皆さんは「月食」を見たことがありますか? 私は残念ながら、まだ一度も見たことがありません。

月食はだいたい半年に一度くらいの頻度で起こっているようですが、日本からだと昼間に起こっていることが多く、なかなか観測できないそうです。その中でも、特に珍しい「皆既月食」の場合は、数年に一度しか見られないといわれています。

次回の皆既月食は、ぜひ見てみたいと思う今日この頃です。

さて、そんなわけで今回のテーマは「月食」です。そもそも月食がどのような現象なのかも含めて、詳しく解説していきます。

また、似ていて紛らわしい「日食」についても、英語で何と言うか、そもそもどんな現象なのかを、詳しく解説していきます。

英語で月食を何て言うかだけでなく、そもそもどんな天体現象なのか知りたい人も、ぜひ参考にしてください。

それでは、早速始めていきましょう!

「月食」は英語で何て言う?

「月食」は英語で “lunar eclipse” と言います。発音記号は【ˈluː.nər ɪˈklɪps】で、カタカナだと「ルーナ―イクリプス」です。

ここで使われている lunar は「月の」という意味を表す形容詞です。もともとは月の女神である Luna(ルナ)から来ています。なお、lunar を使わずに “eclipse of the moon” と言うこともあります。

また、eclipse はラテン語で「姿を消す」という意味を表していて、現代英語では月食や日食などの天文現象にしか使われない少々マニアックな単語です。このように、英語では専門用語はラテン語をそのまま使用するケースが多々あります。

Aさん
Hey, have you ever seen a lunar eclipse?
訳)ねえ、月食って見たことある?
Bさん
No, I’ve never seen one before.
訳)いや、今まで一度も見たことないなー。

 

そもそも「月食」ってどんな現象?

月食とは、地球が太陽と月の間に入った結果、月が地球の影に入ってしまい、一部または全部が見えなくなる現象です。その際、それぞれの天体の位置関係は「太陽→地球→月」の順になっています。

私たちが普段見ている月は明るいですが、あれは月自体が発光しているわけではなく、太陽の光を反射しているに過ぎません。そのため、太陽と月の間に地球が入ってしまうと、地球が邪魔になって太陽光が月に届きにくくなり、部分的に暗く見えるようになります。これが「月食」の正体です。

Aさん
A lunar eclipse is a celestial phenomenon in which the Earth passes between the Sun and the Moon, causing part or all of the Moon to be obscured from view.
訳)月食とは、地球が太陽と月の間に入り、月の一部または全部が見えなくなる天体現象です。

「月食」と「月蝕」は違う?

月食を月蝕と表記することもありますが、どちらの場合も意味は同じです。

本来は「蝕」が正しかったものの、英語の eclipse と同様にマニアックで常用されない漢字だったため、日常的に使う「食」に置き換えられたものと考えられます。

「皆既月食」は英語で何て言う?

「皆既月食」は英語で “total lunar eclipse” と言います。月全体が地球の影に完全に入ってしまう現象なので、「全体」を表す “total(トータル)” が添えられています。

皆既月食は、月全体が地球の影に覆われるので、月が完全に見えなくなると思われがちですが、実際は月が真っ赤に見えます。これは、太陽光が月の大気を通過する際に、赤い光以外をブロックしてしまうからです。その結果、月には赤色光だけが届き、真っ赤で幻想的に見えるのです。

ちなみに、皆既月食の反対語である「部分月食」を英語で表現する場合は “partial lunar eclipse” が使われます。

Aさん
The next total lunar eclipse is in two years. Shall we go see it together?
訳)次の皆既月食は2年後だって。一緒に見に行かない?
Bさん
Sure, it’s a promise!
訳)もちろん。約束だよ!

 

「日食」は英語で何て言う?

「日食」は英語で何て言う?

「日食」は英語で “solar eclipse” と言います。発音記号は【ˈsoʊ.lər ɪˈklɪps】で、カタカナだと「ソーラーイクリプス」となります。

ここで使われている solar は、太陽を意味するラテン語 “solaris” から来ています。日本語でも「ソーラーパネル」や「ソーラー発電」などと、カタカナ英語として定着しているので、聞き馴染みのある方が多いでしょう。

なお、月食を eclipse of the moon と言ったのと同じ理屈で、日食を “eclipse of the sun” と言う場合もあります。

Aさん
In Japan, lunar eclipses are considered rarer because they are more difficult to observe compared to solar eclipses.
訳)日本では、日食より月食の方が観測しにくいため、よりレアだとされています。

そもそも「日食」ってどんな現象?

日食とは、月が太陽と地球の間に入った結果、まるで太陽が月に食べられてしまったかのように、一部や全体が見えなくなってしまう現象です。このとき、それぞれの天体の位置関係は「太陽→月→地球」の順になっています。

日食と月食は、どちらがどちらかわからなくなってしまいがちですが、「食」を「食べられる」、つまり「見えなくなる」と捉えると覚えやすくなります。

たとえば「月食」なら「月が食べられる」ので「月が見えなくなる」、「日食」なら「日(太陽)が食べられる」ので「日(太陽)が見えなくなる」現象といった具合です。

Aさん
A solar eclipse is a celestial phenomenon in which the Moon passes between the Sun and the Earth, causing the Sun to be partially or completely obscured from view.
訳)日食とは、月が太陽と地球の間に入り、太陽の一部または全体が見えなくなる天体現象です。

「皆既日食」は英語で何て言う?

月によって太陽が完全に隠される「皆既日食」は、英語で “total solar eclipse” と言います。理屈は先述の皆既月食の場合と同じです。

皆既日食の場合、月で太陽の光が遮られますが、真っ暗というわけではありません。月の裏側に太陽光が反射するため、まるで後光が差していかのように、真っ黒な月の周囲が明るく輝きます。

なお、地球と太陽の距離が遠いときに皆既日食が起こると、月の外周から太陽光が漏れることで、まるで光の環のように見えます。このような日食は「金環日食(annular solar eclipse)」と呼ばれています。

Aさん
In Japan, lunar eclipses are considered rarer than solar eclipses, but when it comes to total eclipses, the rarity reverses.
訳)日本では日食より月食が珍しいけど、皆既食となるとレア度が逆転するんだ。
Bさん
They say you can see a total lunar eclipse once every few years, but a total solar eclipse is said to occur only once every few decades.
訳)皆既月食は数年に1回見れるけど、皆既月食は数十年に1回と言われてるよ。

まとめ

まとめ

今回は「月食」を英語で何と言うかについて、詳しく確認してきました。

「月食」は英語で “lunar eclipse” と言い、月全体が地球の影に入る「皆既月食」は “total lunar eclipse” と言います。

また、「日食」の場合も、同様に eclipse を使って “solar eclipse” と言い、太陽全体が月に隠れる「皆既日食」は “total solar eclipse” と言います。

月食や日食が珍しいのは、万国共通の価値観です。今回ご紹介したことを参考に、英語でもこれらの天体現象を表現し、機会が来たら皆で空を見上げてみるとよいでしょう。

それでは、これからも楽しい英語学習を。

Let’s enjoy!!

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