銀行や病院などの窓口で用事を足したり、読者の方のなかにはそれこそ窓口で仕事をしている方がいらっしゃるかもしれませんね。
この窓口の英語ですが、何というかご存知ですか?
記事では様々な「窓口」の英語を取りあげ、その使い方を解説、国内や海外で使える例文を紹介しましょう。サービス業として英語を活かした仕事を目標にしている方もぜひご参考にしてください。
「窓口」の英語 ビジネス編
会社の窓口である受付、銀行員がいる銀行窓口などなど。営業時間内に行かなければならない点はありますが、人と対面で相談ができる窓口はオンラインと違うメリットがあります。
まずは、ビジネスシーンにおける窓口の英語表現からみていきましょう。
銀行や郵便局の窓口
銀行そして郵便局の顔とも言われるのが窓口です。
これら金融関係の店舗にある窓口は「counter」で表現しましょう。counterは日本語でもカウンターとして使われますが、商売やキッチンで使う「台」の意味を持ちます。
銀行の窓口はbank counter、郵便局の窓口であればpost office counterのように特定したフレーズにできます。
counterの使い方を例文を紹介
それでは、実際にどのようにcounterを使うのか例文で解説します。
My mother booked an appointment for 1pm tomorrow with someone at the bank counter.
訳)母は明日の午後1時、銀行の窓口にいる人とのアポイントメントを予約しました。
The bank staff left the counter to get a document.
訳)銀行員は書類を取るために銀行窓口を離れた。
※銀行員=the bank staff
I want to know about a mortgage, so plan to see someone at the Barclays bank counter.
訳)住宅ローンについて知りたいので、バークレイズ銀行の窓口で誰かに会う予定です。
mortgage(モーゲージ)は住宅ローン・貸付金・担保などを意味します。バークレイズ銀行はイギリスの4大銀行のひとつで大手民間銀行、東京にも支店がありますね。
I went to the post office counter to open my account.
訳)口座を開設するため、郵便局の窓口へ行きました。
※口座開設=open an account
Please go to No.2 counter.
訳)2番カウンターへお越しください。
What is the opening hours of the post office counter?
訳)郵便局の窓口の営業時間は何時ですか?
It’s from 10am to 3pm, Monday to Friday.
訳)月曜日から金曜日の午前10時~午後3時です。
企業の窓口
企業には様々な窓口があります。代表的な窓口として、受付、そしてお客様と直接やりとりをするカスタマーサービスが窓口と立派に言えるでしょう。
受付の英語はreception、またはreception counterやreception deskです。receptionですが、イギリスでホテルのフロントのこともレセプションで表します。
カスタマーサービスはcustomer centreになります。
ちなみにcentreはイギリス英語、アメリカ英語になるとcenterです。スペルの違いに気づきましたか?
receptionやcustomer centreの使い方を例文を紹介
Finally, I’m getting nervous about taking an English exam. Let’s go to the reception anyway.
訳)いよいよだ。英語の試験を受けるのに緊張してきたぁ。とにかく受付に行こう。
Can you please tell me where the reception is?
訳)受付がどこにあるか教えていただけますか?
A customer centre can be the first place when I need to contact a company.
訳)会社に連絡する必要がある場合、最初にカスタマーサービスを利用できます。
「薬局の窓口」の英語
counterのもう一つの使い方を紹介しましょう。
薬局でお薬をもらうときにも窓口に行きますね。この場合にもcounterを使って、薬局の窓口をpharmacy counterと表現することができます。pharmacyには薬局・薬屋そしてドラッグストアなどの意味があります。
pharmacy counterの使い方を例文を紹介
A pharmacist gave me medicine at the pharmacy counter.
訳)薬剤師は薬局の窓口で私に薬をくれました。
I have to get antibiotics from the pharmacy counter.
訳)薬局の窓口で抗生物質をもらわなければいけません。
※antibiotics=抗生物質
「みどりの窓口」の英語
外国人が日本に旅行で来るとき、新幹線を乗ることがしたいことリストに載っています。そこで利用するのが、JRみどりの窓口ですね。ということで、みどりの窓口を海外の人に説明できるようにしておきたいですね。ちなみに、JRとはJapan Railwayの略です。
JRによると、みどりの窓口の英語はJR Ticket Officeです。チケットが交通機関の乗車券や切符の意味を持つので納得ですね。Ticket Officeだけにすると、コンサートなどエンターテイメントのチケットを販売する場所としても使えます。
JR Ticket Officeの使い方を例文を紹介
それでは日本の旅に使える例文をみていきましょう。
You can buy Shinkansen tickets online but also from the JR Ticket Office in the station.
訳)新幹線の切符はオンラインでも買えますが、駅のJRみどりの窓口でも購入できます。
I was asked by people from England in Shinagawa station where the JR Ticket Office is.
訳)品川駅で、イングランドから来た人たちにJRみどりの窓口はどこにあるか聞かれたのよ。
「対応窓口」の英語
お客さま相談窓口や行政の各部署で対応する窓口があります。どの窓口も対応を求める人を助ける役目を持つことからhelpがキーになります。
そこで様々な対応窓口に対応できる英語表現としてはhelp desk、電話やオンラインの場合はhelp lineなどで伝わるでしょう。
help deskの使い方を例文を紹介
I’m thinking to get a new fridge so I’ll call the help desk to get information.
訳)新しい冷蔵庫を買おうと思っているので、ヘルプデスクに電話して情報をもらいます。
情報が欲しい客に、詳しい情報を提供して商品購入のためのヒントになることがあります。そのように対応する部が対応窓口ですね。
「窓口業務」の英語
顔と顔を合わせてお客さまのサポートをするのが窓口業務です。例えば、旅行会社でも代表してお客様の要望を聞くため、まさにその会社の窓口であるわけです。
英語で窓口業務を表現するときには、業務という言葉を考えた上でserviceが一般的でしょう。そこで、counter serviceというフレーズを使って、ホスピタリティを提供する業務を表します。
counter serviceの使い方を例文を紹介
He is in charge of the counter service.
訳)彼は窓口業務を担当しています。
be動詞+in charge ofのパターンで”担当している”、覚えておくと便利なフレーズです。
I’ve been working as a counter service assistant of a travel agency for 5 years.
訳)私は旅行代理店の窓口業務アシスタントとして、5年働いています。
「連絡窓口」の英語
プライベートでもビジネスにおいても、やり取りや取引企業の連絡窓口が設定されていることがあります。
この場合、liaisonやpointがキーワードになります。
個人的なやり取りの場合にはliaisonやpoint of service、そしてビジネスであればliaisonとpoint of contactで表せます。liaison(リエイズン)ですが、組織同士の連絡調整係という意味を持っています。
liaisonの使い方を例文を紹介
Mr. Matt will be your liaison.
訳)マット氏があなたの連絡窓口になります。
Who is the liaison for the project with company A?
訳)A社とのプロジェクトの連絡窓口は誰ですか?
まとめ
counterを基本に、様々な窓口関連の英語表現を紹介しました。サービス業と言える窓口業務、日本でも海外でも将来の職業として英語を活かした仕事の一つとして目標にするのも素晴らしいですね。