今回は「強制って英語でなんていうの?」をテーマに、強制の意味や強制という言葉が使われる場面、そして強制を表す英語を解説します。

さらに、記事の後半では、強制を表す英語を使った英語例文も併せて紹介するので、ぜひ参考にしてください。

「強制」ってどういう意味?

強制は、特定の行動や規則などを、ほかの人に対して無理に実行させること意味する言葉です。具体的には、個人の意志や選択に関係なく、ある行動を強制的に行わせること、またはある規則や法律を守るために法的な権限を行使することを指します。

「強制」ってどんなシーンで使われる?

強制という言葉はさまざまなシーンや文脈で使われます。

以下は「強制」が使われる代表的な場面です。

【法律と規制】

政府や法的機関が法律や規制を通じて、特定の行動や規則の遵守を強制する場面で使用されることがあります。たとえば、速度制限の強制、税金の強制、著作権の強制などが挙げられるでしょう。

【教育】

学校や教育機関が学生に対して、特定のカリキュラムやルールを強制する場面でも、強制という言葉が使われるケースがあります。たとえあ、出席の強制、学則の強制、試験の受験の強制などが考えられるでしょう。

【労働】

雇用主が労働者に対して、特定の労働条件や安全基準の遵守を強制する場面も、強制という言葉を使います。たとえば、労働法の遵守の強制、安全装置の使用の強制などがあるでしょう。

【社会的なコントロール】

社会や文化が特定の行動や慣習を個人や集団に対して強制する場面でも、強制という言葉が使われるでしょう。たとえば、宗教的な規則の強制、道徳的な規範の強制などが想定されます。

【セキュリティと防犯】

セキュリティ機関や警察が法と秩序を維持するために、法律の遵守を市民に対して強制する場面でも、強制という言葉が使われます。たとえば、カーブキューフューの強制、警察のパトロールによる法の強制などが挙げられるでしょう。

【健康と安全】

健康機関や公衆衛生当局が、公衆の健康と安全を保護するために、特定の規則やガイドラインの遵守を強制する場面も、強制という言葉を使うことがあるでしょう。たとえば、ワクチンの接種の強制、食品安全基準の強制などが考えられます。

以上のように、さまざまなシーンで強制という言葉が使用されており、法律、規則を従わせるために行われる行為やプロセスを指す言葉として使われていることがわかるでしょう。

「強制」は英語でなんていうの?

「強制」は英語でなんていうの?

ここでは、強制を表す英語の中から、代表的な3つの英単語を詳しく見ていきましょう。

force

強制を表す英語表現のひとつとして挙げられるのが、”force”です。”force”は「強いる」「力」「駆り立てる」といった意味があり、さまざまなシーンで使用します。

(例文)
They forced her to tell the truth.
彼らは彼女に真実を話させた(話すように強要した)。

I was forced to do this.
私はこれをするように強制させられました。

mandatory

“force”のほかに、”mandatory”という英語を使うことも少なくありません。“mandatory”には、「強制的な」「義務的な」「必須の」といった意味があり、どちらかというと「義務」のニュアンスが強い印象があります。

なお、“force”と同様に、”mandatory”も日常会話やビジネスシーンなどで、よく使う英語なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう

(例文)
It is not mandatory.
それは、義務ではありません。

Is attendance mandatory?
出席は強制ですか。

compulsory

次に、”compulsory”を見ていきましょう。” compulsory”には、「強制する」のほかに、「義務的な」「必修の」といった意味があります。

「必修」というニュアンスで使われることが多く、教育現場などで度々使用されています。

(例文)
Mathematics is a compulsory subject.
数学は必修科目です。

Is there a compulsory education in Japan?
日本には、義務教育はありますか。

“force”は強制感が強く、無理やりというニュアンスが強いのに対し、”mandatory”や”compulsory”は義務的な要素が強いです。こういった微妙なニュアンスを理解しておくことで、より正確な英会話ができるでしょう。

「強制」にまつわる英語

ここでは、強制にまつわる英語を見ていきましょう。

  • Forced : ある行動や状況が個人や団体に対して強制的に課せられたことを指す形容詞
    たとえば、”forced labor”(強制労働)や “forced evacuation”(避難の強制)などがあります。
  • Enforce: 法律や規則を実行し、遵守させるための行為を指す動詞
    たとえば、”The police enforce traffic laws”(警察は交通法を施行する)などがあります。
  • Obligate: 個人や団体に対して、何かを行うことを法的に義務づける行為を指す動詞
    たとえば、”The contract obligates them to complete the project”(契約は彼らにプロジェクトを完了する義務を課します)などがあります。
  • Coercion: 個人や団体に対して無理に何かを行わせるための圧力や強制を指す名詞
    たとえば、”The confession was obtained through coercion”(その自白は強制的に得られたものである)などがあります。

「強制」を表す英語を使った例文集

「強制」を表す英語を使った例文集

ここでは、強制を表す英語を使った例文と、その日本語訳を見ていきましょう。

Aさん
“Did you hear about the forced evacuation due to the approaching hurricane?”
ハリケーンが近づいていることにより、強制避難がなされることについて聞きましたか?
Bさん
“Yes, it was necessary to ensure people’s safety.”
はい。人々の安全を確保するために必要でしたね。

 

Aさん
“Is taking this course compulsory for all students?”
すべての学生が、このコースを受けなければなりませんか?
Bさん
“Yes, it’s part of the compulsory curriculum.”
はい。必修科目のひとつなので、受ける必要があります。

 

Aさん
“How does the government plan to enforce the new smoking regulations?”
政府は新しい喫煙規制を取り締まる予定ですか?
Bさん
“They will conduct regular inspections and impose fines for violations.”
定期的に調査をおこない、違反に対しては罰金を科します。

 

Aさん
“Is wearing a helmet mandatory for cyclists in this city?”
この街では、自転車を乗るときにヘルメットの着用が義務になっていますか?
Bさん
“Yes, it’s mandatory for safety reasons.”
はい。安全のためにヘルメットを着用しなければなりません。

 

Aさん
“The contract obligates the company to deliver the goods by the specified date.”
この契約書によると、指定日までに商品を納品することが義務づけられています。
Bさん
“Failure to do so will result in penalties.”
もし、それが守れなければ、罰金が科されます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「強制」をテーマに、強制の意味や英語表現などについて解説しました。さらに、記事の後半では、強制を表す英語を使った例文に加え、日本語訳を紹介しました。

「強制」という言葉は、日常会話に加え、さまざまなシーンで使用されます。TOEICや英語検定などの英語の試験でも、たびたび出てくる英語なので、ぜひこの機会に覚えておきましょう。