票を頼みます。この伝票ですがイギリス英語ではbill、アメリカ英語ではcheckです。
伝票をもらう
Bill / Check please.
訳)伝票お願いします。
Can I have the bill / check, please?
訳)伝票いただけますか?
領収書をもらう
Can I have the receipt please?
訳)領収書をもらえますか?
チップの習慣
日本と英語圏で違う点にチップ(サービスに対しての心づけ)があります。食事代の10%を乗せた金額で支払うか、チップを現金でテーブルに置いておくようにします。
接客の英語フレーズ(電話で予約を受ける・料理説明・会計)
最後に、接客をする側のフレーズについても簡単に紹介しましょう。外国人が来店してもスマートに接客するには、基本的なフレーズを覚えておくことが大切です。その後はやればやるほど応用していけるようになります。
電話で予約を受けるとき
This is XX, thank you for calling.
訳)XXです。お電話ありがとうございます。
When would you like to book a table?
訳)ご予約はいつがご希望ですか?
For how many people?
訳)何名様ですか?
Can you please tell me your name and phone number?
訳)お名前と電話番号をお願いします。
Thank you, you’re booked. We look forward to welcoming you. Have a lovely day.
訳)ありがとうございます。予約しました。お迎えすることを楽しみにしています。良い1日を。
I’m afraid that that day is fully booked.
訳)その日は予約がいっぱいです。
料理の説明をする
This is our special of today, it comes with chips.
訳)こちらは本日のスペシャルでチップス付きです。
This is a spicy/medium-spicy dish.
訳)こちら辛口/中辛のお料理です。
We have various vegan menus.
訳)様々なヴィーガンメニューをご用意しています。
Please choose white or brown bread.
訳)ホワイトかブラウンブレッドをお選びください。
Here is the roast beef and the vegan burger.
訳)ローストビーフとヴィーガンバーガーです。
Would you like coffee or tea?
訳)コーヒーか紅茶はいかがですか?
Would you like a dessert?
訳)デザートはいかがですか?
会計をするとき
How would you like to pay?
訳)お支払いはどのようにされますか?
Would you like to pay all together or separately?
訳)お支払いはすべて一緒に、それとも別々にされますか?
Would you like a receipt?
訳)領収書はいかがされますか?
まとめ
レストランに入店するシーンから注文そしてお会計まで、そして接客に使えるフレーズを紹介しました。各フレーズはカフェなどでも応用して使えます。また、海外のレストランでは遠くから「すみませーん!」とスタッフを呼ぶことは避けるといったマナーもぜひ覚えてください。
お店を出る時には「美味しかったわ、また来たいわ」というような一言コミュニケーションもとってみると良い気持ちでお店を後にできるでしょう。
外国のレストランへはぜひおしゃれをして、お料理とともに会話を楽しむ時間にしてくださいね!