逮捕という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、逮捕は英語でなんというかご存じでしょうか。今回は、逮捕は英語でなんて言うのかに加え、逮捕の意味や逮捕という言葉が使われるシーンについて解説します。
さらに、逮捕状や指名手配犯など、逮捕にまつわる英語も併せて紹介します。
記事の後半では、英語例文も紹介するので、ぜひ英語学習の役に立ててください。
逮捕ってどういう意味?
「逮捕」は、犯罪者や容疑者を法執行機関によって拘束し、法のもとで裁判手続きにかけることを意味する言葉です。
逮捕は、犯罪行為の疑いがある場合や、刑事事件の捜査の一環として行われ、逮捕された個人は、裁判所で自分の行動や疑われている罪状について弁明する機会を得られます。
逮捕は、警察が逮捕状を持っている場合や、現行犯として犯罪が発覚した場合に行われることが一般的です。さらに、逮捕状は、裁判官が犯罪の疑いがあると認定し、逮捕の正当性を確認した上で発行する法的文書です。
なお、国によって法律が異なり、逮捕に至る流れに違いがあるケースも少なくありません。日本の場合、管轄の警察が逮捕状をもって逮捕するほか、犯罪が明らかな場合においては現行犯逮捕という方法が取られます。
逮捕という言葉はどのようなシーンで使用する?
逮捕という言葉は、罪を犯したときに使用することが一般的です。日常会話ではあまり使用しない言葉ではあるものの、英語学習を進めるうえでは、具体的にどういった意味なのか、そしてどのような場面で使用されるのかを理解しておいたほうがいいでしょう。
ここでは、逮捕という言葉が、どのようなシーンで使用されるのかに加え、それぞれの場面ごとにおける言葉の解釈を見ていきましょう。
【犯罪の疑いがあるとき】
警察や法執行機関が、ある人物に対して犯罪行為の疑いがあると判断した場合、その人物を逮捕することがあります。たとえば、目撃証言や証拠をもとに犯罪容疑が浮上した場合などに、逮捕されるケースがあります。
【現行犯の場面】
警察が犯罪行為を発見し、その場で犯罪者を逮捕することがあります。たとえば、窃盗、暴行、薬物取引などを目視で確認した場合、現行犯逮捕を行います。
【逮捕状が発行された場合】
逮捕状は、特定の犯罪容疑者を逮捕するための法的な文書あり、逮捕状を持った警察官は、犯罪容疑者を逮捕することが可能です。通常、裁判所が逮捕状を発行します。
【捜査の一環として】
刑事事件の捜査中、警察や捜査機関が証拠を集めるために容疑者を一時的に逮捕し、尋問したり証拠を収集したりすることがあります。
逮捕は英語でなんて言うの?
逮捕は英語で”arrest”と言います。あまり聞き馴染みがない言葉かもしれませんが、TOEICや英語検定などの試験では、よく出てくる英語のひとつです。
また、”arrest”のほかに、”detain”という英語を使うことがあり、「拘留する」といった意味があります。そのほか、”take into custody”も「逮捕する」といった意味で使用されるケースも少なくありません。
逮捕にまつわる英語
ここでは、逮捕にまつわる英語を見ていきましょう。
- The wanted:指名手配犯
- Criminal Charge:刑事告発、刑事訴訟
- Miranda Rights:ミランダ警告(権利の告知)〈アメリカの憲法修正法第5条に基づき、逮捕された個人は警察による尋問の際に自己負担権利を行使する権利〉
- Booking:調書を取る、指紋採取、逮捕
- Bail:保釈
- Bail bond:保釈金
- Arrest Warrant:逮捕状
- Search Warrant:捜査令状
- Arrest Record:逮捕歴
逮捕を使った英語例文
ここでは、逮捕を意味する”arrest”を使った英語例文を紹介します。
【In a Police Drama Context】 (警察ドラマの文脈)
昨夜の番組を見た?
うん、すごく緊張感があったよね!探偵が主犯格の容疑者を逮捕したよね。
逮捕されるまでに長い時間がかかったことに驚いてるよ。
【Discussing Current Events 】(現在の出来事について話す)
街での抗議デモ活動の話聞いた?
うん!聞いたよ!暴力事件になって、警察が何人かを逮捕したみたい。
早く事態が収まるといいけどね。
【Talking about Personal Experiences 】(個人の経験について話す)
この前、ショッピングモールで万引き事件を見かけたよ。
Oh, really? What happened?
本当に?それで、どうなったの?
お店の警備員が万引き犯を捕まえて、警察が逮捕したんだよ。
それはすごい光景だったでしょ。
【Discussing a Movie Plot 】(映画のプロットについて話す)
昨夜、とてもおもしろいサスペンス映画を見ました。
どんな話でしたか。
刑事が殺人事件を解決し、殺人鬼が再び事件を起こす前に逮捕する話でした。
そういったサスペンス映画が大好きです!
まとめ
いかがでしょうか。
逮捕は英語で”arrest”といいます。また、逮捕状は英語で”arrest warrant”と言います。
日常生活で使用する機会は少ないかもしれませんが、英語学習を進めるうえでは、知っておいたほうがいいでしょう。
実際に使用しない場合であっても、TOEICや英語検定などの試験で出てくる可能性があります。また、ドラマや映画の中でも、”arrest”という英語が使われることも少なくありません。
英語力を上げるためには、日常会話で使用する言葉以外にも、たくさんの英語を学ぶ必要があります。
今回紹介した逮捕を意味する”arrest”にまつわる英語や、実際の英語例文を参考にして、ぜひ英語学習の役に立ててください。