夜の鳴き声が印象的なフクロウは英語で何と言うのか、これは皆さん言えるのではないでしょうか。中学1年生の序盤に習う単語です。もうここで答えを言ってしまいますが、答えはowlですよね。では、今回はもっと掘り下げてフクロウに関するフレーズには何があるのか、ミミズクとフクロウは違う英単語で言い表すのかなどについてご紹介していきますね!

フクロウは英語でowlでOK?

フクロウの英単語は、序盤で答えを言ったようにowlで大丈夫です。

よくあるのが、実はそれはネイティブは使わないとか、もっと別の表現がたくさんあってそれぞれにニュアンスがあるとか、複雑なものですが、今回ばかりは簡単!フクロウ=owlです。覚えやすくて楽ですね!

ミミズクは英語で何と言う?

ミミズクは英語で何と言う?

では、フクロウと似ているミミズクは英語で何と言うのでしょうか。そもそも皆さんは、フクロウとミミズクの違いを何で判断していますか?多くの方は、ミミズクには耳があり、フクロウにはないと考えているのではないでしょうか。

実際にはあの耳と思われているのは羽毛なのですが、実は意外なことにフクロウとミミズクには生物学的な分類の違いはないそうです。だからかミミズクを総称する一般的な英語はないという意見もあるのですが、一応ミミズクを表す英語はあります。それがこちら。

  • eared owl
  • horned owl

earedは、スペルを見ればわかる通り「耳のある」という意味で、hornedは「角のある」という意味の形容詞です。やはり海外の人もあの羽毛は耳のように見えるのですね。角のように見えるというのは日本人ではあまり感じないかもしれませんが、伝えられる表現で言うとこの2つとなります。これらの単語は知らなくても、スペルを見たり聞いたりすれば、「耳のあるフクロウ」、「角のあるフクロウ」からミミズクとすぐ連想できそうですね。

owlで鳩を表すことも

owlと言えばフクロウでしたが、その前に何が付くかによってその単語の意味は違ってきます。例えば以下でご紹介するのはフクロウに似た鳩の品種です。

  • African owl
  • Chinese owl
  • English owl

もっと難しい表現だと思った方、拍子抜けしましたか?どれも地域名が付いているだけなので、覚えやすいです。ただ、これらの鳩に詳しい人が少ないでしょうから、会話で使うことはほとんどなさそうですね。

owlを使った英語表現

owlを使った英語表現

では次に、owlを使った英語表現をご紹介しましょう。その前に豆知識として知っておきたいのが、フクロウにはまじめくさった人であったり、夜更かしをする人、この世が終わると信じている人のイメージがあります。それを踏まえて見ていってください。

night owl

フクロウと言えば夜ですから、これは夜型人間を表します。夜遅くまで起きている人のことをこのように言うので、覚えておきましょう。ちなみにこの反対表現はearly birdです。こちらは聞いたことがあるという方もいますかね。ということは、ショートスリーパーといって、3~5時間程度寝るだけで毎日元気な人はnight owlな上にearly birdということになりますね。遅寝早起き状態です。

Aさん
My brother is a night owl and usually plays games until 2:00 A.M.
訳)僕の兄ちゃんは夜遅くまで起きてて、いつも2時くらいまでゲームしてるんだ。
Bさん
Isn’t it noisy?
訳)うるさくないの?

fly with the owls

こちらの表現、見て意味を想像できますか?フクロウと一緒に飛ぶという意味ですが、つまりは夜遊びをするという表現になるのです。やはりフクロウですから夜にまつわる表現が多いです。

ただ、辞書には載っていないことも多く、現在ではあまり使われないようです。昔に出版された本を読んでいると出て来るかもしれません。

like a boiled owl

こちらはスラングで、ボイルされたフクロウのようにという意味ですが、ぐでんぐでんに酔っぱらった状態を指します。

・・・それにしても、ボイルされたフクロウとはなかなか欧米の方も想像力が豊かなもので。

bring owls to Athens

bring owls to Athens、直訳すると、フクロウをアテネに運んでいくとなりますが、意味は余計なことをするとか、蛇足をつけるという意味になります。諺チックな言い回しですね。

なぜこのような意味になるのかというと、フクロウがアテネの象徴であることに由来します。そもそもアテネにいたフクロウをその場所にまで持って行くのは余計な真似になるのでしょう。

(as) wise as an owl

フクロウには賢いイメージがある欧米的表現です。なんでも、神話に出て来るフクロウにたくさんの知恵を与えられる話が多いからだそう。皆さんにはフクロウにどんなイメージを持っていますか?賢いイメージはあるでしょうか。これはとても賢いことを表す表現です。

Aさん
Hermion is as wise as an owl and it seems like she knows everything.
訳)ハーマイオニーはとても賢くて、何でも知っているように見えるんだ。
Bさん
Yes. Actually, she really knows everything.
訳)そうだよね。実際彼女は何でも知ってるんだもん。

まとめ

今回は基礎単語であるフクロウ、owlについて深掘りしてみました。フクロウ自体はもうowlと一言で表現できるので、ここで学ぶべきはそのowlを使った英語表現の方でしょう。夜のイメージがあるのはもちろんのこと、賢い人というイメージがあると知れたのも欧米の文化に触れたということです。基礎的な単語だと思っても、意外とそれにまつわる英語表現は多くあるので自分でも積極的に探しに行ってみましょう!新しい発見があるとより英語が楽しくなります。