「お金がかかる」を英語で言うと、「Expense」や「Cost」を使って表現できます。
「新しい車は欲しいけど、お金がかかっちゃうからなあ」や「設備投資はしたいが、お金がかかるだろう」など、お金の話はプライベートな場面でもビジネスシーンでもよく出てきますよね。
この記事では、そんな「お金がかかる」の表現を例文付きで紹介します。
例文付きでお伝えすることで、丸暗記に頼らずに、英単語のニュアンスやイメージを掴んでいただけることが期待できるからです。
この記事を読み終わる頃には、「お金がかかる」を英語で適切なニュアンスで使い分けられるようになっているので、ぜひ最後まで読んでください。
「費用(お金)がかかる」を英語で言うと?
「費用がかかる」や「お金がかかる」を英語で表すには、主に以下の表現が使えます。
Expense
Expenseはそのまま「費用がかかる」や「お金がかかる」を意味する英語表現です。
直訳すると「費用」や「出費」になるので、出ていくお金について広く意味すると言えますね。
Expenseの形では名詞や動詞で使われますが、形容詞の形である「Expensive」の形なら見たことがある人が多いでしょう。
Expensiveは「金額が高い」という意味で使われて、中学校の英語の授業ではじめの方に習う英単語だからですね。
より見慣れた「Expensive」からイメージやニュアンスを連想できると、暗記に頼らなくても自然に覚えやすいのでおすすめです。
例文↓
- I want to travel but it takes a lot of expenses to fly.
旅行をしたいのですが、空路にたくさんのお金がかかります。 - The manager’s business trips takes a lot of expenses.
部長の出張には大きな費用がかかる。 - It took a lot of expenses to move and arrange my furniture in a new apartment.
家具を移動して、新しいアパートに配置させるのに多くの費用がかかりました。
Require
「お金がかかる」を表すときに「Require」も使うことができます。
Requireは「〜を必要とする」を意味する動詞で、「お金を必要とする=お金、費用がかかる」という使われ方もします。
例文↓
- You require some money to do it.
それをやるにはお金がかかりますよ。 - You may require some money if you participate in the event.
イベントに参加する場合、別途お金が必要となる場合がございます。 - I’m wondering whether I should study abroad this year because I realized it will require some money.
お金がたくさんかかることがわかったので、今年留学をするかどうか迷っています。
【補足】Requireは意味も使い方も、より馴染みのある英単語「Need」と重なる部分が多いので、Requireを見たら頭の中で「Need」と置き換えてみるとスムーズに理解しやすくなりますよ。
TOEICや英検、英文で書かれたニュース記事などではRequireがよく使われるので、「Require≒Need」を覚えておくと大変便利です。
Cost
Costも「お金がかかる」を英語で言う時に使える表現です。
日本でもカタカナ英語で「コストがかかる」といった感じで使われますよね。
英語でも「コストがかかる」という名詞を使った言い方で「お金がかかる」を表現しますが、動詞の形で「Cost」を使う場合の方が多くみかけます。
例文↓
- It cost 50 dollars to join the club.
クラブに加入するには50ドルの費用がかかります。 - It cost me a lot of money to build a new house.(costは過去形)
新しい家を建てるのにたくさんの費用がかかった。
また、Costを使った小慣れた表現で、「Cost an arm and a leg」と「Cost a fortune」という表現があります。
Cost an arm and a leg
「Cost an arm and a leg」は、直訳すると「腕と足一本ずつの対価を払う」という意味になるので、とても大きな費用を払うイメージになりますよね。
英会話で使えると非常に格好良い表現なので併せて覚えておくと良いでしょう。
例文↓
- That laptop costs an arm and a leg.
あのノートパソコンすごく高いですね。 - That diamond ring cost an arm and a leg.
そのダイヤの指輪は目が飛び出るほど高価な物だった。
Cost a fortune
「Cost a fortune」も、大きな費用を支払う時に使われる表現です。
Fortuneは「幸運」の意味で知っている方もいらっしゃるでしょう。
ただしFortuneには「財産」という意味もあり、Cost a fortuneの場合は資産や財産の意味で使われています。
直訳すると「財産をかける」となりますから、とても大きな費用をかけているイメージがしやすいですよね。
Fortuneの「財産」の意味は、TOEICや英検上位級でも頻出の表現なので覚えておくと大変役に立ちますよ。
例文↓
- I want to buy a new car, but it costs a fortune.
新しい車を買いたいけど、すごくお金がかかっちゃうなあ。 - That must have cost a fortune.
それはずいぶんお金がかかったでしょう。
「お金がかからない」は英語でなんて言う?
「お金がかかる、費用がかかる」の反対に、「お金がかからない」を英語で表すには、主に以下の表現が使えます。
Free
「Free」はもともと「自由な」を意味する形容詞ですが、「無料の」や「お金がかからない」の意味でも使うことができます。
例文↓
- Admission is free for preschool children.
就学前のお子様は入場にお金はかかりません。 - I got this bicycle for free.
この自転車はただで手に入った。
またFreeを使った「Free of charge」という熟語でも「お金がかからない」を表現できます。
Chargeは「(負担などを)課す」というニュアンスを持っていて、「費用を負担させる」という意味にもなるので、「Free of charge=費用の負担がない=お金がかからない」と訳すことができるというわけです。
例文↓
- The goods will be delivered free of charge.
商品の配送にお金はかかりません。 - We can fix this bike for you free of charge.
こちらバイクは無料で修理いたします。
まとめ
この記事では「お金がかかる」を英語で表現する単語やフレーズを例文付きで紹介しました。
ここまでお読みのあなたは、「お金がかかる」を英語で適切なニュアンスで使い分けられるだけの十分な知識が身についているでしょう。
この記事でお伝えした内容が、あなたの英語表現をより豊かにできれば幸いです。