60代以上のシニア世代の方にとって、英語は「異国の言葉」というイメージが強いのではないでしょうか。
そのため、「自分には関係ないから」「なんだか難しそう」などとネガティブなイメージを抱いている人が多いですが、シニア世代も英語を身に付けると多くのメリットを得られます。
そこで今回は、シニアが英会話を行うメリットや、楽しく英語を学ぶポイント、おすすめの英会話学習法などを詳しく確認していきます。
英会話に興味のある60代・70代・80代の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
シニア・中高年が英会話を学ぶメリット
若い世代における英会話の重要性はもはや言うまでもないですが、シニア世代にとっても、英語を学ぶことには多くのメリットが含まれています。そのため、「もう歳だから…」と諦めてしまうのは勿体ない。
ここでは、シニア・中高年が英会話を学ぶメリットを3つ確認していきましょう。
メリット①：日々の生活が豊かになる
シニア世代が英会話を学ぶ1つ目のメリットは、日々の生活が豊かになる点です。
「英会話＝海外」と思っている方も多いでしょうが、今や英語は小学校で必修化され、多くの企業で社内公用語に指定されるなど、日本でも多く使用されています。そのため、英語を避けたままだと、日々の生活で多くの情報を取りこぼしてしまいます。
その点、英会話を学んでおけば、生活の中にある英語情報にも抵抗感がなくなり、生活の質を向上させることに繋がります。
メリット②：脳の活性化になる
シニア世代が英会話を学ぶと、脳の活性化ができ、認知症などの予防に繋がります。これが2つ目のメリットです。
年齢を重ねると物忘れが増えがちですが、これは新しい情報が少ないために、脳が怠けてしまっているのも一因と考えられます。そのため、「英語」という新情報を与えれば、脳が活性化し、日々の物忘れ対策だけでなく、認知症の予防にも効果的なんです。
また、認知症の予防には人とのコミュニケーションも重要な要素。そのため、せっかく英語を学ぶなら1人で黙々とでなく、外国人などと対話しながら学ぶのがおすすめです。
メリット③：生涯続けられる趣味になる
シニア世代が英会話を学ぶと、生涯ずっと続けられる趣味を手にできるというメリットも得られます。
60代以上になると、子どもが自立して手がかからなくなったり、仕事をリタイヤしたりして、生活の中で余暇が多くなります。その際、余った時間を埋められるだけの趣味がないと、「何をすればいいのかわからない…」と途方に暮れてしまいがち。
そんなとき、英会話を学べば余暇を有意義に利用できます。また、英会話には「ここまでできたら終わり」というゴールがないので、生涯ずっと続けられる点も大きな魅力でしょう。
シニア・中高年が英会話を楽しく学ぶポイント
シニア世代の方が英会話を学ぶ際、「楽しさ」は非常に重要な要素です。せっかく始めた英会話が苦痛なものになれば、途中で挫折する原因になってしまいかねません。
ここでは、シニア・中高年が英会話を楽しく学ぶポイントを3つ確認していきましょう。
ポイント①：自分のペースで無理せず学習する
シニア世代が楽しく英会話を学ぶためには、自分のペースで無理せず行うことが重要です。
英会話は一朝一夕に習得できるものではなく、日々の継続が不可欠です。そのため、無理して「1ヶ月で習得しよう」「毎日欠かさず勉強しよう」などと意気込んでしまうと、途中で挫折する原因になってしまいます。
シニアだからこそ、英会話は「無理せずマイペースで」が合言葉。生活の負担にならない程度に、気楽な気持ちで取り組みましょう。
ポイント②：「英語ペラペラ」を目指さない
シニア世代が英会話を学ぶ際、「英語ペラペラ」を目指すことはやめておきましょう。
アメリカ人やイギリス人などの、もともと英語を話す人たち、いわゆるネイティブのように英語を話すためには、幼少期に一定期間英語に触れる必要があります。そのため、成人してから英会話を始めて、英語ペラペラになるというのは現実的に不可能なんです。
しかし、だからといって悲観的になる必要はありません。ペラペラでなくても英語は充分通じます。実際、世界では多くのカタコト英語が自信満々に話されています。
シニア世代が英会話を楽しく学ぶなら、「英語ペラペラ」という目標はゴミ箱に捨ててしまいましょう。
ポイント③：グループレッスンよりプライベートレッスン
シニア世代が英会話を学ぶ際は、プライベートレッスンがおすすめです。
英会話には、複数人でレッスンを行うグループレッスンと、講師と生徒が1対1で行うプライベートレッスンという2つの形式があります。
グループレッスンには「周囲との競争心が生まれる」「プライベートレッスンより安価」などのメリットがあるものの、レッスンの効率は下がってしまいます。そのため、慣れない英語を習得しようとするシニア世代には、丁寧に教えてもらえるプライベートレッスンの方が向いているといえます。
シニア・中高年の英会話学習法の選択肢
シニア世代の方が英会話を学ぶには、いくつかの選択肢が存在します。
ここでは、代表的な6つの選択肢の詳細について確認していきましょう。
選択肢①：参考書
シニア世代にとって、英語学習といえば参考書で行うイメージが強いでしょう。
しかし、参考書での学習だと主に「読む」と「書く」の2技能しか習得できません。付属CDがあれば「聴く」はカバーできるかもしれませんが、最も重要な「話す」は学べません。
また、参考書での学習は基本的に1人で黙々と行うため、モチベーションを維持しにくいというデメリットもあります。
選択肢②：無料アプリ
最近では、スマートフォンを使って無料で英会話を学べるアプリも多く出てきました。そのため、英会話に興味が出てきた際、まずは無料アプリで学習を始めるのも手段の1つです。
しかし、無料アプリはあくまで「無料」なので、体系的に英語を学ぶのは難しいといえます。そのため、まずは無料アプリでお試しをしてみて、継続できそうだったら他の選択肢も検討してみることをおすすめします。
選択肢③：海外留学
「郷に入っては郷に従え」と言う通り、英語が話される国に行けば英語を手早く習得できます。そのため、海外留学してしまうというのも、英会話学習には効果的な手段です。
しかし、海外留学には多大な費用がかかりますし、慣れない国での生活には不安が付き物。住み慣れた我が家を長期間空けることにもなるので、現実的には難しい人が多いでしょう。
選択肢④：英会話スクール
海外に留学するのが難しいなら、駅前などにある英会話スクールに通うという手もあります。
英会話スクールなら、日本にいながらにして効果的な英会話を学ぶことができます。しかし、グループレッスンだと効率が落ちてしまいかねないので、できればプライベートレッスンのあるスクールがおすすめです。
また、スクールに毎回通う必要があるので、往復にかかる時間や手間などをあらかじめ確認しておくようにしましょう。
選択肢⑤：オンライン英会話
オンライン英会話は、自宅にいながらにして外国人と英会話ができるため、近年特に注目を集めている英会話学習方法です。
スマートフォンやタブレット、PCなどの端末があれば誰でもすぐに始めることができます。また、海外留学や英会話スクールなどより費用も安価なので、気軽に取り組めるでしょう。
しっかり教育を受けた外国人講師のレッスンを受ければ、まるで海外に留学しているかのような、本格的な英会話が楽しめますよ。
まとめ
今や英語は世界共通語であり、それは60代以上のシニアの方にとっても他人事ではありません。英会話を学べば、日々の生活が豊かになり、より多くのことにチャレンジできるようになるはずです。
シニアの方が英会話を始めるには多くの選択肢がありますが、中でも手軽かつ安価なオンライン英会話がおすすめです。
Kimini英会話では無料体験も実施しているので、この記事を読んで英会話に興味が出てきた方は、ぜひ試してみてください。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!
中学では英語が大の苦手で、偏差値30台。高校時代に詰め込み勉強に嫌気がさして一念発起。独学で勉強を進めるうちに「大切なのは覚えることではなく、イメージを理解することだ」と気づき覚醒。模試の偏差値は最高80に。 苦手を得意にした経験を活かし、約10年の学習塾講師経験（＋人見知り克服のためのアパレル店員経験）を経て、現在はWEBライターとして独立。「何故がわかる英語学習」をモットーに活動を続けています。