日本語で「社会」と言う場合、2通りの意味がありませんか?ひとつは科目としての社会科、そしてもうひとつは私たちが暮らす仕組みを表す社会。もし英語で表現するのであれば、これらは別々の単語を使わなければいけないのでしょうか。それとも同じ?今回は、そんな実は知っているようで自信がない英語表現を明らかにしていきます!単語だけならすぐに覚えてしまうので、それに絡んだ他の英単語もこの際一緒に覚えてしまいましょう。
科目としての「社会科」
ではまずは科目としての社会科を英語でどう言うのかを学びましょう。ズバリ答えはこちら!
social studies
英語学習者であれば既に思い出していましたかね。中学校の早い段階で覚えます。中学生にとって科目は生活のとても身近にあるものですから、それを英語で学ばなければ逆に不自然というものです。
Can you teach me social studies? I don’t really understand.
訳)社会教えてくれる?あんまりわかんなくて。
Where? I studied it yesterday, so I think I can teach you.
訳)どこがわかんないの?昨日勉強したから教えらえると思う。
単語を調べるだけならすぐですから、ここではついでに他の科目を英語でどう言うのかおさらいしておきましょうか。当時中学校の時に科目としてなかったものも含まれているので、知らないものもあると思いますよ?
- 国語 Japanese
- 算数 / 数学 arithmetic / mathematics (math)
- 生活 living environment studies
- 社会 social studies
- 歴史 history
- 地理 geography
- 公民 civics
- 倫理 ethics
- 理科 science
- 化学 chemistry
- 物理 physics
- 地学 earth science
- 英語 English
- 保健体育 physical and health education
- 保健 health
- 体育 physical education (P.E)
- 美術 arts
- 図画工作 drawing and crafts
- 技術 / 技術の先生 industrial arts (technology) / shop teacher
- 家庭 homemaking (home economics)
- 音楽 music
- 習字 calligraphy
- 総合学習 integrated studies
こうしてズラーッと単語を見てみると、数学は習ったけど算数という英語もあるんだとか、技術は習ったけど技術の先生は呼び方が違うんだと知らなかったことも出て来ると思います。他にも、中学では理科や社会の分野のひとつとしてあった地学や物理などは、英語でどう言うか中学生の時点では習わなかったのではありませんか?もう学校に戻って勉強はしないと思っていても、基本単語であることには変わりはないのでしっかり覚えておきましょう。
What do we study in living environment studies?
訳)生活って何勉強するの?
No idea.
訳)わかんない。
街の仕組み「社会」を英語で言うと?
ではでは、科目としての社会ではなく、私たちが生きる社会は英語でどう言うのか、それはこちら!
society
社会科のsocial studiesとスペルがほぼ同じですよね。そう、科目としての社会も、街の仕組みの社会も英語でも同じ単語を使うんです!これなら覚えやすくて良いですね。
ちなみに、よく言われる「社会問題」はこんなにも言い方があります。こちらは辞書で引いてみました。
- a problem in society
- social issues
- social matter
- social problem
- social trouble
社会問題の「社会」の部分はほぼ変わりませんが、「問題」に対応する英語が多いですね。一般的なのはproblemでしょうか。リスニングなどでどんな言い方をされてもわかるように押さえておきましょう。
Air pollution become a social problem.
訳)大気汚染が社会問題となる。
become a social problemで、「社会問題となる」です。「~になる」がbecomeですからシンプルですね。
Air pollution is considered a social problem.
訳)大気汚染は社会問題と見なされる。
be considered a social problemで「社会問題と見なされる」と言います。be consideredは、「考えられる」という意味で受動態になっていますね。
まとめ
科目としての社会科と、私たちが街で生きる仕組みの社会、どちらもsocialという単語が入っていましたね。これらは環境問題を考え始めた世界中の人たちと話題にできるものなので、しっかりと覚えておきましょう。SDGsについてもテレビなどを通じて大々的に報じられていますし、海外メディアのニュースでも時折耳にする単語です。リスニング力を上げるためにも、ライティングスキルをアップさせるためにも、今のうちに定着させておくのが英語上達への近道です。