美味しいものを少しづつ、色々食べられる食べ歩きって楽しいですね!

ところで、食べ歩きとは英語でどのように表現するのでしょう?また、外国に食べ歩きの文化はあるのでしょうか?

この記事では、英語「食べ歩き」について様々な表現を紹介します。食べることが好きな方必読、外国人と食べ歩きしたら会話も弾むかもしれませんね。

「食べ歩き」の英語表現を紹介

「食べる+歩く」が組み合った言葉が「食べ歩き」です。食べ歩きって、楽しいですね!
歩きながら、美味しいものをあちこちで食べてまわることは友達や家族ですると最高ですし、地方に遊びに行って、その場所ならではの食文化を楽しむときに、食べ歩きならコストもそれほどかかりませんね。

食べ歩きの英語food crawl

人気のグルメスポットから、ローカルな商店街、またはお祭りなどで多くの人が楽しむのが食べ歩きです。わざわざお店に入らずに、店先で買ってすぐ食べられる気軽さ、ワイワイおしゃべりしながら次のお店を選ぶ、複数の味を楽しめる醍醐味があります。

この「食べ歩き」を表す英語表現には「food crawl」というものがあります。
crawl(クロール)の意味を確認すると、赤ちゃんのハイハイするであったり、ノロノロ進む・ゆっくり過ぎると行ったものがあります。また、水泳でクロールといえばfront crawlと表現します。
食べ歩きをするときは、食べながら喋りながらゆっくり歩くのでcrawlのイメージがぴったりですね。

food crawlを例文で使ってみよう

food crawlは友達などとする、カジュアルな食べ歩きになります。
それでは、実際に食べ歩きfood crawlの使い方を具体的に紹介しましょう。

Aさん
I got a food crawl map in downtown. Why don’t we plan to go this weekend?
訳)下町の食べ歩きマップを手に入れたの。今週末に行く予定を立てない?

a food crawl map=食べ歩きマップ
美味しいものを見逃さないためにも(笑)、地元が作った地図などあると便利です。ぜひ、外国人を気軽な食べ歩きに誘ってみたいですね!

Aさん
There are good things about a food crawl, such as tasting freshly made foods and also lots of food little by little.
訳)作りたての食べ物を味わったり、たくさんの食べ物を少しづつ味わうなど、食べ歩きの良さがあります。

freshly made foods=作りたての食べ物

レストランに座ってゆったりいただく食事も嬉しいですが、いろいろなものを少しづつ(little by little)というのがやはり食べ歩きの魅力ではないでしょうか?

「食べ歩きした」と言うときの英語フレーズ

「ついこの前の日曜も、浅草で食べ歩きしてきたんだよ」
こんな日常会話がサラりとできるようになりたいですね。

では、どのように「食べ歩きした」を表現するのでしょう?

eating whilst walkingのフレーズ

「食べ歩きした」に使えるeating whilst walkingというフレーズを会話例で紹介します。

Aさん
Hi, how was your weekend?
訳)こんにちは、週末はどうだった?
Bさん
Hi, it was great. I’ve been to Togishi Ginza Shopping Street last Saturday. My friend and I did some eating whilst walking.
訳)どうも、すごく良かったよ。先週の土曜、戸越銀座商店街に行ったんだ。友達と食べ歩きしたの。
Aさん
Sounds good. I just remembered that I’ve done eating whilst walking in Yanaka Ginza Shopping Street!
訳)いいね~ 谷中銀座商店街で食べ歩きしたの思い出したよ。
Bさん
If you like a food crawl, let’s go together next time!
訳)食べ歩きが好きなら、今度に一緒に行こうよ!

「歩きながら食べないで!」と言うときの英語

「歩きながら食べないで!」と言うときの英語

一緒にいる子どもが何かを食べているのに歩き回ることがあります。子どもに対して「歩きながら食べないで!」と言うときのフレーズも知りたいですね。

「歩きながら食べないで!」の英語フレーズ

ここでは、母と子どもの会話で「歩きながら食べないで!」を使ってみます。母親はキッチンで晩ごはんを作っていたものの、ふっと子供のことが気になり顔を上げると、、、

Aさん
Saki chan, don’t eat your snack while you are walking.
訳)サキちゃん、歩きながらおやつを食べないで。
Bさん
Why?
訳)なんで?
Aさん
Because it’s bad manners. Please sit down.
訳)お行儀が悪いからよ。座りなさい。
Bさん
Ok, mum.
訳)わかったよ、お母さん。

「don’t eat your snack while you are walking.」のフレーズが”歩きながら(おやつを)食べないで”になっていますね。
Why?で聞かれたらBecauseで始まる英文にすること、it’s bad mannerで”お行儀が悪い”と説明しているところなどもあわせて押さえてください。

「趣味は食べ歩きです」と言うときの英語

食べることが大好きで食べ歩きが趣味という人がいます。このような人は、都度テーマを決めて食べ歩きをするかもしれません。

「趣味は食べ歩きです」の英語フレーズ

それでは、こちらも会話例で「趣味は食べ歩きです」を具体的にみてみましょう。

Aさん
Hello, nice to meet you.
訳)こんにちは、初めまして。
Bさん
Hi, nice to meet you too.
訳)こんにちは、初めまして。
Aさん
It’s a nice day, isn’t it? I like to go to parks and relax. How about you? What’s your hobby?
訳)良い日ですよね。私は公園へ行ってリラックスするの好きなんです。あなたは?趣味はなんですか?
Bさん
Relaxing in parks is great. My hobby is eating around.
訳)公園でくつろぐのって最高ですね。私の趣味は食べ歩きなんです。

最後の英文で出てきたMy hobby is eating around.が「趣味は食べ歩きです」に当たるフレーズです。
先に出てきたfood crawlをeating aroundに置き換えることもできます。

「食べ歩きツアー」の英語表現を紹介

特定の街または地域を対象に巡りながら食文化を体験するツアーがあります。

このようなツアーを「食べ歩きツアー」と呼び、英語では以下のようなフレーズで表します。

  • food tour
  • food tour and tasting
  • culinary tour

food tour・food tour and tasting・culinary tour

フードツーリズムという言葉があり、美食ツーリズム(グルメツーリズム)やグルメツーリズムとも呼ばれます。
これらの一環で食べ歩きツアーがあります。

3つのフレーズのなかにあるculinaryがあまり馴染みがないかもしれませんね。culinaryは「料理の・台所の」という意味を持っています。

Aさん
I joined the London food tour and explored the back streets.
訳)ロンドン食べ歩きツアーに参加し、裏通りを散策してきました。
Aさん
Ramen food tours are so popular amongst foreign tourists.
訳)外国人観光客にラーメン食べ歩きツアーは大人気だ。

「食べ歩き禁止」の英語表現を紹介

「趣味は食べ歩きです」と言うときの英語

美味しくて楽しい食べ歩きに対し、歩き喰いといったマナーに反しているような行為もあります。
例えば、日本でもっとも古い商店街のひとつである浅草の仲見世。浅草寺への参拝客、外国人観光客でいつも賑わっています。この仲見世では、食べ歩きが禁止されています。食べ物を持ったまま、他のお店に入ると商品が汚れてしまうことがあり、こういった被害を防ぐためです。

「食べ歩き禁止」の英語フレーズ

仲見世のような観光地とも言える場所で「食べ歩き禁止」です。この辺を外国人に説明できるようにしておきたいですね。

禁止は英語でinhibitionやprohibitionといった単語がありますが、英語は難しい言葉を使わずに表現することがよくあります。

食べ歩き禁止の英語フレーズは、以下のようにNoで始まる形で表します。

Aさん
No eating while you are walking in this area.
訳)このエリアでは歩きながらの飲食は禁止です。

これなら、知らないで食べ歩きをしている外国人にもそっとアドバイスしてあげられますね。そんなときにはExcuse me, you might not know but…(すみません、ご存知ないかもしれませんが)のような声がけがあっても良いですね。

海外での食べ歩き文化はあるのか

海外での食べ歩き文化はあるのか

最後に、海外で食べ歩きの文化はあるのかについて考えましょう。
夏にはサマーフェスティバル、クリスマスにはクリスマスマーケットのようなお祭りがあり、ストール(日本で言う屋台)が賑やかに出店します。そういった場所では特に子どもを中心に、食べ歩きをする人がいます。
しかし、逆に言えば特別な場所でなければ食べ歩きをすることはほとんどありません。
一方で、London food tourのような食べ歩きツアーは存在します。

外国にはストリートフードと呼ばれる食べ物があります。
こちらはマーケットで屋台を出して売るスタイル、そしてそこで売られる食べ物です。筆者が住むイギリスのストリートフード代表はピザ、インドカレー、ファラフェル、パッタイ、ジャークチキンなどでしょう。
買ったものは食べ歩きというよりも、お店の前で立ったまま食べたり、屋台の前にあるテーブルに座って食べるのが一般的と言えそうです。

まとめ

食べ歩きにまつわる英語として、food crawl、eating whilst walking、food tour、また海外で食べ歩きの文化についても紹介しました。
外国に行ったらその国の定番食べ物にトライしたいですね。行き先のマナーを事前にチェックしておくこともおすすめします。