学校で習う教科を、すべて英語で言えますか? 「知っている教科もあるけど、全部はわからない」という人が大半かもしれません。英語圏で育たない限り、英語の教科名はなじみのないもの。ただ、ときには英会話の中で必要な場面も出てきますよね。

そこで今回は、小・中・高で学ぶ教科の英語名を発音表記付きの一覧でご紹介。「教科」の英語や、関連する英語表現もあわせて解説します。

一読すれば、どんな教科も英語で伝えられるようになるはず。ではさっそく、小学校教科の英語名一覧から確認しましょう。

【発音付き】小学校教科の英語名一覧

【発音付き】小学校教科の英語名一覧

日本語 英語 発音 音声
国語 Japanese ジャパニーズ

算数 arithmetic アリスマティック

理科 science サイエンス

社会 social studies ソーシャル・スタディーズ

生活 living environment studies リヴィング・インヴァイアロンメント・スタディーズ

音楽 music ミューズィック

図画工作 art and handicraft アート・アンド・ハンディクラーフト

家庭 home economics ホーム・エコノミクス

体育 phycical education(略してP.E.) フィズィカル・エデュケーション(ピー・イー)

外国語活動 foreign language activities フォーリン・ラングェジ・アクティヴィティーズ

総合的な学習の時間 the period for integrated studies ザ・ピリアド・フォー・インテグレイテッド・スタディーズ

出典:「小学校学習要領英訳版(仮訳)」文部科学省
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「算数」といえば”mathematics”ですが、文部科学省の資料では小学校の算数は”arithmetic”となっています。”arithmetic”は、主に足し算・引き算・掛け算・割り算の四則演算を指す言葉。

”math”は四則演算だけでなく、図形や関数なども含みます。「数学の初歩」という意味合いを強調して、小学校の算数を”elementary math”と表現してもよいでしょう。

体育は”physical education”ですが、多くの場合は”P.E.”と略されます。

【発音付き】中学・高校教科の英語名一覧

【発音付き】中学・高校教科の英語名一覧

 

 

日本語 英語 発音 音声
古典 classical Japanese クラスィカル・ジャパニーズ
数学 mathematics(略してmath) マセマティクス(マス)
地理歴史 geography and history ジアグラフィ・アンド・ヒストリー
世界史 world history ワールド・ヒストリー
日本史 Japanese history ジャパニーズ・ヒストリー
公民 civics スィヴィクス
現代社会 contemporary society コンテンポラリー・ソサイアティ
倫理 ethics エシクス
物理 physics フィズィクス
化学 chemistry ケミストリー
生物 biology バイアラジィ
外国語 foreign language フォーリン・ラングェジ
美術 art アート
書写 / 書道 calligraphy カリグラフィ
保健体育 health and physical education ヘルス・アンド・フィズィカル・エデュケーション
技術・家庭 technology and home economics テクノロジー・アンド・ホーム・エコノミクス
情報 information インフォメーション
特別活動 special activities スペシャル・アクティヴィティーズ

出典:「中学校学習要領英訳版(仮訳)」文部科学省

出典:「高等学校学習要領英訳版(仮訳)」文部科学省

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「数学」の”mathematics”は、日常会話ではほぼ”math”と略されます。

「教科」って英語で何て言う?

「教科」の英語と複数形は?

「教科」は英語で”subject”。発音は「サブジェクト」です。複数形にする場合は、最後に”s”をつけて”subjects(サブジェクツ)”にすればOKです。

Aさん
My favorite subject is art.
訳)私の好きな教科は美術です。
Aさん
What subjects are you good / poor at?
訳)どの教科が得意(苦手)なの?
Bさん
I’m good at math.
訳)僕は数学が得意だよ。
Bさん
I’m poor / bad at science.
訳)僕は理科が苦手だよ。


「~の教科が得意」と言いたいときは”good at ~”。「不得意」の場合は”poor at ~”と言います。”bad at ~”でも◎。
「すごく得意」なら”great”、「とても苦手」なら”terrible”などを使ってもよいですね。

教科名は大文字で始まる?

英語で教科名を書くとき、頭文字が大文字なのか小文字なのか迷うことはありませんか? 実は大文字で始まるのは、固有名詞と略語だけ。ほかの教科はすべて小文字から書き始めます。具体的には、こんな風です。

■頭文字が大文字
固有名詞:English、Japaneseなど
略語:P.E.(体育を意味するphysical educationの略)

 

■頭文字が小文字
上記以外すべての教科:math、science、social studiesなど

教科名として使う場合に限らず、”English”や”Japanese”などは頭文字が大文字ですよね。そういった固有名詞や”P.E”のような略語以外の教科名は、すべて小文字から始まります。

教科や授業にまつわる英語表現

教科や授業にまつわる英語表現

ここでは、教科や授業に関する英語表現をご紹介します。

Aさん
Japanese is not my best subject.
訳)国語はそんなに得意じゃないんだ。

Aさん
English was my favorite subject at school.
訳)学校で好きな教科は英語だったよ。



「得意な教科」や「好きな教科」を伝えたいときには、”best”や”favorite”が便利です。

Aさん
What subjects are you studying?
訳)何の教科を勉強しているの?

Aさん
The advanced biology class is an elective / a required subject.
訳)生物上級クラスは選択科目(必修科目)だよ。


「選択科目」は”an elective”、「必修科目」は”a required suject”です。

Aさん
Chemistry is the first class of the day.
訳)今日最初の授業は化学だよ。
Aさん
This advanced math class is beyond me.
訳)数学上級クラスの授業についていけないんだ。


”beyond me”で「理解できない」「ついていけない」という意味になります。

Aさん
What grade are you in?
訳)あなたは何年生なの?
Bさん
I’m in the second grade.
訳)私は2年生だよ。

まとめ

日本語ではなじみ深い教科名でも、英語で言おうとするとパッと出てこない単語が多いですよね。特に「体育」の”P.E.”などは、あらかじめ知識がないとピンとこない言葉です。
ただそれぞれの単語はシンプルですので、一度覚えてしまえば使いこなすのは簡単。教科にまつわる英語表現もあわせておさえておくと、英語での雑談でもすぐに役立つでしょう。好きな教科や苦手な教科の名前を覚えておくだけでも、話題の幅が広がりそうですね。