みなさんは、英語で自分の感情を上手に表現できるでしょうか。微妙な差がわからなかったり、適切な表現がわからなかったりすることもあるかもしれませんね。
しかし英語でのコミュニケーションにおいて、自分がどう感じているかを伝えるのはとても重要です。
そこでこの記事では、英語で感情を伝えるための表現をご紹介します。嬉しい気持ち・怒った気持ち・悲しい気持ちの3つにわけてご紹介していくので、これを参考に自分の感情を伝える英語表現を覚えていきましょう。
嬉しい気持ちを表す表現&フレーズ
まずは、嬉しい!という喜びの気持ちを表す表現・フレーズをご紹介します。
喜びを表す英単語とフレーズ
喜びを表現できる英単語には、下記のようなものがあります。
・happy ・glad ・pleased ・delighted
これらは全て嬉しいという喜びの気持ちを表す単語です。それぞれのニュアンスの違いは、例文と日本語訳を見てみましょう。
訳)あなたに会えて嬉しい(幸せ)!
訳)あなたが無事に到着して嬉しいです。
訳)お会いできて嬉しいです。
訳)私はあなたのニュースをとても嬉しく思います。
「happy」には「幸せ」というニュアンスが含まれます。対して「glad」というのは、単に「嬉しい」といった感じですね。
「pleased」は「happy」と近い意味を持ちますが、「happy」や「glad」に比べるとやや堅めの表現です。
「delighted」も堅めの表現ですが「pleased」よりもさらに嬉しい時に使います。
嬉しい時に使う感嘆詞
日本語でも嬉しいときには「わーい!」のような感嘆詞を使うことがあるでしょう。英語にもそれに当たる表現があるので、いくつかご紹介していきます。
Wow!(わー!)
How nice!(いいね!)
How wonderful!(すごいね!)
That’s awesome!(すごいね!)
Amazing!(素晴らしい!)
これ以外のフレーズでも、喜びを表すことができます。
たとえば「I can’t believe it!(信じられない!)」なんてフレーズは、言い方次第で喜びを表す表現にも、呆れや怒りを表す表現にもなりますね。
怒った気持ちを表す表現&フレーズ
次は怒りを表す単語とフレーズをご紹介します。
怒りを表す英単語とフレーズ
怒りを表す英単語は、下記のとおりです。
・angry ・upset ・mad ・irritated ・furious
これらは全て怒っている状態を表す英単語ですが、怒りのレベルやニュアンスは単語によって異なります。こちらも例文と日本語訳でみていきましょう。
訳)彼の行動には腹が立った。
訳)彼氏の浮気に気づいた時には、すごく動揺しました。
訳)彼女は理由もなく私に怒っている。
訳)大きな声で話す人がいるとイライラします。
訳)私の帰宅がとても遅かったので、母は激怒しました。
こちらは日本語訳でニュアンスが掴みやすいかもしれませんね。
単に「怒っている」というのには「angry」がぴったりです。
「upset」はとても複雑な単語ですが、怒りと共に悲しみや動揺を感じているような、複雑な怒りを表現するのに適しているでしょう。
「mad」は「crazy」の意味でもあるのですが、とても怒っているときや呆れとともにイライラしているような時に使います。「irritated」は「イライラしている」と言いたい時にぴったり。
「furious」は本当に激怒して手もつけられないほどの怒りを表します。
怒った時に使う感嘆詞
怒った時もさまざまな感嘆詞が使えます。スラングもあるのですが、ここでは日常的に外国人が使っても問題にならないものをいくつかご紹介します。
Damn it!(ちくしょう!)
Shut up! Shut your mouth!(黙れ!)
No way!(まさか!)
Uhhhh(あー!)
このあたりを知っておけば取り敢えず良いでしょう。
怒りの感嘆詞は汚い言葉が多いので、ある程度自然な英語の感覚を身につけるまでは、あまり使わないことをおすすめします。
悲しい気持ちを表す表現&フレーズ
英語では、悲しみを隠さずにしっかり表す方が好まれます。こちらも表現をみていきましょう。
悲しみを表す英単語・フレーズ
悲しみを表すのに使える英単語は次のとおりです。
・sad ・unhappy ・disappointed ・grief
これらは全て悲しみを表す単語ですが、意味や程度がかなり異なります。
訳)試験に合格できなかったことがとても悲しい。
訳)彼女は友達が少ないことを悲しく(不満に)感じている。
訳)父は、私が試験に合格しなかったことを聞いてがっかりして(悲しんで)いました。
訳)母親が亡くなって以来、彼は悲しみでいっぱいでいる。
「悲しい」と言いたいときに、一番便利なのは「sad」です。「unhappy」は幸せではないというニュアンスを含む悲しみを表す表現で、「不満」とした方がしっくり来ます。
「disappointed」はがっかりと落ち込む様子を含む悲しみ。そして「grief」は名詞であり、深い悲しみを表す単語です。多くの場合、誰かの死などを伴います。
悲しい時に使う感嘆詞
悲しみを感じた時に感じる感嘆詞はそれほど多くはありません。また、感嘆詞を使うと悲しみが浅い感じもします。
がっかりしたときや、悲しいね!と言いたいときには、こんなフレーズを使ってみてはどうでしょうか。
How sad!(悲しいね!)
That’s disappointing!(がっかりだね!)
Oh well…(あーあ)
Oh dear…(あーあ)
どれも肩を落とすような感じの悲しみを表しますが、言い方によっては別の感情を表すこともできます。
こうした感嘆詞は言い方や表情、シチュエーションも大切ですね。
上手に感情表現するのが英会話上達の鍵!
感情というのは複雑なものですから、今回ご紹介した感情以外にも表現したい感情が出てくるでしょう。ですが、ひとまずはこの基本的な部分をマスターして練習してみてはいかがでしょうか。
特に英語ではしっかり自分の思っていることを表現できなければ、うまくコミュニケーションできないこともあります。なかなか会話が続かないという場合、英語力よりも感情の表現が足りていないこともあるかもしれません。
さまざまな感情を表す表現を覚えれば、きっと英会話をもっと楽しめるようになるはず!「この感情はなんて言うのかな?」なんて思ったら、辞書を引いて調べてみてくださいね。