「赤外線の英語表現を完全習得しよう!」

皆さんは英語で「赤外線」を表現できますか?

こちらの記事では、英語学習者向けに、赤外線を表す英語表現の種類や使い方、さらには具体的な例文を紹介します。

赤外線に関する英語表現が分からなくて困っている人や、英語で赤外線について話したいと思っている人は必見です!

「赤外線」を英語で表現する方法

まずは、「赤外線」を意味する英単語を3つ紹介していきます。

  1. “Infrared”
  2. “IR” (略語)
  3. “Heat radiation” (赤外線放射)

それぞれの単語の意味や使い方・例文を確認していきましょう。

“Infrared”

“Infrared”は、電磁スペクトルの一部を指し、目には見えない赤外線を表します。

主に熱エネルギーを放射する物体や現象を指す場合に使用される表現です。

品詞は「名詞」となりますが、「赤外線の」という意味で使う場合場、「形容詞」にもなります。

Aさん
The security cameras at the airport use infrared technology to detect body heat.

訳)空港の防犯カメラには、体温を感知する赤外線技術が使われています。

ちなみに、「赤外線カメラ」は英語で、”Infrared camera”と言います。

“IR” (略語)

“IR”は、”Infrared”の略称であり、科学や工学の分野でよく使われます。

特に技術や機器に関連する文脈でよく見られる略語です。

ちなみに「赤外線通信」を英語にしたい場合は、”Infrared communication”と表現します

Aさん
The IR sensor on the remote control allows you to operate the TV without direct line of sight.

訳)リモコンの赤外線センサーにより、直接視線が届かなくてもテレビを操作することができます。

“Heat radiation” (赤外線放射)

“Heat radiation”は、物体や表面から放射される熱エネルギーのことを指します。

この言葉は赤外線放射の現象を表現する際に使用されるのです。

ちなみにここで使われている、”radiation”には「放射エネルギー」や「放射線」といった意味があります。

Aさん
The heat radiation from the fireplace keeps the room warm and cozy.

訳)暖炉からの放熱で部屋は暖かく、居心地の良い空間が保たれます。

「赤外線」は電磁波の一種

「赤外線」は電磁波の一種

「赤外線」は電磁波の一種です。

電磁波は、波長の長いものから順に「電波・赤外線・可視光線・紫外線」に分類されており、赤外線は電磁波の中でも2番目に波長の長い電磁波だと言えます。

遠赤外線は、電磁波のうち、赤外線に分類されるものの一種で、遠赤外線には害がないとされています。

人間は、遠赤外線に囲まれて生活しています。遠赤外線はすべての物質から放射されていますが、その中で人間が普通に生活できているのは、遠赤外線に害がないからだと言えます。

Aさん
Far infrared radiation is emitted from all substances.

訳)遠赤外線ってすべての物質から放射されているんだって。

Bさん
The reason why humans are able to live normally in such a situation is because far-infrared radiation is harmless.

訳)そんな中で人間が普通に生活できているのは、遠赤外線に害がないからなんだね。

「赤外線」の種類は3種類

「赤外線」は「遠赤外線」が有名ですが、波長の種類によって3種類に分類されます。

ただし、赤外線の分類は国際的な基準や業界で異なっているため、明確に分類するのは難しいため、以下の分類は単なる参考にしてください。

  1. 近赤外線…0.7~2.5μmの赤外線。携帯電話の赤外線通信や家電のリモコンなどに使用される。
  2. 中赤外線…2.5~3μmの赤外線。近赤外線と遠赤外線、両方の特性を持っている。
  3. 遠赤外線…3~1,000μmの赤外線。最も暖房効果が高い。

上記3つの中で、最も人間の日常生活に活用できるのが、遠赤外線ですね。

Aさん
Infrared rays are classified into three types according to their wavelengths. Among infrared rays, those with the longest wavelengths are called far-infrared radiation.

訳)赤外線は、波長の種類によって3種類に分類されます。その中でも一番波長の長いものは遠赤外線と呼ばれています。

「赤外線」に関連する表現

「赤外線」に関連する表現

次は、「赤外線」に近しい意味を持つ表現を確認していきましょう。

  1. 紫外線:“Ultraviolet rays”
  2. 波長:“Wavelength”
  3. 遠赤外線:“Far-infrared radiation”

それぞれの単語の意味や使い方、例文を解説します。

紫外線:“Ultraviolet rays”

“Ultraviolet rays”は、日本語の「紫外線」に当たる英語表現です。

目に見える光よりも波長が短い一方で、X線よりも長い電磁放射線であり、しばしば太陽の光に関連しています。

Aさん
Be careful when you go outside without sunscreen because prolonged exposure to ultraviolet rays can damage your skin.

訳)紫外線を長時間浴びると肌にダメージを与えるので、日焼け止めを塗らずに外に出るときは注意しましょう。

波長:“Wavelength”

“Wavelength”は、日本語の「波長」を指す英単語です。

波長とは、波の連続した2つの点の間の距離、例えば1つの山頂から次の山頂までの距離を指します。

Aさん
The wavelength of blue light is shorter than that of red light.

訳)青色光の波長は、赤色光の波長よりも短いです。

遠赤外線:“Far-infrared radiation”

“Far-infrared radiation”は、日本語の「遠赤外線」に当たる英語表現です。

遠赤外線は波長が普通の赤外線より長く、マイクロ波に近い赤外線放射線であり、熱を生み出しリラクゼーション効果があることで知られています。

Aさん
Far-infrared radiation emitted by the heater helps to relax your muscles after a long day.

訳)ヒーターから放出される遠赤外線が、一日の疲れた筋肉をほぐしてくれます。

遠赤外線の効果

遠赤外線の効果

遠赤外線は、人体に対していくつかの効果を発揮しますが、どんな効果があるのか見ていきましょう。

健康・美容効果

遠赤外線には、健康・美容効果があるとされています。

なぜなら、遠赤外線は人間の身体がもつ水分子の細胞を共振させ、内部に素早く熱を伝えるからです。

健康・美容効果を発揮するのは、遠赤外線の中でも主に「育成光線」です。

育成光線の共鳴作用が、人体の水分子同士がくっつくのを阻害するため、分子が小さいままで維持できます。

そのため、血流やリンパの流れが良くなり、以下の効果が表れます。

  • 血液循環の促進
  • 老廃物を排せつしやすくなる
  • 代謝が良くなる

遠赤外線を浴びると、血流が良くなって、老廃物を排せつしやすくなり、代謝がよくなるため、健康効果が表れます。

美顔器にも遠赤外線は利用されており、じんわりと肌を温めることで、血行が良くなり、リラックス効果が期待できます。

肌が柔らかくほぐれるため、新陳代謝も促進されます。さらに、細胞が活性化されるため、肌のハリを保つのに欠かせないコラーゲンが生成されます。

Aさん
It’s often said that when people are exposed to far-infrared radiation, they become healthier.

訳)遠赤外線を浴びると健康になるとよく言われているね。

Bさん
To be precise, when people are exposed to far-infrared radiation, their blood flow improves and they become healthier.

訳)正確に言うと、人は遠赤外線を浴びることで、血流が良くなって健康になるんだよ。

加温効果

遠赤外線の効果として離れたところから受け取ることのできる熱を「輻射熱」と言います。

私たちが太陽を温かいと感じるのは、輻射熱の効果のおかげです。

輻射熱で身体を温めると、身体の深部まで温まり、一度温まると冷めにくいという特徴があります。

遠赤外線の暖房器具を使うと、ストーブのように「熱い」と感じることもなく、電源を切ってもすぐに寒いと感じることもありません。

Aさん
When we receive radiant heat from a far-infrared heater, it warms the body deeply and once the body is warmed, it is difficult to cool down.

訳)私たちが遠赤外線ヒーターで輻射熱を受け取ると、身体の深部まで温まって一度身体が温まると冷めにくいそうです。

「赤外線」の実戦練習|例文紹介

「赤外線」の実戦練習|例文紹介

最後に「赤外線」を使った実戦練習をしていきましょう。

対話形式の例文を用意したので、ぜひ参考にしてください。

“Infrared”の例文紹介

Aさん
Have you heard of infrared technology?

訳)赤外線って知ってる?

Bさん
Yes, I have. It’s used for various applications, right?

訳)もちろん、知ってるよ。色んな用途で使われてるんだよね?

Aさん
That’s right! Infrared is a type of electromagnetic radiation that is invisible to the naked eye.

訳)そうそう!赤外線は肉眼では見えない、電磁波の一種なんだよ。

Bさん
So, how is it used?

訳)目に見えないなら、どうやって使ってるの?

“IR”の例文紹介

Aさん
Do you know what IR stands for?

訳)IRってなんの略称か知ってる?

Bさん
Yes, it stands for infrared, right?

訳)知ってるよ。「赤外線」の略称だよね?

Aさん
That’s correct! IR refers to infrared, which is a type of electromagnetic radiation.

訳)その通り!IRは、電磁波の一種である、赤外線のことを指すんだよ。

Bさん
So, what are some common uses of IR technology?

訳)そしたら、IR技術の一般的な使い道ってどんなのがあるの?

“Heat radiation”の例文紹介

Aさん
Wow, it’s really hot in here. Do you know why?

訳)いやー、本当に暑いね。何が原因なんだろうね?

Bさん
I think it’s because of the heat radiation from the sun.

訳)多分、太陽からの熱放射が原因だと思うな。

Aさん
That makes sense. So, what exactly is heat radiation?

訳)なるほどね。じゃあ、そもそも「熱放射」って何なんだろう?

Bさん
Heat radiation is the transfer of heat energy in the form of electromagnetic waves.

訳)熱放射っていうのは、熱エネルギーが電磁波として移動することを指すんだよ。

まとめ

今回の記事では、英語で「赤外線」を表す様々な単語とその使い方について紹介しました。3つの言い方を最後に復習していきましょう。

  1. “Infrared”
  2. “IR”
  3. “Heat radiation”

英語を使った「赤外線」の表現は、日常会話やビジネスの場でも頻繁に使われる表現の一つです。

今回の記事を参考に、「赤外線」を正確に伝えるための表現を学び、英語力の向上に役立ててみてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうごように