皆さん、最近「ノート」って使ってますか?
学生時代は必需品だったノートですが、学校以外では使っていないという人も多いのではないでしょうか。
しかし、ノートは英会話の勉強において、非常に頼りになる存在なんです。学習時にノートを利用すれば、学習効果を何倍にも高めることが期待できます。
そこで今回は、英会話学習におけるノートの活用法について、詳しくご紹介していきます。
学生から社会人まで、英語を学ぶ人すべてに必見の内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
英会話でノートを使うメリットとは?
英会話の学習にノートを使うと、さまざまなメリットが得られます。
ここでは、代表的な4種類のメリットについて、詳細を確認していきましょう。
メリット①:勉強したことが整理できる
勉強した英会話の知識をノートにまとめると、知識が整理されるというメリットが得られます。
英会話に限らず、私たちが何かを学ぶ際は、大事なこともそうでないことも、同じ情報として一度受け取る必要があります。その中から自分にとって重要なことを取捨選択するためには、情報を一度自分なりに整理する必要がありますが、頭の中だけで行うのは至難の業です。
しかし、ノートを作ろうとすることで、情報がバラバラに存在している脳内が整理され、自分にとって重要なものをピックアップすることができます。
そのため、何を書くべきかわからないという状態でも、ひとまず「ノートに書く」ことを意識するだけで、高い学習効果が得られます。
メリット②:重要なことを頭に定着させられる
英会話でノートを利用すると、重要なことを効率的に脳に定着させられるメリットも期待できます。
何かをノートに書くためには、見聞きした情報を一度思い出し、文字化する作業が必要です。その結果、その情報は「思い出すべき情報」、つまり「脳にとって重要な情報」と判断されるので、より強く記憶に刻まれるのです。
そのため、学習しながらノートに書くのはもちろん、少し時間を置いてから書くのもおすすめ。「今日学んだことで重要なのは何だっけ」と思い出す工程が生まれるので、より強く脳に働きかけられます。
メリット③:英語力の成長を確認できる
英会話学習でノートを使うメリットとしては、英語力の成長度合いを確認できる点も大きいでしょう。
英語を勉強していると、自分が今どのくらいのレベルなのかがわからず、「勉強の成果がなかなか出ない……」と悩んでしまいがちです。そんなとき、過去に作ったノートを開けば、自分がしてきた軌跡が確認でき、過去の自分より着実に成長している今の自分が確認できるでしょう。
自分の英語力が成長したことを客観的に見れば、それが今後のモチベーションに繋がり、より前向きな姿勢で学習に取り組めるようになります。
メリット④:自分専用の参考書になる
日々の学習でノートに書き込んでおくと、後で復習する際に使いやすい、自分専用の参考書として使えるというメリットも得られます。
一般的な参考書の場合、自分にとって重要な情報もあれば、既に知っていて不要な情報も書かれています。しかし自分で作ったノートの場合は、すべて一度自分が重要だと思った情報が書かれています。そのため、復習時にノートを活用すれば、より効率的な学習が実現します。
英会話は一朝一夕には身に付かず、日々継続した学習が必要です。未来の自分をサポートするためにも、質の高いノートを作ることを意識してみてはいかがでしょうか。
英語学習ノートの作り方とは?
英会話の勉強にノートが役立つことがわかったところで、ここからは、具体的なノートの作り方について確認していきます。
役立つノートを作るために書くべき情報は以下の3種類です。
- 新しく知った英単語
- 言いたくても言えなかった英単語や表現
- 初めて知ったフレーズ
それぞれ詳しく確認していきましょう。
作り方①:新しく知った英単語を書く
英会話を勉強していて、新しく知る英単語があったら、ノートに書き入れましょう。
その際、後から復習がしやすいよう、「英単語(スペル)」「日本語の意味」などと分けて箇条書きにするのがおすすめです。ある程度の量が溜まったら、片方を隠して復習をすることで、自分専用の単語帳として活用できます。
また、後で復習する際は、その英単語を使った例文を書き入れたり、似た意味の類義語を調べて書いたりするのもよいでしょう。そのように知識を1つひとつ紐付けていくことで、無理なく語彙を増強させられます。
作り方②:言えなかった単語や表現を書く
英会話をしていて、「英語で何て言えばいいかわからない……」ということがあったら、その単語や表現はノートに書き留めておきましょう。
言いたくても言えなかったということは、その単語なり表現は、今の自分に不足している知識です。それらをノートにまとめていけば、英会話の引き出しを着実に増やすことに繋がります。
もちろん、わからない単語や表現なので、その場では日本語で書いてOKです。一旦は日本語で書いておき、後で英語での言い方を調べて書き入れておきましょう。
作り方③:初めて知ったフレーズを書く
レッスンで外国人と話したり英語の映画やドラマを観たりして、初めて知ったフレーズがあったら、ノートにメモしておきましょう。
実際の英会話では、スラングや慣用表現など、テキストでの学びでは出会えない生きた英語フレーズがふんだんに使われています。それらをノートにメモして後日見返すことで、より活き活きした英会話ができるようになります。
ある程度慣れてきたら、なぜそのような意味になるのか、フレーズに含まれる単語や熟語も分析して書き込みを加えていくと、より効果的な英語学習に繋がります。
学習効果を高めるための英語ノート活用ポイント
最後に、より学習の効果を高めるために意識したい、ノートの活用ポイントを5つご紹介します。
これからノートを作る人も既に作っている人も、ぜひ参考にしてください。
ポイント①:持ち運びしやすいサイズのノートを選ぶ
英語学習に使うノートは、持ち運びやすいサイズのものを選ぶのがポイントです。
ノートは、学習時に書き込むことはもちろん、後で見返して復習することも大切です。そのため、外出時の隙間時間などでも使えるよう、コンパクトなサイズのものを選ぶとよいでしょう。
ポイント②:マーカーなどで色分けする
英会話で使うノートは、マーカーなどで色分けすると、復習時に見やすくなっておすすめです。
たとえば、先述の「新しく知った英単語」「言いたくても言えなかった英単語や表現」「初めて知ったフレーズ」を別々の色で分けておけば、わざわざページを分けなくても見やすく、復習の効率がよくなるでしょう。
ポイント③:行間は詰めず、余白を設けながら書く
ノートに書き込む際、ぎっしり行間を詰めて書くのではなく、適度に余白を設けながら書くことを意識しましょう。
ノートを復習に使う際、新たな気づきや追加の情報が出てくることが多いですが、余白がないと書き込めなかったり、ページがグチャグチャしてしまったりする原因になります。
ポイント④:きれいに書くことを意識しない
英会話でノートを作る際は、きれいに書くことを意識しないよう注意しましょう。
見た目のきれいさにばかり気を取られると、必要以上に時間がかかってしまったり、書くべきことを忘れてしまったりする原因になります。
英会話用のノートは誰のためでもなく、自分のために書くものです。そのため、客観的なきれいさに拘らず、自分にとっての見やすさ、使いやすさを重視して作りましょう。
ポイント⑤:定期的に内容を見返す
せっかく作ったノートは、一度書いただけで終わりにせず、定期的に内容を見返すようにしましょう。
先述の通り、日々不明点や新情報を書き込んだノートは、唯一無二の自分専用参考書になります。何度も繰り返し目を通せば、それだけ記憶にも深く刻まれるようになります。
また、単に黙読するだけでなく、声に出して音読も行えば、スピーキング能力の向上にも効果的でしょう。
まとめ
今回は、英会話でノートを使うことのメリットや具体的な作り方、活用のポイントなどについて、詳しく確認してきました。
英語学習時にノートを利用すると、学んだ内容が整理できることに加え、記憶に深く定着するようになります。また、一度書いたノートは自分専用の参考書として、長く復習に活用することも可能です。
今回ご紹介したことを参考に、英語学習時には傍らにノートを1冊用意してみてはいかがでしょうか。
それでは、これからも楽しい英語学習を。
Let’s enjoy!!