ある程度英語を勉強して、いざ「英会話するぞ！」と意気込んでみたら、意外と上手く話せなかったという経験はありませんか。その原因は英語力ではなく、英語で話す「トピック（話題）」が不足していることにあるかもしれません。
英会話を盛り上げるためには、話を広げるためのトピックが必要不可欠。そこで今回は、英会話のネタとして使える鉄板トピックについて、詳しくご紹介します。
また、記事の後半では英会話のキャッチボールを長続きさせるコツについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次
英会話のネタに使えるトピック一覧
英会話で使える代表的なトピックは、以下の9種類です。
- 天気
- 最近あったこと・これからすること
- 仕事・学校
- 趣味・好きなこと
- スポーツ
- ファッション
- 本・映画・音楽
- 家族構成
- 英語学習
それぞれの詳細や具体的な例文について、詳しく確認していきましょう。
トピック①：天気
日本でも、話題がないと天気の話をすることが多いですが、英会話でも天気は非常に使い勝手のよいトピックです。
面と向かって会話する場合は、以下のように「今日の天気は○○ですね」と発言すると、よい話のきっかけ（conversation starter）になります。
It looks like a nice day!
訳）今日は天気がよさそうですね！
It’s colder than yesterday, isn’t it?
訳）今日は昨日より寒くないですか？
It’s getting warmer these days.
訳）最近は暖かくなってきましたね。
また、オンライン英会話などでお互いの距離や国が離れている場合は、相手側の天気を聞いてみるとよいでしょう。
How is the weather there?
訳）そちらの天気はどうですか？
トピック②：最近あったこと・これからすること
最近あった過去のことや、これからする予定のことは、英会話のトピックとしてよく使われます。
具体的なできごとを知りたいときは “What（何）” を、どのように過ごしたか感想を聞きたい場合は “How” を添えて尋ねるとよいでしょう。
What did you do yesterday?
訳）昨日は何をしましたか？
How was your weekend?
訳）週末はどうでしたか？
What are you doing today?
訳）今日は何をする予定ですか？
トピック③：仕事・学校
社会人同士の英会話なら、仕事に関するトピックが間違いありません。
また、相手が学生であれば、どんな学校に通っているのか、どんな勉強をしているのかなどを尋ねると、会話を広げられるでしょう。
What do you do?
訳）お仕事は何をしていますか？
How is your business?
訳）お仕事の調子はどうですか？
What do you study at school?
訳）学校では何を勉強していますか？
What is your major?
訳）あなたの専攻は何ですか？
トピック④：趣味・好きなこと
お互いの趣味や好きなことは、ポジティブで話を広げやすいおすすめトピックです。好きなものに関しては誰しも饒舌になるので、楽しく会話を盛り上げることができます。
趣味というと “hobby” が有名ですが、”in your free time（暇なとき）” を添えて聞く方法もあるので、それぞれ覚えておきましょう。
What is you hobby?
訳）あなたの趣味は何ですか？
What do you like to do in your free time?
訳）暇なときは何をするのが好きですか？
また、ひとくちに趣味といっても種類がさまざま。具体的な趣味に関するトピックは、以下でさらに詳しく確認していきましょう。
トピック⑤：スポーツ
スポーツは、趣味としている人が多いので間違いのないトピックです。好きなスポーツが一緒だった場合、そこからさらに会話を広げていくことができるでしょう。
また、中には観ること専門にスポーツを楽しむ人もいるので、play だけでなく watch（観る） を使って尋ねてみるのもおすすめです。
What is your favorite sport?
訳）あなたの好きなスポーツは何ですか？
Do you play any sports?
訳）何かスポーツはしますか？
What sports do you like to watch?
訳）どんなスポーツを観戦するのが好きですか？
トピック⑥：ファッション
身に付けているものを褒められたら、誰だって気分がよいもの。そのため、英会話の相手がおしゃれな人であれば、ファッションをトピックに話を振ってみるのもよいでしょう。
ちなみに、英語では服装全体の印象を「コーディネート」と言いますが、英語では “outfit” と表現するのが一般的です。
Your watch is so cool. Where did you buy it?
訳）あなたの腕時計とても素敵ですね。どこで買ったんですか？
What is your favorite brand of clothes?
訳）あなたの好きな服のブランドは何ですか？
I love your outfit today.
訳）今日のコーディネートよい感じですね。
トピック⑦：本・映画・音楽
本や映画、音楽など、文化的な趣味も使い勝手のよいトピックです。
お互いの国が違う場合は、それぞれの国で有名な作品について話すと、趣味の幅を広げることにも繋がります。
What kind of books do you like?
訳）どんな種類の本が好きですか？
What movie is popular in your country?
訳）あなたの国ではどんな映画が人気ですか？
I love rock music. How about you?
訳）私はロックが好きですが、あなたはどうですか？
トピック⑧：家族構成
何人家族か、どれくらい兄弟がいるかなどの家族構成は、話のきっかけとしてよく使われるトピックです。
しかし、あまり込み入ったことを尋ねると失礼になりかねないので、相手のプライバシーに配慮することも忘れないようにしましょう。
How many people are there in your family?
訳）何人家族ですか？
How many brothers and sisters do you have?
訳）何人兄弟ですか？
Do you have any children?
訳）子どもがいますか？
トピック⑨：英語学習
お互いが英語を第2・第3言語として学んでいるのであれば、英語学習をトピックに会話するのもおすすめです。
特に、相手の英語が自分より上手だと感じた場合は、「どうやって英語を習得しましたか？」などとコツを聞くと、今後の参考になりますよ。
How long have you studied English?
訳）どれくらい英語を勉強していますか？
How did you get so good at English?
訳）どうやってそんなに英語が上手になったんですか？
Could you recommend any movies suitable for learning English?
訳）英語学習に適している映画を教えていただけませんか？
英会話で話題を広げるためのコツ
英会話のトピックがわかったところで、最後に話題を広げて会話のキャッチボールを長続きさせるコツについて確認しておきましょう。
コツ①：5W1Hを使って質問をする
会話を長続きさせるには、Yes や No で答えられる質問ではなく、5W1Hを使った質問をするのがコツです。
5W1Hとは別名「疑問詞」とも呼ばれるもので、以下の6種類が該当します。
- When：いつ
- Where：どこ
- Who：誰
- What：何
- Why：なぜ、どうして
- How：どのよう、どうやって
英会話で質問をする際は、これら5W1Hを文頭にもってくることを意識しましょう。そうすると、相手から具体的な回答を得ることができ、会話のキャッチボールを長続きさせられます。
コツ②：質問に答えたら質問で返す
英会話では、相手からの質問に答えたら、自分からも質問をするよう心がけましょう。
たとえば、相手の質問に答えるだけだと、以下のように会話がストップしてしまいかねません。
What do you like to do in your free time?
訳）あなたは暇なときに何をするのが好きですか？
I like to watch movies.
訳）僕は映画を観るのが好きです。
I see.
訳）へぇ。
それに対して、自分も質問をすれば、相手からも情報が引き出せ、会話をどんどん広げていくことができます。
What do you like to do in your free time?
訳）あなたは暇なときに何をするのが好きですか？
I like to watch movies. Do you like them?
訳）僕は映画を観るのが好きです。あなたは映画が好きですか？
Yes, I also like them. What is your favorite movie?
訳）はい、私も映画が好きです。どんな映画がお好きですか？
I like…
訳）僕が好きなのは…。
まとめ
今回は、英会話の際にネタとして使えるトピックについて、詳しく確認してきました。
ここでご紹介した9つのトピックは、どれも非常に使い勝手がよいものなので、会話に詰まったときのためにぜひ覚えておきましょう。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!
中学では英語が大の苦手で、偏差値30台。高校時代に詰め込み勉強に嫌気がさして一念発起。独学で勉強を進めるうちに「大切なのは覚えることではなく、イメージを理解することだ」と気づき覚醒。模試の偏差値は最高80に。 苦手を得意にした経験を活かし、約10年の学習塾講師経験（＋人見知り克服のためのアパレル店員経験）を経て、現在はWEBライターとして独立。「何故がわかる英語学習」をモットーに活動を続けています。