多くの企業で英語力が重視される現在、英会話関連のアルバイトが人気を集めています。英語に自信のある大学生はもちろん、中には英語力不問の職種もあるので、英語を勉強しながら働きたいという人にもおすすめです。
そこで今回は、英会話バイトをテーマに、メリットや具体的な職種、持っていると有利になる資格などを詳しく解説していきます。
英会話に関するアルバイトをしてみたい人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
英会話バイトをするメリット
世の中にはさまざまな種類のアルバイトがありますが、英会話ができるアルバイトを選ぶことで、多くのメリットが期待できます。
ここでは、英会話バイトで得られる代表的なメリットを5種類厳選しました。1つずつ詳細を確認していきましょう。
メリット①:自分の英語力を活かせる
英会話バイトをする最大のメリットは、自分の持つ英語力を活かせる点です。
現代の日本において、英語ができることは大きな武器になります。そのため、せっかく勉強して英語力を身に付けたのであれば、それをバイトで活かさない手はありません。
特に、英会話講師などのアルバイトは、高い英語力を持つ人しか採用されません。そのため、そのような職種で働くことで、自分の英語力により自信を持つことにも繋がります。
自分の英語力がお金になり、誰かの役に立つと考えると、億劫になりがちなアルバイトにも前向きになれるはずです。
英会話講師には、オンサイトの仕事とオンラインの仕事があります。コロナ感染も落ち着いてきたので、オンサイトで教える仕事も復活していますが、オンライン英会話講師の需要もあり、どちらか自分に合っている方が選ぶと良さそうです。
メリット②:英語の勉強になる
英会話バイトをすると、働きながら英語の勉強も同時にできるというメリットも得られます。
英会話バイトというと、英語がペラペラじゃないとできないと思っている人も多いでしょう。しかし、実際はそこまで狭き門というわけでもなく、英語でコミュニケーションが取れればできるアルバイトも多く存在します(具体的な職種は後で詳しくご紹介します)。
そのため、あまり英語力に自信がない人でも、英会話バイトをすることで、英語力を向上させられます。英会話を使うバイトはお金を稼ぎつつ勉強もできるため、非常にコスパ・タイパの高い選択肢だといえるでしょう。
英会話バイトをしながら、英検の上位級やTOEIC試験を受験して、合格したり高得点を取ったりすると、手当てが出る場合もあります。
メリット③:一般的なアルバイトより時給が高い
英会話を使うアルバイトは、一般的なアルバイトより時給が高い傾向にある点も、大きなメリットでしょう。
先述の通り、英語ができることは大きな武器です。そのため、英語力の証明ができれば、それを理由に時給アップしてもらえたり、そもそも職種自体の時給が高かったりと、優遇してもらえる可能性が高いです。
今しているアルバイトの時給に満足していない人は、この機会に英会話を使うアルバイトにチェンジしてみるのもよいかもしれませんよ。
メリット④:新しい価値観や考え方に触れられる
英会話を使うバイトの中でも、特に海外の人々と交流する職種では、新しい価値観や考え方に触れられるというメリットも得られます。
よく「留学をすると視野が広がる」といいますが、だからといって気軽に留学に行ける人は一握り。その点、英会話バイトは日本にいながらにして海外の人々と交流ができるので、いわば「プチ留学」のような経験をすることができるんです。
留学したいけれど費用や時間で断念している人は、まず英会話バイトを試してみることをおすすめします。
訳)自分の視野を広げて、他人の新しい視点に触れたいです。
訳)そしたら、英会話のバイトをやってみるのはどうですか?
メリット⑤:就職の面接などで有利になる
大学生の間に英会話バイトを経験しておくと、就職の面接などで有利になる可能性があります。
企業における英語の重要度は年々高まっており、最近では社内公用語を英語にするところも増えてきました。そのため、英会話ができるという実績は大きなアドバンテージになり、就職活動にプラスの効果を与えてくれるでしょう。
先々の就職活動での武器を増やしたい人は、この機会に英会話バイトを始めてみてはいかがでしょうか。
訳)大学時代に英語教師のアルバイトをしていたことを就職の面接官に伝えると、高評価を得られる可能性が高いです。
訳)就職活動において、英語の資格の保持だけでなく、英語を使ったアルバイトの経験があることが高く評価されます。
英会話ができるバイトの種類
ここまで英会話バイトと一括りに扱ってきましたが、実際には英会話に関連するアルバイトには、さまざまな種類が存在します。
ここでは、どのような職種で英会話を活用できるのか、詳細を確認していきましょう。
英会話講師
英会話ができるバイトのうち、最も一般的なのは英会話講師でしょう。
英会話講師というと、英語のネイティブや外国人の講師が多いイメージですが、中には日本人の講師を採用しているスクールも存在します。時給も一般的な学習塾より高いケースが多いので、英語力に自信のある人はぜひ挑戦してみましょう。
英会話教室の受付
英会話教室では、講師だけでなく受付のアルバイトを募集していることもあります。外国人講師が在籍するスクールであれば、英語でコミュニケーションを取る機会を多く確保できます。
英会話講師をするとなると、一定以上の英語力が必要ですが、受付業務であれば英語力がさほど高くなくても採用しているスクールも多いです。中には、レッスンの割引特典が付いているスクールもあり、お得に英会話を学ぶことができます。
英会話講師の採用担当
主に英語ネイティブだけを英会話講師として採用している英会話スクールもあります。
そういった英会話スクールでは、英会話ができる日本人を対象に、英会話講師の採用担当を募集していることが多いです。
英会話講師の採用担当に求められるスキルは、英会話講師のスキルチェック力と、英会話講師とのコミュニケーション力です。自分で英会話を教えられるほど高い英語力は求められませんが、英会話講師の採用業務は、その英会話スクールの存続に関わってくるので、非常に重要なポストです。
ホテル・ゲストハウス
外国人が多く訪れる観光地では、ホテルやゲストハウスで働くことで、英会話の機会を増やすことができます。
近年、日本は世界的に人気を集めているので、東京や京都といった有名どころだけでなく、全国各地にインバウンド旅行者が多く訪れています。中には、来客の9割が外国人旅行者なんて宿もあるくらいです。
中には、繁忙期に住み込みでアルバイトができる宿もあるので、夏休みなどの休暇を利用して働くのもありですよ。
インターンとして憧れの業界や会社で働く
大学卒業後40年ぐらい働かなくてはならないので、新卒でどういった業界に就職するか、どうやって自分のビジネスキャリアを構築していくか、戦略を持って真剣に考えるべきです。
近年、アメリカに倣って、日本でもインターンシップを採り入れている企業が増えてきました。
大学時代にお小遣い稼ぎに時給のいい会社でアルバイトするのもいいでしょうが、将来を見据えて、自分が働きたい業界や会社でインターンシップを活用して働くのもおすすめです。
インターンシップを採用している業界
- マーケティング
- 情報リサーチ
- プログラミング
- アプリ開発
- ファイナンス
優秀な新卒社員を求めている企業は、インターンシップを採用していることが多いです。
特に上記で紹介した業界が、インターンで働いてくれる大学生を求めています。インターンの時給はあまり高くないですが、新卒の採用を見越してインターンシップをおこなっている企業が多いです。
自分が興味を持っている業界や会社でインターンで働くことで、実際の業務がどんなものか、本当にその業界や会社で長年働いていけそうかを確認することができます。
カフェ・レストラン
観光地や繁華街のカフェやレストランは、外国人が多く訪れるため、働きながら英会話力を磨くことができるでしょう。
特に、サッカーや野球などのスポーツ観戦ができる飲食店だと、お客さんとの交流が多いため、より英語でのコミュニケーションを増やせます。
ただし、観光地にあるからといって外国人客が多い店とは限りません。そのため、事前に必ず下見をして、客層を確認してから応募するようにしましょう。
テーマパーク
英会話力が伸ばせるアルバイトとしては、テーマパークのスタッフもおすすめです。
近年は外国人旅行者が増えたこともあり、テーマパークでは日本語だけでなく、英語でも案内を行うのが一般的になってきています。
そのため、テーマパークでアルバイトすると、接客や館内放送などで英語を使う機会が多くあり、無意識のうちに英語を上達させることに繋がります。
訳)あなたは英語スキルを活かして、何のアルバイトをしたいですか?
訳)私はまず英会話講師として働きたいです。
訳)その後、大学3年生で、インターンで憧れの会社で働きたいです。
訳)あなたの憧れの会社は何業界ですか?
訳)それは、マーケティングや情報リサーチ業界です。
英会話バイトに有利になる資格
英会話に関連したアルバイトの中には、英会話講師を筆頭に、英語力が高い方が有利に採用される職種が存在します。
ここでは、持っていると採用時に有利に働く、代表的な資格を確認していきましょう。
英検(実用英語技能検定)
実用英語技能検定、通称「英検」は、日本で最も知名度の高い英語に関する資格です。
英検には、学習レベルに応じて5級・4級・3級・準2級・2級・準1級・1級の7段階が用意されています。大学生で英会話バイトに応募するなら、2級以上を所持していると、採用を有利に進めることができるでしょう。
英会話を専門職したい場合は、準1級以上の資格を持っていることが望ましいですが、準1級の資格を所持していて採用されて、その職場で仕事をしている中で1級合格を目指して勉強し、1級に合格する人も結構います。
TOEIC
TOEICとは “Test of English for International Communication” の略称で、英語によるコミュニケーション能力を測る試験。主にビジネス業界を中心に定評があり、就職活動の一環として受検する人が多いです。
TOEICは990点満点の試験ですが、「英語が得意」とアピールするためには、最低でも750点は必要でしょう。
TOEFL
TOEFLは “Test of English as a Foreign Language” の略称で、外国語として英語を学ぶ人のために設けられた試験です。TOEICがビジネス中心に使われる一方、TOEFLは大学などの教育機関で特に重宝されています。
英語力のアピールとして使うのであれば、120点満点のTOEFL iBT(個人向け試験)で70~80点は取っておくとよいでしょう。
まとめ
今回は、英会話に関連するアルバイトについて詳しく確認してきました。
英会話バイトは英語力を活かしながらお金を稼ぐことができるので、英会話に自信のある人には特におすすめです。また、中には英語力不問で採用してくれて英会話が学べる職種のアルバイトもあるので、働きながら英語を勉強したい人にも打ってつけでしょう。
今回ご紹介したことを参考に、ご自身に合った英会話バイトを見つけていただければ幸いです。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!