「dark」は「a dark color(暗い色)」や「dark brown(こげ茶色)」など、「暗い」という意味でよく用いられます。反対語は「light」です。
今回は「dark」に関する会話表現や熟語を解説します。

「dark」を使った基本表現

「dark」は「暗い」だけではなく、「(色が)濃い」、「(髪・目・はだなどが)黒っぽい」など、様々な意味を持ちます。また、「暗やみ」や「夕暮れ」といった名詞としての意味もあります。
例文を使って紹介します。
例文)
Aさん
It’s already dark outside.
訳)外はもう暗いよ。

Aさん
It’s getting dark.
訳)だんだん暗くなってきた。

Aさん
It is always dark in the basement.
訳)地下室の中はいつも暗い。

Aさん
The room was too dark to see anything.
訳)部屋はとても暗くて何も見えなかった。

Aさん
Mr.Morita has a very dark personality.
訳)森田さんは性格がとても暗い。

Aさん
He wears a dark brown suit everyday.
訳)彼は毎日こげ茶色のスーツを着ている。

Aさん
She has dark hair and eyes.
訳)彼女は髪も目も黒い。

Aさん
Becky is afraid of the dark.
訳)ベッキーは暗やみを怖がる。

「black eye」というと、殴られたときにできる「目の周りの黒いあざ」を意味するため、「目の色が黒い」と表現したいときには「dark eye」といいます。

「dark」を使った応用表現

この章では「dark」を使った熟語を3つ紹介します。

after dark 「日が暮れてから、暗くなってから」
before dark 「日が暮れないうちに、暗くならないうちに」
in the dark 「暗闇で、暗いところで」

例文)
Aさん
Don’t go out after dark.
例)日が暮れてから外出したらだめよ。

Aさん
Be home before dark.
訳)暗くならないうちに帰ってきなさい。

Aさん
Cats can see in the dark.
訳)ネコは暗いところで目が見える。

「明るさ」や「暗さ」を表す英語いろいろ

「明るさ」や「暗さ」はニュアンスの違いによって様々な英語で使い分けられます。この章ではその使い分け方を解説します。

「dark」以外の「暗い」に関する英語

「dark」以外の「暗い」を表す単語を3つ紹介します。

  1. gloomy
  2. blue
  3. dim

ひとつずつ解説します。

「dark」以外の「暗い」を表す単語 その1「gloomy」

「gloomy」は気分が「暗い」や「憂うつな」など、どんよりとしたイメージです。

例文)
Aさん
Today is a gloomy winter day.
訳)今日はどんよりとした冬の日です。

Aさん
She looked gloomy.
訳)彼女は憂うつそうに見えた。

Aさん
He often takes a gloomy view.
訳)彼はよく悲観的な見方をするよね。

「dark」以外の「暗い」を表す単語 その2「blue」

「blue」は「青い」という意味以外にも「元気のない」、「憂うつな」といった意味を持ちます。
日本語の「青」は英語の「blue」よりも意味範囲が広く、「green(緑色)」を服も事があります。例えば、「青信号」、「青葉」は英語では「green」で表します。

例文)
Aさん
You look blue.
訳)憂うつそうだね。

「dark」以外の「暗い」を表す単語 その3「dim」

「dim」はあまり聞きなじみのない単語ですが、「うす暗い」、「ぼやけた」といった意味を持ちます。

例文)
Aさん
Her eyesight is getting dim.
訳)彼女の視力はぼんやりしてきた。

Aさん
I can see the dim outline of a mountain.
訳)山のおぼろげな輪郭が見える。

Aさん
Thirty years had not dimmed her memory.
訳)30年たっても彼女の記憶は曇っていなかった。

「暗い」の反対語「明るい」に関する英語

暗いを表す画像

「明るい」を表す単語を5つ紹介します。

  1. light
  2. bright
  3. brilliant
  4. dazzling
  5. cheerful

ひとつずつ解説します。

「暗い」の反対語「明るい」に関する英語その1「light」

「明るい」というと「light」で表現するのが一般的です。「dark」の反対語です。
名詞で使われるときは「光」や「明かり」、「信号」等の意味を持ちます。

例文)
Aさん
It became lighter outside.
訳)外はそれまでより明るくなった。

Aさん
The room is light with large windows.
訳)部屋には大きな窓があるので明るい。

Aさん
The sun supplies light and heat to the Earth.
訳)太陽は地球に光と熱をもたらす。

Aさん
Can you turn the light on?
訳)電気をつけてくれる?

Aさん
The bus stopped at a red light.
訳)バスは赤信号で止まった。

Aさん
Turn left at the lights.
訳)信号を左に曲がって。

「暗い」の反対語「明るい」に関する英語その2「bright」

「bright」は輝きのある明るさを表現したいときに用いられます。「明るい」のほかに「頭のよい、りこうな」という意味も持ちます。
例文)
Aさん
I like bright color.
訳)私は明るい色が好きです。

Aさん
This room is very bright.
訳)この部屋はとても明るいですね。

Aさん
The children were playing in the bright sunshine.
訳)子供たちは明るい日ざしの下で遊んでいた。

Aさん
He has a bright future.
訳)彼にはかがやかしい未来がある。

Aさん
The sun is shining bright.
訳)太陽が明るくかがやいている。

Aさん
Jane is the brightest student in the class.
訳)ジェーンはクラスでいちばん勉強ができる生徒だ。

「暗い」の反対語「明るい」に関する英語その3「brilliant」

「brilliant」は「bright」とよく似ていますが、「bright」よりも明るさが強く、まぶしいほどの輝きを表現したいときに使います。「りっぱな、すばらしい、とても優秀な」という意味も持ちます。
例文)
Aさん
He presented a brilliant diamond to her.
彼は彼女に輝くダイヤモンドをプレゼントした。

Aさん
He is a brilliant student.
訳)彼はとても優秀な生徒だ。

「暗い」の反対語「明るい」に関する英語その4「dazzling」

「dazzle」は「目をくらます」や「まぶしくする」という意味を持つ動詞で、その形容詞が「dazzling」です。
例文)
Aさん
The reflected light from snow was dazzling.
訳)雪の照り返しがまぶしかった。

Aさん
She is a dazzling beauty.
訳)彼女はまばゆいばかりの美人だ。

「暗い」の反対語「明るい」に関する英語その5「cheerful」

物理的に電気などで「明るい」のではなく、性格などが「明るい」ことを表現したいときには「cheerful」を用います。
例文)
Aさん
Nanako is a cheerful girl.
訳)奈々子は明るい子だ。

Aさん
He always behaves cheerfully.
訳)彼はいつも明るくふるまっている。

まとめ

「dark」を使った様々な表現がわかりましたね。また、「明るさ」や「暗さ」を表すときには場面に応じて様々な英語を使い分ける必要があります。ぜひ、覚えて使ってみてくださいね。
参照:アンカー 大人のための英語学習辞典 2016年12年20日初版第1刷発行 (株式会社学研プラス)