英会話ができるようになりたいと言うとき、多くの人にとっては特別なシーンではなく至って普通の普段使いの会話がしたいという意味だったりします。
しかし英語の学習というと、なんだか果てしなくキリがないようなイメージを持ちませんか?
この記事では外国人と英語でコミュニケーションをとることの嬉しさをメインに考え、ネイティブと日常会話をするための情報をお届けします。
日常英会話で使われる定番フレーズだけでなく、後半では初心者がやりがちな失敗、身につけるコツなども紹介しましょう。
日常会話で使える英語フレーズ
さっそく、ネイティブに通じる日常会話フレーズをみていきます。ポイントは”会話のキャッチボール”です。コミュニケーションをとるためには、言われたことへ気持ちよく反応ができたり、聞かれただけでなく相手にも同じことを聞いてみるといったことが大切になります。
シーン毎にフレーズは山ほどありますが、本記事では基本中の基本だけを紹介します。お決まりのフレーズなので、使われている前置詞もそのまま覚えていきましょう。
お礼とどういたしましてのフレーズ
- Thank you. / Thanks. / ありがとう。
- Thanks a lot. / 本当にありがとう。
- Thank you for XX. / XXをありがとう。
- Much appreciated. / ありがとうございます。心から感謝します。
- No problem. / No worry. / 大丈夫だよ。
- You’re welcome. / どういたしまして。
謝るときのフレーズ
- Sorry. / I’m sorry. / ごめんなさい。
- I apologise for XX. / XXについて謝ります。
初めて会った人に簡単に自分を紹介するフレーズ
- I’m Saki. / サキです。
- I’m a student. / 学生です。
- I work for XX. / XXで働いています。
- I’m Saki from Japan. / 日本から来たサキです。
- Nice to meet you. / 初めまして。
- It was nice to meet you. / お会いできて嬉しかったです。
初めて会った人に質問するフレーズと答え
- What do you do? / 仕事は何をしていますか?
- I’m a teacher. / 教師です。
- I work as a banker. / 銀行員として働いています。
- What do you do in your spare time? / 時間がある時は何をしてるの?
- I love travelling and talking pictures. / 旅行と写真撮影が大好きです。
- I usually go to a gym. / 普段はジムに通っていますよ。
挨拶から相手の様子を聞くフレーズ
- Hi, how are you doing? / 元気?
- Hi, how have you been? / 元気だった?
これら2つのフレーズの違いは、2つ目はここのところあまり会っていなかった相手に使う点です。この2つを相手によって使い分け、声がけできるようにしましょう。
元気かどうか答えるフレーズ
- I’m good. / 元気だよ。
- Not bad. / まぁまぁかな。
goodとbadという対照的な単語で調子がどうか答えることができるんですね。
スモールトークのフレーズ
- It’s a beautiful day, isn’t it? / 今日はいいお天気ですね。
- Did you watch the rugby match yesterday? / 昨日のラグビーの試合、観ました?
- What are your plans for the weekend? / 週末のご予定は?
相手の最近について聞くフレーズ
- What’s up? / 最近どう?
- What’s going on? / 最近どう?
その場で別れるときのフレーズ
- Take care. / 気をつけて。
- See you. / またね。
相手が言っていたことについて聞くフレーズ
- How was the restaurant? / あのレストランはどうだった?
- How was your weekend? / 週末はどうだった?
- How was your trip to Spain? / スペイン旅行はどうだった?
相手が言うことに対する相槌フレーズ
- Wow! / わぁ!
- No way! / まさか!
- I can’t believe it. / 信じられない。
- I’m shocked. / ショックだよ。
- Don’t worry. / 大丈夫だよ。
- It happens. / そういうときもあるよ。
- You’re right. / That’s true. / Exactly. / たしかに。
- I see. / I understand. / なるほど~
- I agree. / そうだよね。
- Me, too. / 私もだよ。
- Well done! / よくやったね!
- Good luck! / がんばってね!
お願いごとをするときのフレーズ
- Can you XX?
- Do you mind XX?
- Would you? / Could you?
誘うとき・断るときのフレーズ
- Shall we XX?
- Why don’t you XX?
- Would you like XX?
- No thank you. / 結構です。
- Sorry, I can’t make it. / ごめん、都合が悪いです。
- I’m sorry I won’t be able to do. / すみません、できません。
これらの基本的なフレーズに加えて、個人個人の状況に合わせた会話を追加していくことになります。
日常会話でスラスラ英語を話すには?
日常会話でポンポンと言葉が出てくるようにするためには、やはり繰り返しが必須であり、しつこいくらいに口に出していき自分のものにしたいところです。
英語から日本語に、日本語から英語に変換するときに、両言語の違いから訳しきれないことがよくあります。このことからも、基本的な定番フレーズを日本語に置き換えることなくそのままの形で覚えることをおすすめします。
例えば、ありがとうございます・心から感謝しますの意味であるMuch appreciated.ですが、深く考えるのではなく、マッチ アプリシエイティットなんだと丸暗記します。暗記をしたら使う機会を探して、どんどん使ってみてください。
英語の日常会話をするために必要なレベルは
基本的な日常英会話を可能にするための目安ですが、TOEICで言えば470スコア前後と言えるでしょう。レベルCに分類されるのが470点以上であり、限定的な状況・分野であるものの日常生活で必要とされるスキルを持っていると判定されます。もちろん、470点を少し下回っていても最低限のコミュニケーションはできるとされていますのでこの辺を目標にするといいでしょう。
470点を達成できるような英語力をつけるためにも、英語初心者は日本語による教材などで中学校で学ぶ基本の英文法をしっかりおさらいしてください。
初心者に多い日常英会話習得の失敗例
英語の学習に覚える作業(インプット)は欠かせません。上で述べた中学英語のおさらにしてもbe動詞、否定文から接続詞などなどを改めて理解し覚えていかなければなりません。これらが英文を作るための必須な要素だからです。
単語を繋げれば外国人相手でも何とかなるよ、という話をたまに聞きます。積極的な態度は素晴らしいですが、やはり正しく伝わる英語を目指すべきです。
そのためにはインプットで止まらず、アウトプットの機会を作り出します。
初心者がほぼインプットだけの学習をしていれば、英語が伝わったという素晴らしい体験をすることもなく、暗記だけの作業にいつか飽きてしまう可能性があります。一方で、継続してインプット・アウトプットをしていけば、英会話の力は確実についていきます。
日常英会話を身につけるためのコツ
英語初心者の皆さんにはぜひ積極性を持って学習をしていただきたいです。間違いを恐れることはありません。なぜなら、日本人は英語ネイティブではないからです。間違えてもそこを直していく、経験によるこれらの作業によって記憶にしっかり定着します。また、スラスラ喋らなくてはという焦りも必要ありません。
英語ではイエスかノーか、好きか嫌いかをまず話しますので、その後はベストを尽くしてその理由を説明することになります。外国人はもしかしたら、言葉に詰まるあなたに助けを出してくれるかもしれません。すると、この経験がまた記憶に残って自分の英語になるというサイクルが生まれます。
間違いを恐れず焦らない、ここを抑えた上で、短い文章から始め、徐々に情報を追加していく練習をしましょう。
まとめ
英会話でネイティブが使う日常会話のフレーズは限りなくあります。まずは、定番の表現をしっかり使えるようにして外国人に実際に使ってみる、また新しいフレーズを覚えアウトプットする、この繰り返しが重要です。自分の英語が伝わると嬉しいものです。日常英会話をしている自分をイメージして頑張っていきましょう!